事後報告

2009年8月

一か月ブログをほったらかししていました。まとめて報告しますね。

ティアの誕生会の後はアップしたようにクレーンでゲットした親タイガーをサミーにプレゼント。大喜びのサミー。今までのおもちゃ以上の喜びようです。

7月13日、15日は日本財団世界聴覚障害者リーダーシップ奨学生報告会がありました。
今回来日する奨学生
Ms. Jiayi Zhou(ジャーイ・ゾウ)中国出身
Mr. Jacob Mwaniki Ireri(ジェイコブ・ムァニキ・イレーリ)ケニア出身
Ms. Namiraa Baljinnyam(ナミラー・バルジニャム)モンゴル出身
それぞれの学生がASLでプレセをし、今回も私がASL⇔日本手話と通訳しました。
彼らの話を聞くとそれぞれの国の事情がよく分かります。

その後は
1週間ほどアメリカに滞在しておりました。
只今 ろう高校生に英語の家庭教師をしており、彼は2年後ギャローデット大学入学を目指しています。下見として、いろいろ体験させてあげました。
初日は自分を見失っていた彼ですが、色々と教えた上げましたら
最終日は自分で地図を見て、地下鉄に乗り、目的地へ行けるようになりました。また、英語のやり取りも初日と比べて大きく成長しました。
頑張って入学して欲しいです。
少年よ大志を抱け!

帰国してすぐ翌日は
クレオール主催のKids English教室を3日間行いました。
以前から私はグローバル教育を提供できることを考えておりました。
どのように始めたらいいか分からず、まずは家庭教師を始めました。
あるきっかけでクレオール接触し、一緒に何かをやれたらと私の提案をクレオールがバックアップしてくれるという形で今回はこういう形で実現しました。

13名の小学生が参加し、お母さまたちも見学として参加していただきました。一日目はさすがに皆さんは初めて出会う英語と環境に緊張していました。クラスの中では一切に日本語(日本手話)は使いません。
英語(アメリカ手話)のみです。
最初は子供たちは????だらけで何だろうと。
ポスターやいろいろ視覚的から英語に馴染んで頂くことから始めました。
少し、宿題を持たせて一日目を終えました。

2日目はどうかなと?
元気よくみんながやってきました。
復習を始めたら、意外と皆さんちゃんと復習してきては
意欲旺盛。
それには感動。
全く日本語を使わずに、英語だけで接したのにすぐその環境に慣れてしまった。子供の順応性は恐るべし。
感情の部分を教えた時、疲れた?
「NOOOOOOOOOOOOO」
楽しい?
「Yesssssssssssssss」
お腹が空いた?
「Hungry!!!!!!!!!!」
と元気よく答えていただきました。
本物の野菜と果物を使ったレッスンを行ったのであみだくじで引いて持って帰ってもらいました。

3日目の最終日
本当にチャレンジのあるレッスンでした。
2日間はポスターやゲームを使って、体全身を使ってのアクティブなレッスン。3日目はPicture Dictionaryを作ってもらうのでちゃんとしたABCオーダーで並べて貼り付ける必要があります。子供たちはアルファベット順は十分理解できていますが、単語のABCオーダーの理解が難しかったようです。
例) Ball、 Bat,  Bake という単語があります。
それをABCオーダーに並べるには?
1.Bake 2.Ball 3.Bat になります。
子供たちは笑顔が消えては、眉間を寄せてはうーんと考えます。
初めて子供たちに考える時間を与えました。もちろん、スタッフの皆さんでお手伝いして、残りは宿題。3日間習った単語を使って自分のことを話すプレセをしてもらいました。ある子供は自由に絵を描いて、私の好きなものを表現していただきました。

この3日間、子供の成長には驚くばかり。
やはり勝手に子供の限界を作るものではありません。
見守って、いろいろ引出しを用意する必要があります。
こういう機会を作ってくださったクレオール団体、そして参加していただいた親子に感謝しています。初めての試みでしたが、期待以上の子供の意欲でした。これからもがんばってこういう機会、将来的は塾ができるように頑張っていきたいと思います。
7年半のアメリカの経験がここで生かされようとしているのは嬉しいです。

3日間のレッスンの後に聴導犬のお話をしていただく機会をもらいました。
子供たちは大きな黒い犬を目の前にしてかわいいと言ってくれました。
本の販売もし、購入していただきました。
今回もパワーポイントを使って講演しましたが、DVD上演の時は音が出ませんでした。
もちろん、音がないのでサミーはずっと休憩したまま。
M先生にお願いして、ドアにノックしていただきました。
今まで休憩していたサミーは起き上がって、私を呼びドアのところまで引導しました。
それをみた子供たちや親たちはすごく
「おおおおおおおおおおおおおおおおおお」
と感動していました。
サミーはちゃんと仕事をしました。
そうやって音を拾って、聞き分けて教えに来るんだと子供たちに認識させました。
サミーってすごい。
聴導犬ってそういう仕事をするんだね。
また、新幹線のお話もし、盲導犬と聴導犬の違いを話しました。
子供たちはますます目が輝き、
英語教室にサミーの話は面白かった。
又会える?って
聞いてきた時はとても嬉しく、私への最大のご褒美です。

犬との暮らしはどういうものか?異文化に触れると感性豊かになれます(^^♪ワクワクを毎日あなたに届けて、楽しんでいただければと思います(^^♪