はじめてのキャンプは手ぶらだったからできた!~オロオロビギナーのはなし
「キャンプしようぜっ!」
「・・・・」
家族(夫と息子)の最初の反応は無言。「突拍子もないことを言うよな、道具もないのにさ…。」とでも思うのでしょう。
それに、息子はキャンプより電車に乗りたい。
急に行こうとなったわけでなく、少しずつキャンプに近づいているつもりなのだけれど…。ここは「私の教育不足」だったのかもしれません。
そもそも、なんでキャンプに行きたいと思ったのか。
初めて飯ごう炊さんをしたのは小学4年生。
少年団の先生に近くの山に米とスプーンだけを持ってくるように言われて、なんとなく参加したときのこと。
まず、皿がない。
すると先生は澄ました顔で、そばにある竹をカーンと切ってきたんです。
節から節までをのこぎりで言われるままに切って…。
あのうっそうと生えている竹が、竹が、タケが…皿!!
うっすらタケ風味のカレーは、なんとも言えない美味しさで。
それを子どもと味わえたらいいな…という憧れがあったんです。
が…まぁ、まれにみるインドア族の夫とキャンプにピンとこない息子。わたしは竹の妄想だけ。
まず貸しコテージの「手ぶら+温泉プラン」を2年ほど。(慣らしタイム)
いよいよ満を持してキャンプをしようとしたのが、2014年のこと。
オロオロビギナーが、キャンプに首をつっこんだ話をお題 #キャンプの話をしよう に乗っかって書いてみます。
なぜ手ぶらキャンプにしたのか
「手ぶら」は、キャンプって言わないんじゃないかと思うかたも多いでしょう。
人って面白いですね。イヤなものや苦手なものにチャレンジするときに、あらゆるパニックを想像します(笑)
「熊に襲われたらどうすんだ?」
「途中で道具が持てなかったらツライよね」
「トイレとか長いんだけれど…」
「テント、すぐ組み立てられるかな」
「火起こしは、縄文式か?」
考えれば考えるほど、やめる方向に行きがち。
これはもうパニック妄想を一つ一つ消化できる施設を選べばいいんです。
トイレがキレイでたくさんあって、料理は現地でパックになってて、お風呂もシャワーがあって…。なんなら遊ぶところもちゃんとしてて。
結果、オロオロ初キャンプは、ラクが一番だ!と。
…というわけで、サバイバルに自信がない、慣れている人がひとりもいない初キャンプは、手ぶらで行くのがいちばん失敗しない!!
オロオロビギナーが選んだ「手ぶらキャンプ場」とは
「わんぱくでもいい。たくましく育ってほしい」(by丸大ハム)というセリフの80年代テレビCMをご存じでしょうか。
この世代ドンピシャの夫とわたし、木に突き刺したハムをゴリゴリ焚火で焼くワイルドなキャンプイメージが強すぎます。
火起こしからの~丸焼き…
いやいやいや、ムリでしょ!
そこで見つけたのがコチラ↓
【相模湖プレジャーフォレスト】
もう、これでぜーんぜん良い!
テントもしっかり設営済み。
熊がでるかどうかは知らんけど。
寝袋も、マットもセットされています。
2016年は、ちょっと気合を入れてイメトレから。
この本を息子に読み聞かせ。盛り上がります。とっても楽しい本でした。
大人も負けじとお皿のセットとカップと寝袋を買って(笑)
まぁ、慣れぬとこんな風になる↓
そこで出かけたのは、共同炊事場やお風呂がきれいな安心のキャンプ場↓
【河口湖・森と湖の楽園】
富士山の見える駅で降ります。テンションもあがります。
そして、息子は初炊事場体験。
テントは設営済み。寝袋をもっていったけれどプランについていました。
夜、イタチかなにかがテント周りをうろついていたのが思い出。
そして、満を持してテントをイチから張ることにチャレンジしたのがココ。
もちろんテント名人が現地指導してくれるプラン。
【ロハスガルテンキャンプ場】
友人家族とのキャンプも初めて。お互い手伝いながらの作業は楽しい。
何といってもうれしかったのは、場内の温泉券が2日分ついていたこと。
テント設営で汗だくだくになったので入る、朝風呂に入る、寝る前に入る…など自由に使えるのです。
そして、車があれば近くの川遊びに行くことも可能。
まとめ~オロオロビギナーキャンプは手ぶらから慣れる
今回は私たちが埼玉県から公共交通機関を使えば行ける「手ぶらキャンプ場」をご紹介しました。
丸大ハムのイメージや竹皿の憧れでいくと、ものすごく荷物が多い。
それが億劫なら、まずは「手ぶらキャンプ」と検索してみましょう。
さてさて、ビギナーはいちばん何がやりたかったのか。
ずばり、じぶんで立てたテントで寝たい!!
でもいつまで経ってもテントが設営できないのは、困ります。
最初は、設営済みテント。次は設営プロがいるところ。そして、ようやく自前キャンプ!!
そのころには、子どもも戦力になっているハズ…。でも6年以上キャンプに行けていません。
そんな子どもも家族もこよなく読んでいる本は…
なぬ!時代はもうとっくに、ソロキャンかヒロシ師匠か!
たくさん荷物を抱えたこと、寝袋が冬物で暑かったこと、撤収に焦ったこと、バス停まで延々と歩いたこと…。
家族とオロオロしたのは、いま思えば面白かったなぁ。今度は一緒に行ってくれるかなぁ。
いつかまた、竹の皿で。
いつかまた、焚火でコーヒーを…
そして今度こそ、自分たちでサクサク設営したテントで寝る!
ステップアップしたら、ここでまた紹介したいものです。