「さむ活」って何?①
おはようございます。さむ活プロデューサーの山田志穗です。
突然ですが、2022年4月!
福井県あわら市のお寺、天王山安楽寺がお届けする
新感覚×非日常体験イベント「さむ活」がスタートします。
こちらのnoteではイベントのおすすめポイントや開催レポート、企画にあたっての裏話や素敵なゲストの紹介、安楽寺のマニアックな情報などなど……楽しいコンテンツを投稿していきます。興味のある方はお気軽にフォローしてくださいね!
さて、満を持してスタートした「さむ活」ですが、ほとんどの方は「さむ活」という言葉を聞いたことがないはず……それもそのはず。この言葉は天王山安楽寺の発案。完全オリジナル企画なのです。
そこで今回は「さむ活」って何?というところからお伝えしたいと思います。
さむ活の「さむ」って何?
さむ活の「さむ」は「作務」のこと。この言葉自体はあまり聞き慣れませんが、「作務衣」と聞くとなじみがある方も多いかも。作務衣はお寺でお坊さんが「作務」をするときに着る衣服です。今では室内着としても人気だったりしますよね。
ではその「作務」とはどんな活動のことを言うのでしょうか。
実は、作務はお寺でお坊さんが行う修行のひとつなんです。下座行ともいいます。その内容はいわゆるお寺の環境整備。境内の落ち葉を掃いたり、道具のススを落としたり、薪割や畑仕事をすることもあります。
仏さまがおられるお寺の空間や身の回りを心をこめて整えて、雑念を取り払う・・・そんな修行が作務です。
「さむ活」は修行なの?
作務がお坊さんの修行のひとつということは「さむ活」も修行・・・?
いえいえ大丈夫です。「さむ活」は作務の考え方を大切にしながら「わくわく」や「いやし」の体験をプラスした非日常体験イベントです。
お寺という非日常空間で、しかも安楽寺ならではのコンテンツを多数ご用意!今・この場所でしか味わえない特別な時間をお届けしていきます。
「さむ活」の〇〇〇効果
「さむ活」を語るうえで欠かせない大きな特徴が、そのリフレッシュ効果。秘密はもちろん「作務」にあります。
1)没頭して無心になることができる
日常生活の中で人はたくさんのことを考えています。疲れていたり悩みがあったりすると、頭の中はさらにいっぱいになりますよね・・・考えたくない!と思っても、意識的に無心になるのは難しい。
「作務」のほとんどは誰でもできる単純作業。内容に応じて手入れのコツやノウハウはあれど、一度理解したらあとは「きれいにしよう」「ととのえよう」「訪れる人が気持ちよく過ごせるように」などという気持ちを大切に、目の前のことに没頭します。
一つのことに夢中になって取り組むことで無心になることができて、頭の中がスッキリ!するのです。
2)短時間で達成感が味わえる
達成感を得たとき、人の脳内ではドーパミンが分泌され、「うれしい」「たのしい」という気持ちになると言われています。
しかし最近、日常生活の中で達成感を得られる場面は少ないかもしれません。達成するまでに長い時間がかかったり、がんばっても見合った結果につながらなかったり・・・
作務の良いところは、取り組んだ分だけ目に見えて結果が出るところ。汚れが落ちてきれいになったり、混雑していたものを整頓したりすることで、比較的短時間で達成感を味わうことができます。
まとめ
さむ活や作務について解説させていただきました。
さむ活の魅力はまだまだたくさんあります。次回はさむ活のキーワード「非日常」について解説します。どうぞお楽しみに!