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142夜 Unfollow the Rules(The Paramour Session; Live) / RUFUS WAINRIGHT
ルーファス・ウェインライトを聴いたのは、2001年の「Poses」が最初でした。
CDショップの新譜コーナーに置かれた、モノクロ写真の横顔が美しいジャケットにまず引き寄せられ、試聴機から流れた歌声ですぐに好きになりました。
このアルバムは、2020年に出されたスタジオ・アルバムのライブ盤です。
曲順が違っていたり、追加された曲もありますが、全ての曲はアコースティックな楽器で演奏され、落ち着きのある歌を堪能できます。
デビュー・アルバムから今に至ってもずっと、ルーファス・ウェインライトの歌声は、変に情感を刺激しすぎず、すっと心に届くような不思議な響きがあります。
歌の説得力というか、声の魅力というか、派手さは無いのですが、曲の良さが引き立つようです。
2003年に出されたベスト盤に入っている「Hallelujah」(数多くある「ハレルヤ」カバーの中でも白眉です)や「Across The Univers」(映画「i am sam」で歌われていたやつですね)を聴くと、音楽家としてだけでなく、ヴォーカリストとしての魅力も確認していただけるでしょう。
このライブでは、デビューから四半世紀を迎えた彼のヴォーカリストとしての円熟を感じることができます。(円熟と言っても、私より年下・・・。)
初めての人よりも、ファン向けかもしれません。
いいな。。。心が洗われるようです。