ライブに行く初々しいツイートに胸を焦がす
僕は元々ドラマーとしてバンドマンを15歳から23歳までの月日を過ごし、笑えないくらい売れないバンドをやっていた
中2頃に友達とゲーセンに行きドラムマニアというドラムっぽい音ゲーをはじめ、15歳ぐらいの時はストレイテナー、アジカン、L'Arc〜en〜Ciel、レミオロメン、超飛行少年などのコピーをしたり
16歳の頃にはオリジナルのバンドを結成し、なんとなく始めた者がすごく大事なものになっていった
もう今では淡い、時には胸を痛めるような思い出があって、自分の純粋さと生真面目さを褒めたいと同時に、努力の仕方や音楽以外でも頑張ることを怠った自分へ苦言を呈したい
そんな悲しいほど売れないバンドをやっていた僕のバンドにもファンがいた
僕たちの音源をリリースしたら、リリースした日に買いに来てくれた
Twitterで告知をしたらいいねとリツイートをしてくれた
自分たちの演奏を写真を撮ってくれて、それをハッシュタグと一緒にアップしてくれた
すごく素敵な感想のメッセージと共に、ベーシストの誕生日にお菓子の包み紙みたいなのを渡してくれた
これ、凄い奇跡だと思うんです
BUMP OF CHICKENもRADWIMPSもサブスクやYouTubeのオススメで出てくるけど、僕たちの音楽はライブハウスにいったりスタジオに置いてあるデモテープやTwitterのリツイートぐらいでしか耳にすることはありません
でもみつけてくれたんです。僕たちを
30分という時間と1500円のチケットを握りしめて会いに来てくれた。ああ、凄い
こんな気持ちを何故、今思い出したかというと
僕が今、配信サイトで知り合った女の子のTwitterをみて
メッチャエモっっっっ!!!
って思ったからです
ーーー
「ライブ行くのに持ち物がわからない、、、」
うんうん。慣れてない人からしたらライブって緊張するよね
僕も人を誘う時、凄い楽しんで欲しくて案内だったりライブハウスの雰囲気をみてほしかった
元々僕もライブキッズ。ロックインジャパンでみたストレイテナーやサンボマスター、紫のショートパンツで出てきた木村カエラを僕は忘れもしない
登場した時点であがっちゃうの
体温が
「ライブが始まるまでの時間、みんなどうしてるんだろう」
わかる
なんか心細いよね
連れがいる人はコソコソ喋ったりするんだよね
ちなみに僕はTwitterでエゴサしてます
「なんか色んな人会って話してて私はそれ眺める人なの悲しい」
お前俺かよ!
この現象、友達とライブに行って楽しかったねぇ!から卒業して1人でもライブに参戦する時にあるあるなんですよ
特に学生バンドだとコミュニティなら出来上がっている時があって、疎外感を感じます
現役の駆け出しのバンドマンへ、一人でライブ見にきてる子に自分から話しかけに行ってあげてください!本当に嬉しいので!
僕は嬉しかったです。だから僕もきてくれた人に話しかけました
「余韻に浸りたいからプレイリスト作った」
これもあるあるですね。でも昔はサブスクってものがなかったからアルバムを一枚通して聞くんだよね
アーティストのblogを検索→セットリストをみる→MDでセットリストを作る猛者もいた
いい時代ですね
「〇〇のみんなストーリーみてくれて嬉しい」
うっひょおおおおおおwww
一言。おめでとう
SNSの時代凄い
僕が普通のリスナーだったら、あの時の僕もこんなんだったなぁ、ってなるんですけど
僕の場合は2パターンあって
リスナーからプレイヤーになった気持ち。つまり、観る側から誘う側の気持ち両方知っているんですね
友達のバンドを見に行った時のあの握りしめたチケット
自分達が渡した、あのチケット
自分が感動した体験を、自分達がリスナーに届ける側になった時のあの意識と体験は今でも心がふわふわします
もう一つ、胸を焦がした理由としては
僕はもう自分が素直に音楽が好きと言えなくなってしまったことです
きっと成功したり、やり切ることができたら好きだと胸を張れるでしょう
音楽と、両想いになれたでしょう
僕は今でも、片想いのままです
自分の好きなものを素直に好きと言えるアナタ
それは大事な感情なので、大切に持っていてください
ありがとうございました
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