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43.応援したい|るりおさん【応援note #3】

るりおさんと話した中ですごく魅力に感じた部分は、るりおさんの「がんばっている人を応援したい」という気持ちだった。

アジアを一人で旅した経験や、学生時代の経験、それらを通し、自分が応援されてきたからこそ応援したいその気持ち。

もちろん、るりおさんの「日本一イカした薬剤師になりたい」という夢も、世界一周したいという目標も応援したい。

それに加え、普段は発信しないような魅力も今回伝えていけたらと思う。


応援したい気持ちを応援するnoteがあってもいいじゃない。
と言うわけで、るりおさんの応援noteを書かせていただきます。

↓るりおさんTwitter


■旅で支えてもらった

私が応援noteの詳細を公開したとき、正直社会人の方からの応募は来ないだろうと思っていた。100円とはいえ料金設定もしてしまったし。

しかし、その想いとは裏腹に、公開当日にるりおさんから連絡が入った。

私にとってはすごく意外なことだったので、るりおさんに今回の応募の理由をたずねた。

「さむさんの取り組みを応援したかったから」

その一言に、胸が熱くなった。


るりおさんは、もちろん良し悪しは見極めるが、がんばっている人がいれば基本的に応援するスタンスをとっているそうだ。

その理由は、以前一人旅をしているときに、言葉が通じなかったり、あるいはお金に困ったりしているときも、誰かが助けてくれた経験があったから。

しかも助けてくれた相手は、他のバックパッカーや現地の人たち。
だからこそ、自分の周りの人は応援したいと思うらしい。


そんなるりおさんは旅好きだそうで、年に1度は海外旅行に行くことにしているらしい。

前回の旅行は3月。タイとカンボジアに1週間ほど、ご友人と行かれたそうだ。

しかもそのフットワークの軽さが半端じゃない。

一番安い飛行機で海外に行こうという話になり、タイまで往復3万円ほどの飛行機を予約したのだそう。

くわしく行き先を決めたのは当日の空港らしく、ホテルもその時点では取っていなかったという。
そのため、素泊まりで数百円のゲストハウスの日もあれば、1泊で3万するホテルが当日割で3,800円で泊まれた日もあったそうだ。(しかもそのホテル、あべのハルカスよりも高いらしい。)

ところが3日目になって、「タイに飽きた」という話になったそうで、翌日のカンボジア行の飛行機を調べ、翌日はカンボジアに行ったという。


高校時代にはフィンランドに行った経験もあるらしく、目的のオーロラこそ見れなかったものの、ちゃんと免許を持ったサンタさん(サンタさんには公式の免許があるらしい)と会ったこともあるそうだ。

マイナス20度の世界で裸になっていた時には、「南国(沖縄)から来たやつらがふざけている」と現地の人から笑われたらしい。
ちょっと恥ずかしかったけどいい経験だったと話してくださった。


嬉々として旅に関する思い出を語ってくださり、旅が本当にすごく好きなんだろうと感じた。

旅行のどういったところが好きなんですか?と尋ねると、

「たくさんの人と会えることかな。あとはアジア圏だと物価が安いから、少額でも豪遊できちゃうこと。
英語があんまり使えなかったり、そもそも英語圏じゃないから英語が通じないこともあるんだけど、ジェスチャーで伝わるしね」

と教えてくださった。


るりおさんは、「お金が溜まったら、1年ぐらいかけて世界一周したいと思っている」とおっしゃっていた。

自分を表現するもののひとつとして、「薬剤師」だけでなく「世界一周」というワードがほしいのだそうだ。

それに、アジア圏で一人旅した時以上の経験が得られる。

そういったことも含めて、純粋に「世界一周って楽しそう」とワクワクするのだそうだ。


世界一周に向け、英語の勉強もしたいとおっしゃっているるりおさん。

るりおさんの見る地球を、私も見てみたいと感じた。



■変えてもらったから、応援したい

るりおさんの学生時代のお話で印象的だったのは、大学3年生の時に経験したという、学祭実行委員長の経験だった。

るりおさんの大学の学祭実行委員は、各部活からの代表2名(1,2年生)と、幹部の3年生で構成されていた。
そこでるりおさんは1,2年生の時、サッカー部の代表として、学祭実行委員に選ばれたという。

事前準備期間はほとんど遊んでばかりだったが、当日は真面目に運営の業務を行なったらしい。
そこで学園祭のおもしろさを初めて感じたそうだ。

そして、次期幹部は打ち上げの際に現幹部から発表されるのが通年のきまりだった。

しかし、すっかり学園祭の楽しさ、運営の楽しさに魅了されたるりおさんは、委員長に「次の委員長やらせてください」と頼み込み、次期委員長に就任させてもらったのだそうだ。

当時を振り返ってるりおさんは、

「他校に比べると少額かもしれないが、約1,000万円という大きなお金を動かして領収書をもらったり、自分の名刺をつくったりと、責任を感じる場面が多々あった。
学生の内にそういった経験ができたのはほんとうによかった」 

と教えてくださった。


また、それだけでなく、通年の伝統にとらわれない方法も試していったという。

例えば先ほども書いたように、次期学祭実行委員長は学祭後の打ち上げで決まるのが通例だった。

しかしるりおさんは、学祭準備進行中に決めた方が来年の段取りも学びやすいと思い、準備期間中に次の委員長を決定したそうだ。

周りには「それだと次期委員長を目指してきたのに、なれないとわかるとやる気をそがれる子もいるかもしれない」と反対する声もあったそうだが、その方法でやりきった。

結果、次期委員長が流れを学べるだけでなく、現委員長の負担も軽減されるなどメリットがあったそうだ。

それから、るりおさんの大学では学祭の後に、学祭実行委員が主体となって新しいお祭りをするのも伝統だったそうだ。
しかし、るりおさんの代は学祭が始まってちょうど49年目、本番は来年の50周年だと感じていたらしい。

そこで、今までの「まったく新しい祭り」を開催するのをやめ、直近3年間でやったものを融合したお祭りを開催することにしたそうだ。
そうすることにより、すでにノウハウができあがっているため進行がスムーズな他、無駄な予算も抑えることができたそうだ。


それから、るりおさんはたくさんのバイトも経験したことがあるとおしえてくださった。

経験したことのアルバイトは

・リハビリ助手
・ファミレス
・居酒屋
・家庭教師
・テーマパーク
・ケータイ販売
・ラーメン屋

と、多種多様。

「伸びしろがなくなったら次に挑戦する」をスタンスにバイトをしていたそうなので、学んだこともたくさんあるようだ。


例えば、現在薬剤師として働いているのは、リハビリ助手の経験があったから。

るりおさんのお父様がクリニックを経営されているらしく、そこでバイトしていたとのことらしい。

そこで患者さんと触れ合い、医療のすばらしさや医者のかっこよさを感じた。
それまでも医者になりたいという気持ちがあったが、この経験でより強く思うようになったそうだ。

浪人を経験し、医者の道は断念したものの、医療には携わりたいとの想いから、二浪目に医学部と一緒に受けていた薬学の道を志願したと言う。


また、家庭教師のバイトでは、ふたり担当していたそうだが、ふたりとも引きこもりだったりおとなしかったりと、コミュニケーションの難しさを感じたそうだ。

あまり勉強が得意な子たちではなかったからこそ、勉強の内容ではなく、「なぜ勉強するのか」「勉強するってどういうことか」を語るように意識していたらしい。

それは、るりおさん自身が、中高生の時に散々勉強をサボっていた経験があるから。だがきっかけがあって勉強するようになり、医学部を目指すまでになった。

中高生の時サボったのに医学部を目指し、学祭実行委員会でもサボったが委員長になり。
そこには意識や考えが変わったタイミングがあり、変えてくれた人がいたから変わることができた。

だから、今でもがんばっている人の応援がしたくなるそうだ。
その応援が、その人の成長の小さなきっかけになることができればいいと感じていると話してくださった。



■日本一イカした薬剤師になりたい

そして現在、薬剤師として沖縄で働いている。

そんなるりおさんの目標は「日本一イカした薬剤師になること」だ。


失礼ながら、それを聞いたとき私はこんな質問をした。

「『イカした』って抽象度高くないですか?」

すると、

「俺は、それでいいと思ってる」

と返ってきた。

「『イカした』をちゃんと定義した方がいいっていう人もいるかもしれないけど、俺はそうは思わない。それを定義してしまうと、そこから外れたものはチャレンジしなくなってしまうから。
でも、定義で縛らないからこそ感覚的に『かっこいい』と思ったものに飛び込んでいける。
それに、今はかっこよくなくても後でかっこいいにすることもできる。浪人した経験は昔は嫌だったが、今は経験してよかったと思えているし。
そういった挑戦を制限しないためにも、『イカした』の定義はあえて決めていない」


私は今まで、目指しているものの定義はいちいち決めていった方が良いと思っていた。

しかし、るりおさんの話を聞いて、すごく納得した。

定義してしまうことは、それ以外の可能性を消すこと。
そしてそれ以外の可能性を消すことは、人生の幅を狭めることにもつながる。


現在るりおさんは、「日本一イカした薬剤師」になるべく、資格試験や世界一周に向けた英語の勉強に励んでいるそうだ。


これまで応援されてきたからこそ、がんばっている人を応援したい。
その想いを、応援noteの利用を通して体現してくれたるりおさん。

そしてそんなるりおさんだからこそ、きっと本当に「日本一イカした薬剤師」も体現していくのだろう。

これからも一緒に沖縄を盛り上げていけるように、応援された身としてもがんばりたい。

↓るりおさんTwitter



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応援note詳細はコチラのnoteまで。

あなたの熱い想いを聞かせていただける日をお待ちしています。

いつも読んでくださってありがとうございます。