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牡鹿半島 島めぐり Self Guided Tour #2

女川から石巻、フェリーで田代島へ

小雨の朝。ビジネスホテルの和朝食ときいて想像するような朝食を食べて出発。女川駅で現金で切符を買って、7時31分発の電車で石巻駅へ。始発駅だったので席は選び放題。それでも車両は少ないから、四人掛けの席は遠慮しておいたけれど、それはいらぬ心配だった。26分であっという間に石巻駅着。まずは最初にPASMOの履歴を修正してもらう。

石巻駅周辺には、宮城出身の漫画家、石ノ森章太郎さんのアニメのフィギュアがいろんなところで見守っていてくれる。駅トイレの案内は仮面ライダー。フィギュアたちに挨拶しながらフェリーポートへ。

島村ジョー

石巻中央発着所から9時発のフェリーには少し早かったので、手前にあった「いしのまき元気いちば」に寄ってみたけれど、残念なことに開店前。そのままフェリー発着所に行ってチケットを買って、それからあたりを散歩。きれいに整備されていて歩きやすい。向こう岸には、日本最大級のマンガミュージアム、「石ノ森萬画館」。白い卵みたいな、UFOみたいな、特徴的な形。東京の国立競技場が当初の計画どおりに建設されていたら、遠目からはこんな風に見えてたのかも、とふと思う。

ネコ島とも呼ばれている田代島

潮の関係で、仁戸田港にフェリー寄港。噂どおり、田代島にはネコがたくさん。人馴れしていて、近寄ろうが、触ろうが、でーんとしていた。かわいいというより、ふてぶてしい、という感じだけれど、それでもやっぱり気持ちはなごむ。みんなせっせと写真をとっていた。ネコたちは、自分たちがSNSでけっこう有名になっている、とは思ってもいないだろうね。

田代島のネコ

猫神様

島では昔から、大漁を招くから縁起がよい、と親しまれていたネコ。餌は豊富だし、狭い島だから天敵もいない? いや、狸はいるかも? 空からも狙われる? とはいえ、みんなのんびり幸せそう。

猫神様

「猫に餌をあげないでください」という注意書きがいろんなところにあった。餌のあげすぎきは健康に悪いし、スナック菓子など、あげてはいけないものをあげたら病気になってしまう。島に獣医さんはいないはず。大切な島の仲間を守るためのたいせつな約束。

だけれども、そんな注意をものともせず、チャオチュールをもってこっそりと餌をあげていた子ども。親もいっしょなのに。。。島の真ん中あたりにあるカフェで休憩しているとき、その親が「ここではダメ」と注意していた。人が見ていなければいいのか? 餌をあげたい気持ちはよくわかるけど、でもそれって・・・と、もやもや。

島を歩く

ネコたちに挨拶しながら、島を散歩。神社で鐘をついたり、遠くの海を眺めたり。ときどき人とすれちがった。ピークシーズンになってもっと人がきたら、ネコたちのベストショットを撮ろうと、順番待ちになるのかも。

丘の上の神社
海をみおろして

昼のフェリーで網地島へ

のんびり島で半日過ごして夕方の16時台のフェリーで網地島に渡ろうと考えていたけれど、島の散策は思いのほか早く終わってしまったので、13時台のフェリーに乗ることに。

計画当初は田代島に一泊するつもりでいたけれど、電話した民宿は「いまはやっていない、近くのところもやめちゃったんだよね」と言われ、もう一軒は応答なし。マンガアイランドという素泊まり施設があったけれど、あまり魅力を感じず、隣の網地島で二泊することに。

島は空き家が目立つ。というか、空き家ばかりという印象。そとから見える台所らしきところには、洗剤のようなものがそのまま並んでいたりして、かつての生活の様子がうかがえる。きっと家はこのまま朽ち果てていく。あと数年後はどうなっているのだろう。

昼寝中

ほとんどの人が日帰りらしく、石巻に戻るフェリーをまっていた。その人たちよりも一足先にフェリーに乗って網地島へ。釣り竿をもった人も乗り込んでいた。何が釣れるのだろう。

一路網地島へ

あっという間、20分弱で網地島到着。

網地漁港

港近くの民宿へ直行。少し早いチェックインだったけれど、快く迎え入れてくれた。畳の部屋でのんびりひと休み。

島めぐり。二日目無事終了。

女川→石巻→田代島→網地島(泊)











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