T'S BAR 30夜 SUEDE
Suedo / SUEDO
スエードを知ったのは、30代の頃でした。
CDショップの視聴機で聴いた瞬間に気に入って、すぐに購入しました。
それ以来、CDは買うのですが、アーティスト情報を調べるわけでも映像を観るでもなく、ただ音楽だけで接してきたので、バンドのことはよく知りません。
こういうグラム・ロックな作りで、歪んだギターに妖艶なヴォーカル、激しさの中に現れる耽美的なメロディ、なんていうのに弱いのです。
日本でどれくらい人気があったのか、どんな評価をされているのか、今も知らないままですが、深くハマった人は一定数いたのではないかと思います。
今までスエードの名前を出して共感してくれた人は、ひとりだけでした。
もちろん、その人のことも好きになりました。
スエードが好きな人は、それだけで美しくて良い人です。そうに決まってます。
聴いていた時は、考えたことがなかったのですが、今になってみると、大好きな日本のグラム・ロック・バンド、マルコシアス・バンプとの類似性を感じます。
活動時期も、ほぼ一緒だったのですね。
寝る前に聴くのはどうかとも思いますが、聴くとしたら朝や昼よりも夜でしょう。
退廃的で、猥雑で、色気があって、危険な香りのする、イケナイ感じのバンドのデビューアルバムです。
余談ですが、ウチのCDラックでは、長い間、スエードのシングル盤とイエローモンキーのアルバムを並べてディスプレイしていました。
かっちょいい！