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TOEIC860点を取って、実感した3つのメリット(社会人編)

改定履歴
①2019年1月23日
 メリットの改定(フランス出張反映)
②2019年2月  7日
 勉強資料を追加
②2019年8月12日
 人気記事のリンクを追加

はじめに

「TOEIC取得後、どんなメリットがありましたか」

勉強会やSNSで一番多い質問である。

関心がそれだけあるということなので、記事にまとめることにした。
特に、社会人の方に役立つよう、詳細に書き上げた。
トータル約3000文字なので、ボリュームがある。

「一流企業の中での歯車でしかない自分がどのように流れたか」が伝わるよう、長めの内容になっている。

時間がある時に読んでほしい。

海外業務に関心があれば、自分のようにTOEICを頑張って頂きたい。

勉強資料も掲載したので、活用頂ければと思う。

【本記事の目次】
・資格を持って変わること
・TOEIC860点を取得後、何を得たのか
・TOEICメリット①
「転職せず、仕事内容を変えられる」
・TOEICメリット②
「海外出張で海外生活を満喫できる」
・TOEICメリット③
「自分の価値を高めることができる」

資格を持って変わること

「資格は、大企業、歴史ある会社ほど大きな影響力を持つ」

この認識にズレはなかった。

結論から言うと
自分は出世コースというレールに途中から無理やり乗ることができた。

それよりも嬉しいのは
「好きな仕事を任せてもらえるようになったこと」

この素晴らしさは、社会人経験のある方であれば、理解できると思う。
天職など、なかなか見つかるものではないのだ。

仕事を続けていれば、それが天職になるなどという戯言で、ツライ仕事をさせられた経験を自分はしてきた。

TOEICという資格を取得してから、どう会社生活が変化したかを紹介していく。


参考程度だが、金銭面でも変化があった。
大企業には「資格取得奨励金制度」があることをご存じだろうか。

入社後、資格取得することで、数十万円どころか百万円貰えるといった制度である

一部上場企業であれば、大半がこの制度があるので貰っておこう。(年齢制限があるので注意だ)

TOEIC860点を取得後、何を得たのか

一流企業と言われる会社に務める中で、TOEIC860点取得後に「自分が得たメリット」を紹介する。

読み進めていくほど、大きなメリットになっている。

先にお伝えしておくが
一部上場企業でも「TOEIC高スコア取得者がいない」という企業もある。

それこそ、狙いどころである。
間違いなく、経営層に食い込むことができる。
(言うまでもないが、当然、通常の仕事ができること)

目立てるのだ。


それでは、本題に入る。

TOEICメリット①
「仕事内容が変わる」

TOEIC860点を取得し、上司に資格取得の旨を報告した。

その日のうちに、人事部に申告することになった。
人事部を訪れたのは初めてのことであった。

数ヶ月後、TOEIC900点を超えた報告をすることになり、再度、人事部を訪れた。

そして、その半年後、異動となった。


異動前の仕事

「激務に分類される仕事」をしていた。
主に現場業務のような仕事であり、寒さに凍えることもあったし、罵声が飛び交うような仕事場で戦う日々を過ごしていた。

始業前の早朝から上司の怒鳴り声が聞こえるなど、まさにブラック企業。

全ての業種を経験したわけではないので、断言はできない。
が、少なくても自分の業界は、一流企業ほど仕事の難易度が高かった。

下請けや関連会社は、契約上で仕事内容が明確にしてある。
つまり、迷わないのだ。
受注した内容と過去に行った実績を確認しておき、その通りにやるだけ。頭を使うこともない。

こうなると、発注側が圧倒的に大変。
契約からズレることなく、仕事を発注する難易度はものすごく高かった。

期限も短い上に、多くの案件を受け持つため、誰もがサービス残業をさせられる環境で、自分はもがいていた。

仕事内容に変化が現れる

ところが、ある日を境に海外業務に関連する仕事を任せられるようになった。

最初は、調べものをすることから始まった。
調べものは自宅で行うこともあったが、楽しかったので頑張って、翌日には回答するようにしていた。

次に、案内役を経験することになった。
主にエスコートと言われる仕事である。理系であれば、工場や現場に視察に来るお偉いさんを案内する役という仕事を経験することもある。

しかし、その時のエスコート相手は、他社の外国人の方であった。エスコート前日にDMM英会話を5時間以上して、浪費したことは言うまでもない。


続いて、会議に参加することになった。
調べものの紹介するといった簡単な脇役で発言することになった。

フォローがついていたので、特に大変なこともなく、とても恵まれている環境下であったと今考えると思う。


そして、遂に大きな仕事を任されることになる。異動だ。
異動前の職場での通常業務から完全に隔離される形となった。


決して、TOEICのスコアだけでこのメリットを得た訳ではないことを先に伝えておく。
仕事も頑張っていたということを認識しておいて欲しい。

しかし、TOEICの資格がなければ、自分なんかを誰も見てはくれなかっただろう。

大企業において、誰かにピックアップしてもらうためには何か必要だということを学んだ。

それが、希少価値の高いTOEICであったという話である。

TOEICメリット②
「海外出張で海外生活を経験」

英語ができる人間は、企業によってはかなり重宝してくれる

雑誌の一部を要約して記載する。
「今やTOYOTA系列の会社では、管理職の手前の役職ですらTOEICのスコアを取得することを要求される。」
「業務上、英語の能力も必要になるのかもしれないが「730点は頑張って取れるレベルであるので、そこまでは頑張りなさい」といった自己研鑽も兼ねているそうだ。」

図書館にある雑誌に掲載されていた。

読んでいた時は、他人事のように感じていた。
まぁ、TOYOTAだし、自分には関係ないだろう。

次の日の朝
上司「イギリスに出張に行ってこい」
自分「・・・っ!!(えぇ!!パスポートとかないぞ)」

イギリスに滞在する

結果として3週間、イギリスに滞在することができた。
もはや、海外で生活するなんて考えたこともなかったので異世界に転生された感覚であった。

最初の1週間は特別業務だった。
オックスフォードに語学留学することになった。


自分より下の世代の子たちと英語でゲームをしたりして、楽しかった。
が、「文字制限ありのしりとり」だけは嫌いだった。この「しりとり」って、もの凄い難易度高い。

そもそもゲームの紹介をしてくれた先生の英語が早すぎて、何をしているのかさっぱりわからなかったこともキツかったが。

途中でようやくルールに気付いたが、韓国の方と自分は必ず1巡目でアウトになっていた。


残りの1週間半は業務。
国内の仕事とあまり変わりはなかった。海外業務!などと謳う企業も多いが、そんなものである。
むしろ、海外だからといって、本質を変えてしまう企業の方が問題だろう。

「ミーティングや打ち合わせでは他国の方と議論することが多かった」という点では違いがあって新鮮だった。

海外生活での一番の収穫は「休日」

数日の休日を活かし、ロンドン、リバプール、マンチェスターを訪れ、サッカーの名所を巡り、最高の休日を過ごした。

昨年は、フランス出張もあり、有給を使い、クリスマスシーズンを過ごすことができた。

海外には、日本と同様、歴史があり、自分の持つ感覚を圧巻させられるような場所が存在する。

こういった場所に訪れることができたのは、大きな経験だった。

言葉で表現するのは難しいことだけれども、自分の中の何かは確実に変わる。

また、ずっと憧れていたゲームデザイナーさんが訪れた場所に行くこともできたのも嬉しかった。


社会人になり、仕事だけをこなしていくと、思考が凝り固まっていく。
特に、家庭を持つと、平日は仕事で土日は家族との時間。

実際、家族との時間はそんなに大きく変化させることは難しい。お金の制限もある。


変化を起こすなら、仕事の時間を狙おう。
チャンスは沢山ある。


「仕事を通して、非日常を経験する」

これが、海外出張で得た収穫だった。

メリット③
「自分の能力の幅が広がった」

まず、TOEICを学ぶことで、英語力を身に付けることができた。

さらに、仕事の内容が変わり、英語で調べものをする機会が増え、ルーティンワークが減り、クリエイティブな仕事が増えた。

スキルや能力という言葉があまり好きではないのだが、記事用に整理しておく。
これらは転職の場において、はっきりとアピールできるだろう。

「対話スキル」
「プレゼンスキル」
「問題解決能力」
「調査能力」
「資料をまとめる能力」
「英語力」

非日常を経験したおかげで、本当に多くのスキルが身に付いたと思う。

さらに、小さいメリットではあるが、親戚の集まりでも「挨拶して」といった急な無茶ぶりにも動じなくなった。

場数を踏むことで成長できたと感じている。

ルーティンワークが決して悪いわけではないが、英語を通して得た経験はとてつもなく大きいものであったという事実を伝えたい。

「TOEICより、英会話でしょ!!いやいや、ライティングだ!!」という議論は、twitter内でよく起こる。

正直、別にどっちでもいい。

ただ、誰もがわかりやすい形で、TOEICのスコアを取っておくべきだとは思う。

スコアがあると、得をすることが多すぎる。

そもそも英会話が得意な方は、TOEICも高スコアを取ることができる。

リスニング400点はないと、会話にならない。
リーディング300点として、700点ぐらいは取れるはず。

まとめ

以上、「TOEIC860点を取って、実感した3つのメリット」の記事となります。

現在、TOEIC勉強を頑張っている方、これから頑張ろうとしている方のやる気を高める記事であることを願っております。

目標スコアまでぜひとも頑張って頂きたいです。

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「TOEIC860点の理系社会人の転職先について」



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⇒忙しくて試験を何度も受験できない方に活用頂ければと思います。


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