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T's BAR 70夜 CHEEP TRICK

Dream Police / CHEEP TRICK

普通に、ロック・バンドとしてカッコイイと思います。
曲はいいし、演奏もパワフルです。
超イケメンの二人とコミカルな印象の二人という不動の4人編成で、70年代後半から現在まで、ずっと衰えることのないロック・スピリッツを表してくれています。

彼らが誤解されてしまうのは、このビジュアルが狙って作られたっぽく見えてしまうところです。何か作為的なもの、作り物、まがい物っぽさを醸し出してしまっているのです。
でも、ちゃんと聴けばその音楽のクオリティの高さに惚れ惚れすることでしょう。
と言いつつ、どのアルバムがお薦めかというと、イケメン二人がジャケットの表にいるやつです。4枚ありますが、これらはどれも良いです。

この「ドリーム・ポリス」は、4人がジャケットに揃って写っているのですが、その中では良い出来で、しかも売れました。
ハードロックっぽさを抑えて、パワー・ポップとでも呼べそうなサウンドは、まさに産業ロックな感じです。

音楽もビジュアルも、自分たちの強みも弱みも、ユーザーのニーズも全部分かっていて、その上でやっているのでしょう。
したたかで、しなやかでカッコいい。
惚れてまうやろ、というバンドです。