とにかく時間がない。社会人院生。
論文を2本同時執筆の頃は、それはもう、時間がありませんでした。家族を持っている普通の40代です。子育て、家事、育児、共働きなので、なるべく妻に負担をかけずに論文執筆をしたいと思うのですが、そうもいかず。妻には負担をかけつつ、論文執筆も進まないという状態。
平日:7:00自宅出発~7:10子供を送り~7:30職場到着~8:20まで読書(先行研究を読む)8:30始業~17:00帰宅~17:30子供をむかえ~18:00子供の入浴~18:30夕食の手伝い~19:00夕食~20:00子供の寝かしつけるための歯ブラシなど~20:30寝かしつけた後、自分の入浴。21:00論文執筆~23:00就寝。朝に続く・・・(私の場合睡眠を削ると仕事のパフォーマンスが極端に落ちるため、仕事への影響を考えると、睡眠を削るわけにもいかず。)
ということで、平日は2時間程度しか時間が取れません。原稿1枚進めばいい方。ほとんどが資料を探したり、ちょっと原稿をいじるくらいで2時間終わります。
休日:土曜日 論文執筆(終日)
日曜日 家族サービス(終日)
こんな感じです。土曜日が毎日待ち遠しかったです。思いっきり論文が書けました。
しかし、この2論文同時執筆の時は本当に時間がない。こういう時は最終手段をよく使っていました。
年休です。時間単位でも取れるので、例えば、午後3時から年休をとれば、2時間は執筆の時間にあてられます。
そこで、何が起こったかというと、ものすごく効率的に仕事をこなす能力が身につきました。とにかく1時間でも論文の時間が欲しい、終業後には家庭のことで、時間は取れない。だったら、仕事を早く終わらせて、年休とって執筆してやろう。という考えです。
年休をとりまくって、効率的な仕事を心掛けていましたが、決して雑な仕事や、締め切りを超えるなどの事はなく、逆に成果はそれなりに残していたので、どちらかというと、仕事の評価は上がっていました。ただやっぱり、しょっちゅう年休を取るので、同僚になにしているんだろうと、怪しまれてはいましたが・・・。(無論論文書いているなんて口が裂けても言えない)
仕事の効率性を上げること、仕事の順番で最も効率的な段取りを組めること、さらにすき間時間を使うことがものすごく上手になりました。(ちょっとでも時間があったら論文を読む!書く!データ分析をする!)
と、そんな社会人大学院博士課程学生でした。