見出し画像

ただの青UFOが星蓮船Easy蛙符スコア全一に届くまでの話

~2024/12/04 21:58~
この日、夜の配信で星蓮船Easy蛙符(早苗B)でスコア21.61億を達成。
当時全一だったスコア21.53億を超えてEasy蛙符スコアの頂点に立ちました。
2024/08/16から練習を始め、この領域にたどり着くまでの約3か月半、
何があったのか、どんな事をしてて、どんな気持ちで走ってきたのか、
その時の状況などををここに記していきたいと思います。
なおその時思っていた気持ちを率直に書いている部分もあるため、
一部ネガティブ要素が多い所もあります。
あと相変わらずクソ長い割に内容が薄いです。ご注意ください。


1.星E稼ぎ着手開始から

2024年8月頭、弾幕アマノジャクのノーアイテム埋め配信をやりつつ、
そろそろ行き詰ってきて別な事でも始めようかなと思っていた時に、
星E蛙符スコア更新と星L蛙符32億以上狙いという選択が降ってきた。
前者はやるなら今かなと思うが覚える事も含めて結構長くなる、
後者はTWC出場を見据えて更にスコアと安定感を高めていく狙いだが、
こちらも前者よりも長い時間が必要になる。
でも両方とも割と本気で詰めたい部門だったので配信の時間や、
練習時間の割り振りを考えるのが難しかったが、
あれこれ悩んだ末に最初はEasyスコア更新の方から取り組む事になった。
ただしTWCの事も考え、Easyの挑戦期間は4ヶ月(11月末まで)と決め、
まずは結果はどうあれやれるところまでやる、出来るところからやる、
そういう思いでスコア更新を目指していく事になった。

2.星E稼ぎ練習着手からハイスコア更新まで

2024/8/16、配信で最初の星E稼ぎ練習配信を始める。
当時ハイスコアだった20.00億から約一年半ほど経っており、
すっかり抜けてる場所とか、うろ覚えの場所が多かったけど、
パターンの思い出しや理解と精度の向上、新パターンの導入など、
なかなか調子良くプレー出来ていて滑り出しは順調な様子だった。
前日には星蓮船15周年も迎えていたということもあり、
モチベーションも高く楽しく遊べていた。
数日後にはテストランもして、3凸グレイズを更新したり、
4凸グレイズ自己べで後半面事故りながらも通し切ったり、
4面後半のパターン詰めで回収率かなり良くなったりと、
調子も上向きでかなり良い形で星に向き合えていたと思う。
そして8月末、最初のスコア更新である20.62億へ到達した。

2024/08/30 スコアを20.62億へ更新

この時の満足度は高く、割と綺麗に繋げられたと自負していた。
着手から一ヶ月もかからずの更新だったので結構嬉しかった。
更に当時の全三のスコアも超えられたのもあってモチベも上がり、
次のスコアへ向け気持ちも前向きになっていた。
そんな調子良くプレー出来てる中、9月から自分にとって最悪な展開、
気持ちの浮き沈みが激しくなる時期を迎える事になる・・・

3.精神状態に異常、配信と星蓮船が楽しくなくなる。

ここまで順調にやってきた星Eチャレンジだったが、
とある一つの出来事から気持ちが一気にどん底へ落ちる事になる。
詳しくは書かないが、自分の配信や星蓮船に対しての思い、
姿勢に対して上手くいない事がかなり続き、理想とかけ離れ過ぎた事で、
配信をやる事も、星蓮船を頑張る事もすごく辛くなってしまい、
楽しむという気持ちが無くなってしまう状況に陥ってしまった。
元々生真面目であり、やり方やルールなど型に拘り融通が利かない、
白黒(0-100思考)、自意識過剰、自分に自信が無さすぎる性格のため、
上手くいかない事に癇癪を起こし、荒れてしまう事が多くなっていた。
こういう気持ちを理解したり、そんな自分を変える為に勉強したり、
自身に向き合う時間も作ったが、弱い自分の事がもっと嫌いになり、
更に自信も無くなり、もう全部止めてしまおうかなとも思ったりもした。
そんな中、交流のあるリスナーさんから温かい言葉を頂いたり、
当時ハマっていた歌「We Are The World」を聞きながら元気をもらい、
何とか精神状態を戻すことが出来、また少しずつ星練習を再開していった。
そこから妖怪拳のグレイズパターンを自分なりに落とし込めたり、
UFOやベントラーについての解説動画(配信切り抜き)を出したり、
小傘通常2回転についての考察をしながらモチベも取り戻す事ができ、
調子が悪い状態ではあったが何とか次の目標である21億を目指す事になる。

4.パターン考察、改良から21億達成まで

各ステージの道中を自分なりに落とし込んだパターンで練習しつつ、
少しずつ通しを始めたり、ミスが多い部分を詰め直したりいったり、
配信のモチベを戻しながらひたすら通すことに奔走していた。
何度か良い形で後半面にはいけていたものの、細かいミスが多かったり、
致命的なミスで終了してしまったり、なかなか完走までいけなかったりと、
なかなか上手くいかないもののプレーの質としては上向きになっていた。
そんな中9/19近辺に差し掛かり、N蛙符29億達成から一周年と、
ごちうさの推しである千夜ちゃんの誕生日が間近という事で、
この日まで、もしくはこの日に達成してやるぞという気持ちが出てきて、
星蓮船に対するモチベはより一層上がっていく。
直近のプレーが調子良いとも悪いとも言えない状態ではあったが、
9/19に向けて練習も精神状態も良い方向に調整出来ていたと思う。
そして来るべき9/19当日、決意を持って挑んだ夜配信の序盤にて、
星E史上三人目となる21億での完走を達成する事になる。

2024/09/19 星E史上三人目となる21億到達

心のどこかでは本当に達成出来るとは思っていなくて、
そんな都合よく繋がる訳ないし、少しでも良いプレーが出来たら良いな、
そんな気持ちであった中で上手くいきすぎてるくらいの出来で完走。
久々に泣くくらい嬉しく、そして安堵感はすごくあったと思う。
細かいミスはあるものの、辛い事があった中で良いプレーが出来た事、
この9/19という日にまた大きな打開が出来た事が何よりも嬉しかった。
そしてこの打開でこの部門の超大台、スコアバグ目指しも現実的となり、
同時に全一スコア越えも見え始め、ここから目標は一気に上がる事になる。
自分で決めた期限まで2ヶ月と余裕もあるし、この挑戦もいけるだろう。
いけなくても悔いの無いプレーをしよう。
そういう思いで次の挑戦、スコアバグ目指しが始まった。

5.息抜きの旅行と盟友との再会と新たな出会い

9/24、推しアニメの一つである「ご注文はうさぎですか」が連載されてる、
きららMAXなどの書籍系の展示会、「きらら展」へ行くために、
開催地である池袋へ数年ぶりとなる一人旅行をする事になった。
旅行の時の様子についてはこちらから見てくれたらと思う。
星E21億達成直後という事で良い気分のまま当日を迎える事が出来たし、
長旅ながらも何とか池袋に着き、目的地である現地へも到着する。
そして盟友(勝手に思ってる)であるKISさんとの一年ぶりの再会、
更にidtnさん、くどうさんとリアルで初めての邂逅。
スコアタのトッププレイヤーが4人も集まるすごい図になった。
一緒にイベントを回ったり、話をしたり、食事をしたりと、
楽しい時間を過ごさせてもらい、心身ともにリフレッシュ出来た。
良い思い出の出来る旅行になったのは間違いないし、
機会があればまた遊びにいきたいとも思った。
今回は日帰りだったため20時ほどで帰省となってしまったが、
余裕があったら今度は泊まりで遊びにいけたらと思う。

6.スコアバグ&全一越えへの旅へ

旅行を終え、定期大会や星大会を楽しみつつ9月も月末になり、
いよいよ本格的に星Eの練習に力を入れる事になる。
まずは3面ラストのパターン変更と安定化の練習から始まり、
4道中前半の変更と練習、小傘戦のグレイズ精度上げ、
そしてテストランと順調にこなせているかと思いきや、
初めてやる4凸青2からの前半青2回パターンに大苦戦を強いられる。
見た目以上に難易度が凄まじく、P2、P3時で体力調整の仕方や、
動きを変えさせられ、それでいて全然安定する事がない。
あまりの難しさにここで大きな壁を感じる事となったが、
持ち前の生真面目さ、諦めの悪さでこのパターンを自分なりに考え、
長時間かけてUFO始動や体力調整をやり易いものへ落とし込み、
安定とまではいかないが、ある程度形として使える状態へ完成。
4凸P2、P3どちらでも対応可能な動きへと作り変えた。
誰かの参考になるか分からないが一応こちらに参考資料を置いておく。
そんな中、定期大会でお題星蓮船、蛙符という形になり、
本気になって通しをやってみるものの残念ながら内容は振るわず。
ミスが多発するのはもちろん、続行可能な4凸があったりもしたが、
後半面の練習が疎かになりすぎて崩壊してしまい、
完走はしたが満足出来る内容で終われないまま無念のタイムアップ。

定期大会期間中に完走出来たのはこの一本だけ

ただ他の学びはあったため、悪くない結果という部分はあったが、
やはり本気だっただけに、悔しさは計り知れなかった。
その影響もあり、この後更に精神的に自分を追い込んでしまい、
そしてここから非常に長い地獄のような日々が続く事になる・・・

7.出来ない自分を更に追い込む

定期大会の星蓮船の週が終わり、思うような結果を出せなかったまま、
次の定期大会のお題である紺珠伝で遊ぶ事になった月曜日。
先週の悔しさを少しでも紛らわせようと息抜きで走ったつもりだったが、
Normalとはいえ非常に難しいゲームである紺珠伝の前に成す術もなく、
何度やっても完走出来ない事に嫌気がさしてしまい途中で投げてしまう。
ある程度スコアタの知識を持っているのもあり、無駄に序盤無理し、
後半カツカツになってしまう上に、Normalの弾幕に全く歯が立たない。
そんな自分を見せている事が情けなく、そして悔しくて更に嫌になり、
かなり悪態や惨めな姿を配信中に見せることになってしまった。
その時はリスナーの皆さんのおかげで何とか気持ちは収まったものの、
心は自分の情けなさへの怒りとみんなへの罪悪感でいっぱいだった。
次の日、友達と遊ぶ用事があり、前日の罪悪感を一時的に忘れられて、
気持ちとしては少しリフレッシュが出来たように思えた。
配信もこの日は休みを取り、次の日から頑張るという事にしていたが、
一日空けて配信しようとも自分のネガティブな気持ちは収まっておらず、
星Eの練習も通しも上手くいかない、また情けない姿を晒した事が悔しく、
物凄く辛くて配信一時間くらいで枠を閉じてしまう。
溜め込んでるのも辛くてSNSやブログにも情けない言葉を吐き捨てた上に、
後から振り返っていろんな方に不快な思いさせたかもと更に落ち込む。
罪悪感にも押し潰されて、もう誰とも交流したくない、見られたくない、
触れてほしくないという気持ちになり、次の日から数日間配信を休み、
外部からの情報をほぼシャットアウトしてしまった。
その後は星練習は続けていたものの、メンタルは死んでいる状態だったし、
当然練習も捗らず何をやってもミスばかり起こすし、
ミスを恐れてパターンも楽な方に変えて逃げようとしたりと、
どんどん悪い方向へと進んでいるような感覚があった。
その他にも自分と向き合う為に心理学関連の動画をyoutubeで探したり、
勉強しながら打開策を考えたが、ただただ辛くなるだけだった。
そんな感じで心も落ち着かずに気持ちも整理出来ていない中、
いつもの週の初めにやってる定期大会簡易結果発表の日がやってくる。
配信自体のモチベが死んでいたと思うがなんとか自分を奮い立たせ、
死んだようなテンションだが決行する事になった。

8.星Eチャレンジにおける配信新体制決行

何とか配信を始め、定期大会の簡易結果発表を終えたあとは、
雑談という形を取って自分の近況だったり、今後どうするかとか、
今の自分の気持ちがどうとか、いろいろ吐き出してたと思う。
雑談中は温かいコメントも、厳しいコメントもあったと思うけど、
全部を受け入れつつ、その上で現状をどうにかしたいという事を話した。
まずは星蓮船へ対しての向かい方、練習の合間に息抜きを入れる、
そして今後星蓮船をやる際は通し中だけマイクOFFにするなど、
ひたすらゲームに集中する時間を作るなどの案を出し、
配信する方も、見る方も良い気分でいられる対策をする事になった。
実際、次の日からその新体制で配信をやってみたが、
その時は普段裏でやっているような感覚になってプレーに集中出来たし、
あまり余計な事も考えずミスしてもそこまで怒りも出てこなかったので、
自分自身としては精神衛生上、特に問題ない状態ではあった。
ただリアルタイムでのコメント返信がしづらいのが問題ではあったが、
そこは仕方ないし、自分で決めた事だからしばらく続けることになった。
ただ心の奥底ではちゃんとした配信になってない事へのもどかしさ、
ループを垂れ流してるだけのつまらない配信への罪悪感もあり、
ゲームに集中しているようで余計な事を割と考えていた。
それもあって新体制としてやった割にはプレーの質はそこまで向上せず、
結局変わり映えの無い配信しかしてなかった印象だった。

9.星大会三周年と特別企画配信

10月末、自分が主催の星蓮船大会が三周年を迎えて記念大会配信を決行。
直近の自分の配信、周りとの交流も考えてそこまで盛り上がらないだろう、
あんまりリプレイも来ないだろうと思っていたりもしていた。
今考えれば失礼極まりないのは承知だが、精神状態は最悪だったと思う。
しかしふたを開けてみればたくさんの方に参加して頂き、リプレイも多く、
長時間配信があっという間に終わってしまうくらい楽しい配信になった。
直近の配信に比べれば本当によく楽しんでいたと思うし、
よく笑いながら進行も出来ていたんじゃないだろうか。
そのおかげなのかしばらくは気持ちも上向きで過ごせていたと思うし、
数日後には定期大会初のお題リクエスト&機体自由枠も始まり、
初回に選ばれた天空璋でのスコアタ配信も結構楽しんでいた。
更に月末の弾幕リクエスト配信もみんなでたくさん楽しんだと思うし、
リラックスも出来て本当にリフレッシュした感じだった。
その後も11月に入り星E配信を再開しても自分のスタイルを思い出したり、
定期大会もまた参加出来るくらいにモチベは戻ってきていた思う。
ただそれでも星Eの方は進展はほぼ無くずっと序盤ループの繰り返し。
21億達成からそろそろ二ヵ月、気持ちには徐々に焦りが出てきていた。

10.変わらない進捗への焦りと苛立ち

11月に入ってからも配信では通しでマイクOFFを継続。
変わり映えしない進捗を何とかしたいという思いで、
先月から始めた裏コソ練習のメニューをこなしつつ走り続けていたが、
それでもなかなか苦労や努力が報われない、惜しい所さえいかない。
そんな進捗に対していよいよ焦りと苛立ちの感情が湧き出てくる。
配信やSNS上では表に出さなかったが、ブログには現状の率直な気持ち、
星蓮船へ対しての思いをかなり書き殴っていた。
現状打開出来ない苛立ちや上手くいっていない配信状況を見て、
自分を責めて容赦のない自己否定、自暴自棄のような言動を繰り返し、
再び配信や星蓮船の楽しみ方や、取り組み方も忘れてしまう。
最終的に全てを失ってもいいからこのチャレンジを成し遂げたい、
そんな事しか思っておらず、また周りの事が見えなくなっていた。
この頃はだいぶ体調も悪くなって、胸が苦しくなったり、
精神状態も良くならず仕事も休んだりしててヤバい状態だったと思う。
楽しかった定期大会も参加をやめて、簡易結果発表したらすぐ星やるなど、
完全に星Eにしかフォーカスを合わせていない状況だった。
それでも現状は変わらず、通しはただただ序盤ループを繰り返してばかり、
裏で面プラを詰めても通し配信でまた序盤ループを繰り返す。
そんな状況が10月のように半月くらい続いていた。
そしていつしか空き時間でも休日でも、星蓮船を触る時間が減っていき、
練習メニューも一切やらない日が続いていった。

11.自分を責める事を止め、励まし応援する事を決める

最悪の精神状態の中、練習のモチベも消え義務感だけで配信、
裏練習を続けていた日々だったが、休日中に一本の動画に出会い、
その内容を見て気持ちが救われる事になる。
「アダルトチルドレン」という言葉を聞いたことはあるだろうか。
東方やってる人だと鬼1面ボスのスペカ2枚目をイメージするだろうが、
そうではなく、人間の持つ一つの特性のことを言う。
自分は特に精神科や心療内科に行ったりはしておらず、
また直接医師から診断されていたりするわけではないが、
そういう関連の動画をよく見ており、実はそうなんじゃないだろうか、
その可能性があるかもしれないという事をずっと思っていた。
実際その動画を見てみると改めて自分に当てはまる部分にたくさん気づき、
また自分と向き合う時間を作り、今の自分の気持ちに対しての理解、
対策を実践する事を決めた。
おかげで今まで自分を責めていた気持ちも完全ではないが少なくなり、
逆に自分を奮い立たせるために励ましたり、応援する事が多くなっていき、
再び気持ちが上向きになっていくのを実感出来ていた。
本当に救われた動画だった・・・今となっては感謝しかない。
その日からもう自分を責めるのは止めよう、励まし応援していこう。
そう決めてまた星蓮船へ向き合う事を始めた。
そして最初は11月末、または今年いっぱいまでとしていたこの挑戦を、
目標(蛙符全一 or Easy総合全一)達成するまで続行すると決める事になる。
それだけこの時の自分の熱量は相当上がっていた事は間違いないだろう。
それから二日後、その日の星配信にて絶好のチャンスが訪れる事になる。
今まで4凸すら出来なかった通しで、この日だけで2回の4凸に成功すると、
そのうちの2回目の通しではリソースは0-1だが高めの素点状況で4凸。
いくらか回収ミスはあったものの良い形で6面到達までいく事が出来た。
目標値からは遠ざかってしまったがスコア更新がありそうという事で、
緊張はあったものの何とか進めていたが、最後でまさかの痛恨のミス・・・

赤妖精によるディフェンスにより青UFO逃走

やってしまった・・・UFOタイミングが早かったというのもあるし、
撃ち込みが足りなかったというのもあった。しかしチャンスだった・・・
ここで青UFOが逃げた事で点符回収も出来ず最後の青UFOも出せなくなり、
そしてこのミスだけで2.93億ものスコアを失う。
だがこの時は不思議と悔しい気持ちや、自分を責めるような気持ちなど、
荒れるような感情はまったく沸いておらず、ここまで来た自分すごいな、
頑張ったなという気持ちの方が強く出ていた。
今思うと本当に不思議ではあるが、自分を励まし応援した効果だったのか、
単純に自身の成長だったのか・・・今となっては分からない。
そしてこの後そのまま聖と戦い無事に完走する事に成功したが、
リプレイ検証で改善点も見え、更に学びも多くあった事で、
また星蓮船のモチベが上がっていった。
ただここにきて体力面での不安が出てきたが、無理しない日程を組み、
モチベも維持できるような形を整えながらまた星蓮船に向き合い始める。

12.本気モード

前回の通しの反省点の改善、そしてチャンスが増えてきた事も踏まえ、
11月中旬くらいから本気の通し配信を多く取る事を決意。
もちろん仕事の関係で体力が死にそうな日、死んでる日は極力避け、
休日で走れそうな日を選び日程を組んだ。

週末に昼+夜での配信を決行

こうして本気の配信をするのは星L裏目指しの時ぶりだろうか。
それでも体力面の心配はあったから本気通しの前日には休暇を入れ、
しっかりコンディションを整えてから挑戦する事になった。
するとこの週の二日目、19日の夜配信では序盤のグレイズの精度向上、
翌日にはミス有ながらも6面まで通し切り完走するなど、
少しずつだがプレーの質が上がってきているのを感じた。
まだ理想には遠いものの、チャンスは多くなってきていると思ったし、
モチベや楽しさも相まってかなり良い調子ではあった。
そして迎えた本気通し日1回目、ここでも多くのチャンスをつかむ。
まずは昼配信、3時間半ほど走りこれがラストランというところで、
推移はどうあれ初めて予定通りのリソース数での4凸に成功。
4面もそこそこの出来で繋がったが5面後半でUFOに逃げられて終了。
惜しくも完走はならなかったが、夜配信へ向けて良い形を作れた。
そして夜配信、こちらも2時間半ほど走りラストランといったところで、
今まで見た事のない理想以上の形での4凸に成功する。

過去一番高かった4凸素点とグレイズ数

序盤全てが上手くいっていた、これはもう通し切るしかない。
そういう思いで4面を進行していくが、緊張による回収ミスが多発。
そして懸念していた4後半P持ち陰陽玉地帯で最悪の配置を引き被弾。
この時点で残機0のため、ここで無念のゲームオーバーとなってしまう。
直前の青UFOでベントラー先取りするパターンに変えた事もあり、
最悪配置については覚悟していたが、まさかこの状況で来るとは・・・
リプレイの見返しが終わった後はちょっと悔しさもあったが、
この日までまるで進展がなく先行きが不透明だったものに、
ようやく希望が見えてきた・・・当然これでモチベは更に上昇。
ここからまた精度上げやミス減らしに没頭していくのだった。

13.Brighter day

惜しい通しがあった日から数日間、また序盤ループの日々が続くが、
序盤の精度、安定感は以前よりも格段に上がっていた。
特に小傘戦や中ボス一輪は見違えるほど上手くなり、安定していき、
4凸はまったく出来ないものの、チャンスは少しずつ増えていった。
そうなるとあとはボスの方の一輪戦の出来が重要になってくるが、
直近ではサンドバッグ、通常3のグレイズパターンでのミスが多く、
特に今まで自信があった通常3に関してはスランプ状態になっており、
通しでは毎度のごとく被弾しているという状態だった。
しかしここまで来て改善すべき課題が明確化、そこを中心に練習する事で、
安定感は更に増していったと思う。
ただそれでもここ以外の他の場所も普通に難しいため、
なかなか理想通りにいく事は少なく、4凸出来ても低推移で進行、
もしくは一輪でゲームオーバーになり帰宅を余儀なくされていた。
しかし少しでもチャンスを増やすためにその後もずっと走り続けていたが、
12月の頭、理想推移ではないが4面以降に進むチャンスがまたやってくる。
4凸までのミス被弾はボス一輪通常2のみ、他はノーミスで進行するなど、
推移も高めでかなり良い調子とも言える状態で進んでいた。
しかし目玉に入るとレーザーの配置が超絶下振れてしまい、
しかもボム0状態になった直前に操作ミスでまったく粘る事が出来ず即死。
最終的に理想4凸素点よりも1000点マイナスという状態になってしまった。
ただそれでも4凸での残機ボム数は予定通りという事もあり、
後半面の出来次第では最悪スコアバグには届くだろうという思いで続行。
そして個人的山場である4面も綺麗に決まり、久しぶりの5凸に成功する。
そこから5中ボスまでは綺麗に決まるも、ここからまさかの回収ミス連発。
早回し青8NB236枚で理想より10枚落ち、続く虹は綺麗に決まるも、
ラッシュ前に点符を9枚素回収してしまいその後の青が519枚となる。
ここだけで理想より19枚落してしまって大きくスコアを落としてしまう。
無事に寅凸は出来たが、スコアバグが狙えるかは怪しくなっていた。
寅は何とかパターン通りに捌き切り久しぶりの6凸を決められたが、
続く6道中のインベーダー地帯で致命的なミスが起きてしまう。
インベーダー二列目のベントラー持ちを倒そうとした時に、
撃ち込み位置が悪かったのか隣の妖精一匹も一緒に倒してしまい、
10枚分の点符を普通に上部回収するというミスが発生。
続く三列目の妖精の点符もUFO回収の折に3枚ほど素回収してしまい、
合計13枚、約765万ものスコアを失う事になり、ここで目標到達が消滅。
5道中のミスも含めるとおよそ2000万以上のスコア損失となり、
これがとても大きな要因となった。
しかしそれでも聖到達時にはスコア更新の可能性もあり、
複雑な気持ちだが切り替えて進行し、無事にスコア更新での完走に成功。
約2800万更新、そして21億達成からおよそ2ヶ月半ぶりの更新となった。

約二ヶ月半ぶりのスコア更新

スコア更新は嬉しくあり、リスナーの皆さんとも喜び合えたが、
内心では素直に喜べず、やはり悔しい気持ちの方が大きかった。
直近に裏で後半面の練習もやってて、問題ない状態ではあったものの、
この大一番で決め切れなかった事が残念で仕方なかった。
ただ今回は4凸低推移進行、回収ミス多めという分かり易い課題であり、
伸びしろは十分見えていたのでそこまで悲観する事はない。
次は出来ると信じ、次回へ向けて気持ちの方は切り替えられていたし、
むしろもっと通したくて仕方ないくらいやる気に満ちていた。
そして次の日の夜配信、これまでの苦労が報われる奇跡が起きる・・・

14.Unkillable Blue UFO King

スコア更新した配信の翌日、久々に連休のシフトなのもあり、
朝から夜までは自分のやりたい事をしながら一日を過ごしていた。
一応午後くらいから1時間ほど、無理のない程度に星練習もやり、
配信前の準備は問題ないだろう、そういう感じではあったが、
特に何かあった訳ではないがどうも精神面の状態が思わしくない、
元気が出ない状態になってテンションが上がらないまま夜を迎え、
配信の時間になり星蓮船を始める事になる。
その影響か配信序盤はあまり弾も見えず、パターンの精度も出ない状況で、
昨日の勢いとは打って変わり消極的なプレーが続いていた。
流石に良くない方へ行ってるなという感じがしたので、
一時間ちょっと通した後、気持ちが荒れる前にストップし休憩を挟んだが、
声も暗くテンションも低めで悪い流れになりつつあるのは明白だった。
とりあえず直近でミスした3道中前半の見直しをした後、
気持ちを落ち着けて再走する事になるが、ここからが奇跡の始まりだった。
その後は一回一面ループをするも、調子良くノーミスで3面まで到達。
懸念点だった3前半青も綺麗に決まり、中ボス一輪通常もノーミス抜け。
3後半凸グレイズ10255G、その後はパターンで危ない部分もあったが、
無事一輪凸、グレイズは10999Gと高めだった。
一輪戦はサンドバッグで被弾するも、目玉までしっかりパターンを決め、
予定通りのリソース進行、並よりやや高めの素点状態で4凸に成功する。
緊張はもちろんあったが、いつも練習通りにやろうという気持ちで進行。
4前半青二回は合計4枚落ちに抑え、続く鵺後の虹から虹1まで完全回収、
虹2は115枚という形で良い調子で進んできてスコアも申し分なかった。
しかし虹2を壊した後、次の青UFOセットアップのパターン遂行時に、
近くの気まぐれベントラーを緑の状態で取ってしまい素点-1000点、
更にそれを使って次の青UFOを出す予定だったため一部パターンが崩れ、
UFO出現タイミングが遅れて点符を多く落としてしまう事になった。
そのため最後の青は回収117枚、理想から10枚近く落ちてしまう事になり、
スコア、進行共にやや痛手を負うような形になってしまった。
それでも前日の進行よりは高い進行のためここで諦める事はなく、
それ以降で上手くいくことを信じてそのまま続行していく事に。
ただプレッシャーはものすごく感じていた。
目標のスコアを狙うにあたって、素点-1000点は致命的であり、
それはこの後のパターンで攻める以外の選択が無くなる事を意味する。
一つのミスも許されない状況でプレッシャーは重くのしかかっていた。
それでも村紗戦、5道中を問題なく抜け、一つのミスも無く寅凸に成功。
スコアは前回より1300万ほど高く、素点も同じよりやや高いくらいの状況。
問題なさそうではあったが、自分としてはこのボス戦が山場と感じていた。
何故なら通常1、2の攻めるグレイズパターンは被弾リスクが高く、
安定が非常に難しいため、練習の時から成功率はかなり悪かったためだ。
ある程度及第点や妥協パターンは作ったがそれでも怖いポイントでもある。
それもあって攻めるしかない状況ではあったがここは安定を重視。
それでも通常1は1800G後半、通常2は予定の動きより抑える事で、
安めではあるが安定した状態で抜ける事が出来た。
その後はいつも通り、独鈷杵と浄化は怖かったが何とか突破して、
二日連続で6凸する事に成功。再びスコア更新のチャンスがやってきた。
ここからは気持ちの勝負、緊張はあるがいつも通りを意識して臨んだ。
運要素のある最初の陰陽玉地帯は点符が1枚落ちてしまったが、
問題にならない回収に成功し、続くインベーダー地帯も問題なく突破。
最後の鵺も練習通りにパターンを遂行し、ミスなく聖へ到達。
この時点でスコアは20.69億。推移としては蛙符全一越えペースだったが、
それを意識したくなかったので、聖到達時に右上を見る事はしなかった。
ただそれでもスコア更新は狙える、また一つ前へ進むことが出来る。
そういう思いで聖との戦いに挑んだ。
難易度はEasyとは言え、ここでのリソースは0-0で何もない。
そして中盤にはEasy屈指の難スペルであるメイルシュトロームが控え、
その後には緊張が最高潮達した状態での魔神、円盤が待ち構えている。
一つのミスも許されないプレッシャーと戦いながら一つ一つを越えていき、
そして全ての通常、スペルを越えて完走・・・円盤突破時のスコア、
そしてクリアボーナスを含めて当時の蛙符全一越えを確信。
長く、そして辛く苦しかった旅に終止符を打つことになる。
最終スコア21.61億、目標だったスコアバグ、そして蛙符全一を達成し、
ここまでの苦労、努力、命がけで挑戦してきたものが、
ようやく報われた瞬間だった・・・

2024/12/04 21:58 Easy蛙符スコアWRを更新

戦いが終わり、しっかりリプレイを残してリザルト画面へ戻ってきた後、
ここまでの苦労や喜び、いろいろな思いが体の奥から溢れ出してきて、
配信中である事も構わず画面の前で泣き崩れた。
しばらくまともに話せないくらい体も震え、手足も痺れていく。
そしてコメント覧にはおめでとう、GGのコメントが溢れていき、
それを見て改めてデカい事を成し遂げたんだなという気持ちになり、
更に体の奥から喜びが溢れてくる。
言葉には表せないくらい、本当に多くの気持ちが溢れ出ていた。
そんな状態が10分くらい続き、ずっと気持ちが高揚したままだった。

15.最後に

改めて振り返ってみるとプレー内容は完璧とは言えないが、
これが今の自分のEasy蛙符スコアタの集大成になったと思う。
これまでスコアタやってきて間違いなく一番苦しかったし辛かった・・・
命をかけるほどの思いで頑張ってきたが何度も心をへし折られ、
その度にふさぎ込み、全てを捨てて逃げ出そうとした事もあった。
ただそれでも持ち前の真面目さ、意地、執念を最後の最後まで貫き、
そして配信内外で応援、見守ってくれた皆さんがいてくれたおかげで、
崩れ落ちる事無く続けてこれたからこそ掴み取れた結果だと思う。
ここまでついてきてくれて本当にありがとう・・・!
もう一つの目標であるEasy総合全一(21.68億)へは惜しくも届かなかったが、
自分のベストを尽くして走り切ったので悔いはない。
ここまで本当に頑張った、今はそれだけで十分だ・・・
ちょっと話がズレるが星蓮船での全一スコア到達は初めてではなく、
実は13年前にEasy蛇符にて達成した事がある。
その時は12時間後にすぐ他のプレイヤーへ抜かれてしまったのだが、
それが地味にトラウマになってて、今もスコアボードとか、
スコアwikiを見る時にハラハラしてたりする。
でもこの記事の投稿時点(2024/12/08)ではまだ抜かれていない状況だ。
しかしこの記録はいずれ大きく更新されてしまうだろうけど、
この記録とWR更新履歴はいつまでも残る事になる。
だから今は自分の大好きな機体でこの結果を掴み取った事を褒めつつ、
しばらく喜びを嚙みしめていたいと思う。
それだけ自分にとっては大きく、価値のある挑戦だったのだから・・・

ここまで読んでくださりありがとうございました。
最後に配信のダイジェスト動画とリプレイ動画を置いておこうと思います。
良ければ是非見てあげてください・・・!

☆FIN☆

いいなと思ったら応援しよう!