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130夜 Ambient1:Music For Airport / BRIAN ENO

企業に所属するのを止めて、自宅で仕事をするようにした当初、通勤やタイムカードに縛られない働き方ができることを気に入っていました。
無駄な移動時間や会議などに煩わされたりせず、好きな時に好きなだけ仕事ができるのです。もともとワーカホリックなので、深夜でも早朝でも長時間休みなしでも仕事をし続けられるタイプです。仕事とプライベートの切り分けが無い生活は快適でした。
ただ、これは仕事があるときの話しです。
組織ではなく自分しか働いていないので、私の手が止まっていると収入は途絶えてしまいます。おまけに気持ちの切り替えが下手なので、常に不安に怯えてしまいます。
心の健康のためには、身体を悪くするくらい忙しいのがちょうどいいのですが、思うようにいかないこともあります。

音楽を聴きながら一杯飲んで、日付が変わる頃、さて今日はお終いにしよう、と思ってメールをチェックすると(しなければいいのに)、お仕事の連絡が入っていました。
もちろん明日やればいいのですが、気になって手を動かし始めてしまいます。
いやいや、もう飲んでるし、止めておこう。
でも、明日、すぐに作業できるように情報を揃えておこう。
などなど、気持ちが落ち着かない感じになったので、BGMを切り替えようと思って選んだのが、これでした。

Spotifyには、イーノ兄弟の新曲「Wanting To Believe(Oh Holy Night)」が上がっていましたが、こちらはちょっと退屈だったので飛ばし聴き。
(何で歌もののクリスマスソング?)

アンビエント系の音楽の中で、最も繰り返し聴いたアルバム。
私にとっては、これがアンビエント・ミュージックのモノサシというか基準というか、基本のき、なのです。

心を静めて、やっぱり明日できることは明日にします。