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新卒デザイナーのデザイン研修#6 Garoonチーム
こんにちは!サイボウズ新卒一年目のデザイナーSamです!
今回の研修はデザイナーの河内山さんとNiaさん、リサーチャーの白石さんと一緒にGaroonデザインチーム体験を行いました。
Garoonとは:10名から数万名まで、現場にも管理職にも浸透するサイボウズのグループウェア
前回紹介したサイボウズOfficeと比べて、Garoonは大規模な組織向けのグループウェアであり、機能も若干異なっています。
Garoonについてさらに知りたい方はこちらのページをチェックしてみてください!
Garoonで実際に体験したこと
【研修の目的】
・Garoonチームの雰囲気を体験してもらう
・Garoonのデザイナー、リサーチャーの活動を知ってもらう
・1人で画面をデザインする体験をしてもらう
「1人で画面をデザインする体験をしてもらう」という軸で研修を行いました。
河内山さんによると、この課題を出す意図は二つあります。「モブデザインが主流になっているが、1人でデザインしなくてはいけないケースも出てくる。」と「開発内ではモブが主流になって個人の成長に不安を感じる声もで出ている。」という2点から、新卒デザイナーも一人としてデザインできるようになれるといいなという考えで、今回の課題を出したようです。
お題は「Garoonの検索機能」です。それについての探究と改善案出しをしてみました。
【1人で画面をデザインする体験をしてもらうのプロセス】
・リサーチ:自分にプチヒヤリング
・デザイン:リサーチして、ある程度問題に対して把握できたので、デザインの展開をした。
・プレゼン:他のステークホルダーに伝えるために、デザイン案のプレゼン方法を工夫した。
リサーチ:自分にプチヒヤリング
一週間の研修であまりユーザリサーチする時間がなかったのですが、より検索機能、特に「グループウェア内の検索機能」を理解するために、自分のユースケースをとりあえず整理してみました。
【グループウェア内でどういった検索をしているのか🧐】
・特定の情報を見つけたい:「figmaのアカウントはどこで申請するっけ?」
・見覚えのある資料を見つけたい:「この間坊主太郎さんの発表めっちゃよかったな、どこに資料があるだろう?」
・特定の話題に関する議論:「OOOプロジェクトは今どうなってるの?」
・特定のユーザを見つけたい:「坊主太郎さんとちょっと話したいのですが、今日の予定はどんな感じですかね」
そして、より検索機能に対する理解を深めるために、資料を読んだり、他のプロダクトをリサーチしたりをしてみました。特にNielsen Norman Groupの記事を参考していました。
デザイン:「Design Less」
Alvin Chanが5 things I wish I knew before pursuing a UX Design career Pt. 2でこういう風に言いました(勝手に翻訳してみました):
… 私はデザイナーとして経験を積むほど、デザインをしなくなっていきました。それは、デザインを始める前に、何をデザインすべきかを考えることに時間を費やしたからです。
要件の収集、調査、既存のドキュメントの確認などはすべて、自分が正しいアプローチをしているかを確認するために必要なことでした。
彼のように豊富な経験はありませんが、自分なりに共感しました。デザインはfigmaなどのソフトを操作する行為だけではなく、その前後の段階も重要だと感じました。今回の経験を例にいうと、デザイン段階までのリサーチ、デザイン案のプレゼンに割と時間をかけました。
プレゼン:プレゼン方法への工夫
今回の研修では、デザインチームだけではなく、開発チームに発表する機会もありました。
デザイナーにとって、自分のデザイン案をステークホルダーにプレゼンすることがデザインすること自体と同じくらい重要であると言っても過言ではありません。
「なぜそういうデザインをするか?(why)」、「どういうデザインをしたか(what)」、「どうやって実現できそうですか?(how)」などを説明することによって、他のステークホルダーに「このデザインがユーザにどういった価値を提供できるか」を明確に理解してもらうことによって、ユーザに最大限の価値を提供することができると思った。
私は外国人ということもあり、言語的な壁があるので、元々プレゼンは上手ではなかった。なので、自分なりのやり方で工夫してみました。
ストーリーテリングの力
人間はストーリーが好き。
「なぜ人がいいストーリーが好きなの?」という記事の中に、ストーリーと共感の関係性についての説明がありました。まとめると、ストーリーを聞いた後に共感してもらうには三つのステップがある:
1. (ストーリーを語る中)人の注目を集める
2. (ストーリーを語る中)メリハリを作って、人物の感情に共感してもらう
3. (ストーリーの後)人物への共感から感情を内面化し、行動に移らせる
スライドで物語を語るという感覚でユーザーストーリーを紹介する。ダイアログ形式や、疑問を投げかけるなどのテクニック使いながら、聞き手にユーザの困りを伝えてみました。こうすることによって、上手に日本語を話せなくても、解決したいことが伝えられることがわかりました。
そして、単なるテンプレートのユーザストーリーを述べることより、ユーザと話したことのないステークホルダーもよりユーザのことを共感し、「なぜこれを改善することが必要か」を理解してもらえたと感じました。
まとめ:一人でデザインする楽しさと不安
今回の改善案は一人で行ってみました。
一人でデザインをしていると「このデザインでほんとにいいのか?」といった不安が出てきてきますが、自分の考えを整理し、リサーチからプレゼンまで自己流で試行錯誤をすることができたのは、学びが多かったです。
次回はチームブランディングチームを体験する予定です!またその学びをまとめて記事を書いていきたいと思います!UXデザイン、新卒デザイナーの育成などのテーマについて興味がある方はぜひフォローしてください!またお会いしましょう👋👋👋👋
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cover photo: Illustration by Oleg Shcherba from Ouch!