気分転換

2010年6月27日

気分転換に髪を切りました。
ずっと自分のことは構わず、サミーしか考えていませんでした。

久しぶりにじっくり見た鏡に映った私は汚い。
それほどまでほっといていたんだな。

気分も塞ぎ込んでは良くないから
気分転換してきました。

まずは、伸びる一方で綺麗に手入れしていない髪。
肩に当たっているので跳ね返ってはうっとしい、暑苦しい。
でも、これから先は伸ばすのでショートカットではなくセミボブカットしてきました。
沢山すって貰ったので沢山の髪が床に落ちました。
さっぱりしました。

一方で
サミーと生活は聴者に近いものでした。
昨日は世田谷福祉100人委員会と打ち合わせでしたので、お茶を出しました。
いつもなら、やかんを沸かしている間私は他の事が出来たのですが
今回はそういうわけにはいかない。

やかん沸いたよ!と言ってくれるサミーがいません。
ですから、私はやかんから離れません。
持ち手を触って、沸騰しているな、蒸気が見えたら止めるという感じです。
私は補聴器を使っても、やかんの音は聞こえません。
ですので、じっとその場を離れず確認するしかありません。

玄関のベルは補聴器で十分聞こえますので、自分で対処できます。
しかし、元々補聴器を使うのが好きでない私は疲れます。
無機質のもので、いつ、音がするのかしないのか気を使ってしまいます。
ずっとつけていると頭が痛くなり、耳も痛くなります。

いつもの私は必要な時しか補聴器は使いませんでした。
音楽を聞くとき、映画を聞くときくらいです。

今の生活は10年前サミーを迎えるまではそうだった。
いかにサミーと一緒に10年間の生活は豊かだったことがつくづく思い知らされる。
本当にサミーに支えられていたんだな。

サミーの仕事を褒めてあげては、サミーが喜び得意げになる。
そういう温かい関係が素晴らしいかったんだな。
その当たり前が今では出来なくなっている。

2代目のティアがいますが、ティアはティアのペースがありますから
ゆっくり一歩ずつ学習して聴導犬になればいいよ。
ティアはティアでサミーじゃないから。

サミーは本当に人間に近い頭脳、感情を持っていたのでいつも私はサミーに対して
犬とは見ていなく「犬人間」として見ていました。

ティアは犬らしさがいっぱいあって可愛い。
ティアが聴導犬になった時のコンビぶりはサミーとはまだ違うと思います。
傍でサミーはハラハラしながらティアを見守っているでしょう。
そして、見ていられないときは「喝」を入れることでしょう。

ティアにはまだサミーの死を知らせていません。
ティアにどうやって伝えようかな?
ティアは分かるかな?
大好きなサミー姐がいなくなったこと。

でも、サミーはいろいろな人に会いに行っているようだから
ティアにも会いに行ったかもしれないね。

サミーが使っていたものは今も残っています。
ケープも残っているので、合格したらティアがつけることになります。
サミー姐の仕事の重みがのっしりとティアに乗っかると思いますが、
でもティアは一人じゃない。
サミー姐がいつもついています。

サミー姐は一人だった。
私と一緒に。本当に二人で1つだった。

ティアとのコンビは3人だと思う。
いつまでもサミーが傍にいるから、3人で一つになるでしょう。

犬との暮らしはどういうものか?異文化に触れると感性豊かになれます(^^♪ワクワクを毎日あなたに届けて、楽しんでいただければと思います(^^♪