見出し画像

たくおんさんの演奏会にいってきた!

ちょっと前のお話ですが、Youtube たくおんTV〜!で有名なたくおんさんのピアノリサイタル(2/22(火)紀尾井ホール開催)に行ってきました。
楽しくって色々思ったことがあったので備忘です。

るんるんわくわくしていざ会場へ
紀尾井ホールははじめてだったので、どんなかんじかな〜!と思いすごく楽しみに赤坂見附の駅におりたち、るんるんとしてホールへむかったら、びっくり。会場に入場するための長蛇の列が!当日券はないような人気で、さすがだなぁと思いました。
自分は吹奏楽出身なので、オケやバンド、アンサンブルの演奏を聴く機会は多かったのですがピアノだけのコンサートは本当にいつぶりだろう?というくらい久しぶりでした。なので、2000人くらいのホールが見慣れているのですが、紀尾井ホールは800人程度収容可能な室内楽用のホール。コンパクトだけれども、無駄がなく、美しいシャンデリア飾られたホール内、素敵でした。ホールという空間が好きです笑
ちなみに今回は2階2列目、舞台から見て右側の席でした。2列目だからかちょっと席が高くなっており、なんと足置きまでありました。なんか新線でした笑
あと、ピアノはやっぱりスタインウェイでした。最近、気になっているのですがコンサートホールには基本的にピアノ1台しか置いてないんでしょうか…?いつもスタインウェイのピアノよく見るのですが、あれは演奏者の好みで選んでいるのか、ホールに置いてあるピアノがだいたいスタインウェイなのか。とっても気になっています笑

プログラムがなんかすごいぞ…
席についてプログラムを開くと、解説が詳しくて、どんな楽曲か背景がわかって音楽を聴くときに想像が掻き立てられました。演奏中もより深く音楽を楽しめた気がして、すごく嬉しかったです。プログラム、大切にとってあります。たくおんさんはYoutubeのチャンネルでもこんなイメージで聞いてもらえたら〜と解説してくださることが多いような気がしていて、私はそれがとても好きです。丁寧に音楽の背景まで伝えようとしてくださる、たくおんさんにお礼が言いたいなぁと今書いてて改めて思います(笑)ありがとうございます。
演目はたくおんさんっぽい!!と思うような選曲で構成されたプログラムで、新しい音楽との出会いがありました。(勝手なイメージですが)私の中ではたくおんさんって北のヨーロッパの貴族!というイメージがあります笑(「貴族」はウィーンの夜会のイメージが強いのかもしれません^^)

第一部は森をイメージ!らしいです
第一部は森をイメージしてるとのことで、グリーグの「森の静けさ」とシューマンの「森の情景」を演奏してくださいました。
「森の静けさ」ー 音の余韻がとても綺麗で、あたりまえなんですが、たくおんさんがピアノを鳴らさなければ音がホールからなくなる、そんな静けさを随所で感じました。まさに曲名の通りですね。
「森の情景」ー 第1曲〜第9曲の小品をひいてくださったのですが、曲前にそれぞれの曲名のタイトルを思い浮かべながら聞いてくださいね、とおっしゃっていて、イメージをしながら聴くのがとても楽しかったです。第4曲「君の悪い場所」がたくおんさんがひいたら君悪いどころかとっても美しく聞こえるぞ…、第6曲「宿屋」ああ〜好きだな、終わり方が学校っぽいぞなんか、第7曲「予言の鳥」なんだかいい予言な気がする、第8曲目「狩の歌」華やかさがありリズムもよいなぁ、第9曲「別れ」これは悲しい別れというよりも前向きな別れな気がする、とかとか。そんなことを思いながら楽しく聞いていました。
「ウィーンの夜会」ーたくおんさんのYoutubeできいて好きな曲だったので楽しみにしていた曲ですが、生で聞くと引き込まれ具合がレベチでした。YouTubeでもすてきだ〜〜と思っていたのですが、生で聞くともうヨーロッパの貴族が見えてきました笑 なんか感想書いてたメモに「おどってた!たのし〜💓」と書いていて、何か踊ってたみたいです。笑

もりもりだくさん第二部
第一部とは少し雰囲気が変わり、でもロマンチックだったり、繊細で美しい曲が並んだ第二部。
モンポウ「モンジュイックの橋」ー モンポウさんという方は初めて聞きました。ちょっと暗い感じの曲だなぁと思ったのですが、なんと奥さんとのはじめてのデートを回想して書いた曲とのこと。えー、どんな大人なデートしたん?!笑 なんか壮大さも感じるし… とモンポウさんの初めてのデートがすごく気になってしまいました。繊細さがたくおんさんの表現にあっていて、浸っていたいなぁと思う演奏でした。
シベリウス「樅の木」ー 低音のメロディが綺麗だった。すきです。こシベリウスさんはフィンランドの人で、の作品は樹木の組曲のひとつらしく、ほかにも白樺とかがあるらしい。白樺はフィンランドの木らしい。その解説を読んでこの曲を聞くと、北欧ヨーロッパの暗い空が思い浮かんで曲とぴったりあいました。それにしても、木をテーマになって曲になるってフィンランドの人すごいなぁ。ぽい笑
シューマン=リスト「献呈」ー 気に入った、私のクラッシックお気に入りリストいれたい、と感想メモに書いていて、演奏会の帰り道で聴きながら帰るくらい好きだなぁと思った曲でした。最後の盛り上がるところいいよなぁと今もたくおんさんのYoutube聴きながらこれを書いています。
リスト「スペイン狂詩曲」ー タイトルだけ見て吹奏楽でも有名なラヴェルのやつかと思ったら、リストさんもスペイン狂詩曲書いてるんですね!連符やトリルをしながら、クレッシェンドをすごいさらっとひかれたりする技術がすうごいなぁと感動し、かっこいー!と心の中で叫んだ曲でした。リズムも進む様子が感じられて、夢中になりました。Youtubeでは曲をひく前に旅に出るような気分になるとおっしゃっていましたが、本当に大曲。超技巧。

おわりに
今回はチャリティーコンサートということで、セーブザチルドレン・赤十字社がロビーで寄付を募っているのも珍しいと感じました。ただ、この取り組みもYouTubeチャンネルでも優しい言葉をたくさん発されているたくおんさんらしいなと思い、あたたかい気分になりました。新しい曲や作曲家の出会いがあり、たくおんさんの演奏で胸がいっぱいになったあっという間の時間でした。ここで出会った音楽との出会い、大切にしていきたいです。
相変わらずめっちゃ長いですがお読みいただきありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?