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T’s BAR 110夜 SPANDAU BALLET
True / SPANDAU BALLET
スパンダ―・バレエも、ニューロマンティックを代表するバンドでしょう。
前髪長めの短髪、スーツを着て、シンセサウンドをちりばめたダンスフロアで流せる音楽をバンドで演奏するスタイル。
80年代当時、ファッションは真似しました。
ヒューマンリーグなどのようなシンセ・バンドと違って、ABCやスパンダー・バレエはソウルやモータウンの雰囲気があり、ヴォーカルに色気があります。
今聴いても素直に良いと思えるのは、そうしたルーツ・ミュージックがベースにあるかならのかもしれません。
このアルバムは、ヒット曲「ゴールド」と「トゥルー」が収録された彼らの代表作で、名盤です。
まず、曲がどれもよくできています。ヒットシングル以外の曲も、全てクオリティが高いです。
演奏は小気味よく、出しゃばらず、しっかりと歌を盛り上げています。
特にギターがいいですし、コーラスも効いています。
失礼ながら、こんなにいいバンドだったかなぁと、驚いています。
改めて気に入りました。
正直に言えば、このアルバムを挟んだ前後を含めた3枚しか聴いたことが無いので、今回、再評価をきっかけに他のアルバムも聴いてみようかなと興味が湧きました。
ニューロマンティックとひとくくりにされていても、このジャンルはかなりいろいろなタイプのバンドがいたのだと再確認しています。
改めて聴くことで、自分は何が好きだったのか、今も好きなのはどういう音なのかが分かって、ちょっと楽しくなってきました。
今のところ、ABCとスパンダーバレエは好きですね。
この音楽が流行っていた40年前はあまり飲まなかった、白ワインなんかを飲みながら聴いています。