Developers Boost 2023 参加レポート
※この記事はZennで公開していたidea記事をnoteへ移植したものです※
この度翔泳社・CodeZine 編集部様主催の『Developers Boost 2023 U30 エンジニアの登竜門』に参加してきました。
余談ですがエンジニアのオフラインイベントに参加するのはこのイベントが初めてでした。
YAPC や PHPerKaigi を見るに、オフラインイベントの場合はどうやらイベントレポを書いてようやく参加完了という(良い)文化があるようなので、筆を取った次第です。
前日譚
ちなみに自分は本イベントノ前夜祭『若手エンジニアが語る技術への挑戦とキャリア戦略 CodeZine Night #2』に登壇させていただいていました。
その時の登壇資料はこちらとなっております。
イベント直前
さて、当日はエンジニアとしてイベントに参加するためだけに会場へ向かったかというと…そうではありませんでした。
会場が東京のコングレスクエア日本橋ということで、まず最初に考えたのが「アキバ寄れるやん!」ということでした。
というわけで到着を受付開始の 1 時間半前に設定し、新幹線を降りるや否や山手線へ直行。
秋葉原に降り立ちました。
旅行オタクに隙を与えるとすぐに観光し始めます。ましてやオタ活がかかってるとなればなおのこと。
向かった先は、この記事を書いている 2023 年 7 月 1 日現在絶賛放映中の『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』とコラボ中の豚野郎ラーメン秋葉原店。
関西には豚野郎ラーメンさんの店舗がないので、今回のイベントは僥倖でした。
一応ラーメン好きとして味の感想を言っておくと、今回の限定メニュー『青春豚野郎ラーメン』は鶏ガラと煮干しベースのスープにゆず・玉ねぎ・背脂に太麺を合わせたものです。
豚野郎ラーメンさんの太麺と背脂を使いつつも、青春ブタ野郎のストーリーのように爽やかな風味を感じられる素晴らしい仕上がりでした。
なお、ラーメンを食べた後時間がギリギリになって秋葉原駅までダッシュする羽目になる模様。
会場入り
なんとか開場直後に現着し、スムーズに受付を終えることができました。
開場入り口に設置されたパネルを記念撮影するくらいの余裕があったようです。
余談ですが…
この写真を見て後から気づいたのですが、やっぱりプラチナスポンサーであるほどちゃんと見切れずに写真に載る位置にくるんだなぁと思いました。
一応良識ある社会人(自称)なので、このイベントのスポンサー様をちゃんと載せ直しておきます。
そして本題の会場ですが、2 枚のプロジェクターの間に登壇者が立って話すスタイルでした。
キャパは 100 人くらいだと思います。
セッション
どれも素晴らしい内容でしたが、特に自分に刺さった内容を書いておきます。
激動の時代を生き抜くためにU30が身に着けるべきソフトスキル
まずは、株式会社 AppBrew) 深澤 雄太さんの登壇内容。
AtCoder 黄色と暖色コーダーでバリバリのエンジニアながら代表取締役をされているのがまずすごいです。
登壇内容の主旨(かなり端折ってます)としては、
ChatGPT が台頭してきたこともあり、ただコードを書くだけのエンジニアは通用しなくなってくる(ただし、私たちはやはり継続して勉強はしないとダメ)
これからの時代はテクニカル・ヒューマン・マネジメント・コンセプチュアルといった 4 つのスキルにバランス良く投資して組み替え可能な状態を目指す方がよさそう
活躍しているエンジニアは技術力もすごいがヒューマンスキルも高い
課題認識 → 解決策提示 → 関係者調整 → 実行を担えるかどうか。その過程で技術力が必要となる
自分のやりたいことや自分の能力を知ってもらうのは二の次で、まずは自分が相手のコンテキストにおいてメリットになることを伝えることが大切
相手のロジックやコンテキストの中で「こうしたほうが得」ということを伝えることが大切
相手のコンテキストのなかで成果を出していれば、自分の能力に還元されていきやがてやりたいことができるようになる
という内容でした。
このお話の中で自分が一番共感できた部分が『自分のやりたいことや自分の能力を知ってもらうのは二の次で、まずは自分が相手のコンテキストにおいてメリットになることを伝えることが大切』というところでした。
私は、U30 というまだまだ未熟な状態のなかで、自分の我を出したところで組織としての成果があがるとは考えにくいと思っています。
中には私とは違って超超超優秀で、やりたいこと・自分の能力を如何なく誇示していくことで成果を上げて FIRE に近づいているような 20 代もいますが、そんな人材は一握りしかいないです。
(だって、その方法に再現性があるのならとっくにみんなお金持ちになってるはずじゃないですか)
なので、まずは相手のコンテキストにおいて『自分が役に立てることはなにか?』を考えながら淡々と仕事をこなしていくくらいでいいんじゃないかと思っています。
これは以下の記事でも紹介した、『「会社がしんどい」をなくす本 いやなストレスに負けず心地よく働く処方箋』にも書かれていることでした。
今後のキャリアパス、どう描く? 20 代を振り返ってみてわかる、30 代を意識したキャリア戦略
お次は、サイボウズ株式会社) 向井 咲人さんの登壇内容。
向井さんは Zenn のトレンドでもよくお見かけするので、お名前だけ存じていました。
健康が一番大事
キャリアに途切れはない。一度違うことをしたからといって、前のキャリアがなくなるわけではない
スキルで選択肢の手札を増やす
勉強会やカンファレンスへの参加・登壇
アウトプットして自分の分身を作る
『健康が一番大事』にめちゃくちゃ共感できました。
体調が微妙なまま働いて、低パフォーマンスかつ最終的に休む人より安定して一定のパフォーマンスを出せるということの方がマネージャーからしてもありがたい存在な気がしますよね。だって計算できるので…
あと、『キャリアはスキルを点と点で繋いだ集合体』というのもすごく刺さりました。
最初の深澤さんも同様の話をされていて、「振り返ってみれば自分独自のキャリアになる」という結論に至ってるのがおもしろいなと思いました。
先人たちが皆口を揃えてそうお話されているということは、これはある種の真理なんだろうなと。
なので健康を大事に、毎日チームメンバーを楽にできるように仕事をこなしていこうと思いました(笑)
懇親会
セッションのあとには懇親会もありました。
とても美味なお料理くわえて、アルコールドリンクまで用意されており「こ、これがオフラインイベントの懇親会か…」となりました。
また懇親会の場では積極的に交流できるような場が設けられており、皆さん活発にお話しされている様子でした。
おわりに
初めてのオフラインイベントの参加でしたが、とても楽しむことができました。
セッション内容もそうですが、セッション間の休憩時間や懇親会での他社の方との交流はとても刺激になりました!
Twitter 上では認知していた、うーたんさん、ことみんさんと生で会えたのがとても嬉しかったです。
またその場で blesing software KANSAI のイベントに参加申し込みしてくださったyamashitaさんも本当にありがとうございます。
そしてイベント主催者の鍋島さんにも直接お会いしてご挨拶が出来たのでよかったです。運営本当にお疲れ様でした!
後悔があるとすれば sakito さんにはご挨拶できたものの、深澤さんにご挨拶できなかったこと…いつかリベンジします。
また来年もぜひ参加したいですが、差し当たってはデブサミ関西ですね 🎉
自分が運営しているコミュニティで、前夜祭をやろうかと考えています。
興味おありの方は是非👍