好きなことで生きていくしかない世界@「働き方2.0vs4.0 不条理な会社人生から自由になれる」を読んで
今回は、橘玲(著)の
【働き方2.0vs4.0 不条理な会社人生から自由になれる】を読んだので
印象に残った点をついてつらつら書きました!
働き方「2.0」「4.0」とは? 働き方の定義
著者は働き方を以下の様に定義しています。
日本は戦後から続く「働き方1.0」から、安倍政権での働き方改革を通じて、「働き方2.0」へアップデートさせる動きがありました。
会社帰属が高い日本人・独立する外国人
著者は日本の身分制社会や会社の形態について疑問を投じています。
世界全体としてリベラル(自由)な風潮がある中で、日本の不平等性を問題視しており、戸籍制度(イエ単位)での社会保障は立ち行かなくなるでしょう。
会社も「イエ」の構成員である正社員を守るために存在することから、年齢差別(年功序列)や男女差別が残っています。
また、会社が従業員をコントロールできるため、奴隷労働(サービス残業)を強いられるケースもあるでしょう。
これは、日本人が会社に雇用されている(自分でコントロールできない)形態と、海外のプロジェクト単位や職種によってキャリアを歩む(自分でコントロールできる・している)差が表れている結果となります。
さらにスペインやネットフリックスの例を出して、
「お金を払ってでも会社の利益にならない人には辞めてもらう」海外の実情から、会社が従業員を守るか、自分で自分の身を守る違いもあります。
これが働き方1.0(日本)と2.0・3.0・4.0(海外)の違いを顕著に示しています。
まさに自分の仕事を「会社名」で答える日本と、「職種・職業」で答える海外との差ではないでしょうか。
人生100年時代を生き抜く方法
ひとことで言うと「生涯学習をする」となります。
つまり、インターネットの普及やAIの進化により、あらゆる知識が瞬時に手にすることができ、活用できるようになりました。
このようなテクノロジーを手にした人類が学ばなかったり、やってもできないようであると、これからの時代の社会契約に違反したこととなります。
そして、自己責任で社会の最底辺に突き落とされる時代になるのです。
この時代こそが「好きなことで生きていく」しかない残酷な世界です。
つまり、自分の好きなこと、得意なことをマネタイズして生きていくしかないのです。
100年時代を生き抜くための方法として著者はいくつかの方法を示しています。
①人的資本を大きくする ②人的資本を長く運用する ③世帯内の人的資本を増やす
自分の専門性を高めてスペシャリストになる
フリーエージェントとして「どこでも誰とでも働ける」能力を身に付ける
会社の資源に頼るのではなく、知識や人脈を惜しげもなく共有できる経験やキャリアを身に付ける
フリーエージェントとして「どこでも誰とでも働ける」というのは、ノマドのような働き方も含まれると思いますが、主に専門性を身に着け、プロジェクト単位で仕事をする働き方を示唆していると考えます。
自分の専門性とは? 専門性と旅の繋がり
大企業では「ジョブ型採用」が一般化しており、日本企業もゼネラリストよりスペシャリスト人材を重宝する動きがでています。
自分が21卒で就活していた際も、いくつかの大企業はジョブ型採用をしていました。
当時は理系職に多かった印象ですが、学生時代から専門性を身に付ける必要性は年々高まっています。
僕は、その専門性がありませんし、どのようなキャリアを歩むかも定めることができていません。
前職は、「専門商社」「製造業(機械・工具)」「営業」に関わりました。しかし、働く中で
「20代前半で人生100年時代のファーストキャリアの上記専門性を追求するのは早すぎるのでは?」
と考えるようになりました。
「本当にそれが自分に向いているのか?」
「そもそも自分の好きなこと、やりたいことはこれなのか?」
第二新卒とも呼ばれる新卒3年目の今、あらためて様々なキャリアを知り、自分が今後フォーカスする専門性を検討するため、会社を退職し旅をする決断をしました。
つまり、人生100年生きる僕の戦略として、この世界一周があるのです。
みなさんのキャリアプランはどう考えていますでしょうか?
ひとりでも多くの人がキャリアを考える上で、僕の世界一周が一助となるような旅をしてきます。
一緒に100年時代のキャリアを考えましょう!