サイクリスト的「快活」利用術(その2)
前回(その1)では、自転車で旅する際、快活CLUBをどう使うかについて、鍵付個室に自転車を輪行した状態で入れられること、姫路周辺を旅するのであれば「姫路駅前店」が〝推し〟であることなどをお話ししました。
今回はそのときに持っていってよかったモノ、便利なモノを紹介したいと思います。
充電ケーブルは必須
快活CLUBに入ったらまずやること。
入口でチェックイン後、鍵付個室に入ります。
姫路駅前店はビルのなかに入っており三階受付、鍵付個室は四階なので階段を上るのが唯一の難点といいましたが、自転車を入れてしまえばこっちのもの。
部屋に入ったら、何はともあれまず、各種電気製品の充電を開始します。
私は普段、神社巡りの際、神社の写真をリコーの「GRⅡ」で撮っています。
コンデジなので軽いだけでなく、レンズの性能がいいので使い手の撮影テクニックに関係なくいい写真が撮れてしまう優れもの。
しかし電池の持ちはあまりよろしくない。
最新機「GRⅢ」ではUSB Type-Cが装備されているのでUSBコードさえあれば充電可能です。
「GRⅡ」もUSB充電ができなくはないのですが、そのためにはType-B風コードを持っていかなくてはいけません。
しかもそのコード、カメラ本体にきっちりささらずにグラグラするだけでなく、コードの先端部に円柱状の物体がついており、持っていくにはちょっと、という代物。
だから面倒でも電池専用の充電器を持っていくことにしています。
カメラ本体から電池を抜き取り、充電器にセットして充電します。
次にスマホ。
グーグルマップに落とし込んだ神社の所在地を確認したり、電車の時間を調べたりと活動中、結構画面を見ることが多いのでバッテリーの減りがすごぶる早い。
なのでまずこの二つの充電は必須です。
機器をType-Cで統一できれば…
快活CLUBの電源コンセントでは100V以外にUSBコードも差せるようになっています。
せっかくならモバイルバッテリーも繋いでおきましょう。
以前、充電を忘れてしまい、出発間際に思い出したことがあります。
当たり前ですが十分に充電できず支障をきたすので、まずは充電を!
なお持っていくのは充電ケーブルType-Bのコードを長短各一本ずつ。
先にあげたもの以外にもキングジムの「pomera」やガラケー(いまだに持っています)を充電することもあるので、コードの先にライトニングとTypeC用の交換ジャックを持っていきます。
機器がすべてType-Cで統一できれば荷物も減るのですが...
それは今後の課題です。
エコバッグは絶対!
充電の次は洗濯。
快活CLUBには店にもよりますがコインランドリーが備えつけられています。
姫路駅前店にもありましたよ、よかった。
ちなみに洗濯機300円(洗濯機は洗剤が自動投入される)、乾燥機30分100円。
部屋に着き充電を済ませると、服を着替えます。
冬とはいえ自転車に乗るとかなり汗をかきますが、着替えを多く持っていくと荷物が増えるので、洗濯をすることにしています。
上下肌着、下着、それに手ぬぐい、タオル、ジャージ、ハイソックス(サイクルジャージは上だけ、下はニッカーとハイソックスというスタイル)、この時期だと大活躍するネックウォーマーも洗っておきます。
洗濯を終えると乾燥機を使いますが、30分だけにしています。
快活CLUBの個室は空調がかなり効いているので、完全に乾かなくてもたたんでおいたら朝には乾いていました。
そしてなくてはならないのが「エコバッグ」
快活CLUBユーザーの情報を調べているとよく勧められています。
私はIKEAで売られていた小さなモノを持っていきますが情報通りあると便利です。
洗濯物を持ち運ぶとき、そして洗濯後の回収。
また朝、顔を洗うときにはタオルや歯磨き、コップを入れています。
「半袖短パン」という「快活」着
前述の通り、快活CLUBは空調が効いているので冬でも寒くありません(そう感じるだけかもしれませんが、個人的な感想です)。
荷物を軽くするためにも快活CLUB内では半袖短パンで過ごしています。
しかしいまは冬。
変な視線を感じることがありますが、そんなことを気にしてはいられません。
あとで述べる通り、寝るときには備えつけのブランケットではなくシュラフシーツを使うので、空調を調節すれば半袖短パンでも寒くて寝られないということはありませんでした。
快適に寝るには
充電と洗濯をすればあとは寝るだけです。
せっかくネットカフェ、パソコンが使えるので翌日の経路を念入りに調べますが、私の場合、午後9時を回ると途端に眠くなるので、寝る準備をします。
翌朝の出発は早いですからね。
快活を使い始めたころから、この狭いスペースで快適に寝るにはどうすればいいだろうと考えました。
個室に敷かれたマットで、貸し出しのブランケットを体にかければ寝れないことはありません。
でも何か物足りなかった。
寝袋か、枕か...何だろう。
鍵付個室では身長172センチの私が体を真っ直ぐ保った状態でも横になれるくらいの奥行きがあり、輪行状態の自転車を置いていてもそれほど窮屈さを感じることなく寝られます。
でも何かがあればいいのだけど、それは何だろう。
寝袋は必要でしょうか?
一度、アウトドアリサーチの「ヘリウムビビィ」で寝たことがあります。
簡単にいえばアウトドアで寝るためのシュラフカバーのようなもの。
これを敷くと効きすぎた空調が緩和されましたが、あまり意味があるとは感じられませんでしたし、何よりも荷物になります。
あくまでも屋根のある部屋にはオーバースペックです。
寝袋はどうか、試したことがないのはシュラフ自体がかなりの荷物になるから。
「キャンプシーツ」という選択
荷物は極力少なくしたいのだけど...
そう考えていたとき出合ったのが、モンベルの「キャンプシーツ」。
説明にもある通り、寝袋のインナーシーツです。
寝袋の顔部分をなくしたような形で、シーツですから生地は薄い。
スタッフバッグもついていてたたむと拳より少し大きいくらいなので、持っていくにも負担にはなりません(↓こんな形です)。
空調を調整してこのなかに入れば快適に寝られました。
またブランケットを羽織って寝ていたとき、寝返りと同時にブランケットも移動して寒い思いをしたことがありましたが、それがないのもいい。
まだ使い始めて間もないので今後、メリット、デメリットが出てくるかもしれませんが、現段階では買ってよかったもののひとつです。
それと家にあった無印良品の空気で膨らませる枕もセットで。
でもこちらは要検討かな。