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39.言いたいことをもっと言える世の中に|のりさん

本日、のりさんとお話させていただいた。

高校卒業後、航空自衛隊を経験し、退職。現在は起業に向け勉強をされているらしく、「人見知りなんです」と謙遜しながらもその口からあふれる言葉は熱い。

たった1時間ではあったが、のりさんの考えを(ほんの端切れかもしれないが)聞くことができたので、その想いをぜひ共有したい。

↓のりさんTwitter


■人と人とのつながり

のりさんと話していて、一つ思ったことがある。
人をほめたり、立てたりするのがすごく上手だ。

「さむさんみたいに、たった140字で人を熱くさせたり、人の行動を変えられる人ってすごいと思います」

おっと、これは自慢じゃないぞ!本当に言っていただいたのだ。

のりさんは、言葉で主張ができることを大切にしたいと考えており、言葉で想いが伝えられている人を「すごい」と感じている。


しかし、言葉で主張するには壁がある。地位や見た目の問題だ。

のりさんが見たのは、ウクライナの大統領の演説だった。
そこで大統領は「こんな小さな国のトップが言っていることはだれも耳を傾けない」と言ったそうだ。

確かに、私たちはウクライナの大統領がどんな発言をしたかなんて聞いたことがない。ドナルド・トランプなら、演説でなくツイートですら耳に入ってくるというのに。

またTik Tokでは、顔がいい人は大したことをしなくても投稿が伸びる。
ブサイクな人がそれを真似すれば、「痛い」「黒歴史」と叩かれる。

今のデジタルでは、地位や見た目と言った外側の部分が評価され、人の心同士のつながりが薄いと感じるそうだ。

しかし、のりさんは人と人とのつながりの温かさを日ごろから感じている。

先日も、前職の航空自衛隊の後輩と一緒にご飯を食べに行き「同じ部隊になれてよかった」と言い合った。
そのような心のつながり・人のつながりの温かみを感じるからこそ、表面的な付き合いであったり、表面で評価され人の心が軽視されている世の中に疑問を持っているのだ。


■言いたいことをもっと言える世の中に

話していく中で、のりさんがきっと大切にされているのだろうと感じる考え方があった。

それが、「言いたいことをもっと言える世の中」を目指すこと。


これはすでに書いた、表面でなく心のつながりを大切にすることにも通じる。

のりさんは中学生の時、いじめにあった経験がある。
また、前職ではキツイ上司にあたってしまい、鬱になってしまった経験もある。

いじめられているから。部下だから。
若いから。経験がないから。

そういったことで、発言が無視され、虐げられ、少しの言葉の間違いにビクビクした経験がある。

「言いたいことが言えない人がいるって、そういう環境があるって、悔しいですよね」

「誰もが言いたいことを言える世の中」

簡単ではないけれど、誰もが主張ができる世の中になれば、もっとみんなにとって住みやすい世界になるかもしれない。


高卒で航空自衛隊に入ったのりさんだが、本当は大学進学もしたいと考えていたそうだ。しかし、母子家庭で家計が苦しいこともあり、自衛隊の道を選んだという。

まだまだ学歴が重視される世の中だが、高卒でも成功できることを証明したい、そして発信したいと考えているそうだ。

そのために今はまず会社を興してそれを成長させること。
そうして表面的なもので評価される今の時代でも発言権を付けていこうとしている。

そしてその先で、小中高生向けに講演を行い、将来の可能性について語っていきたいのだそうだ。

そして、企業がうまくいった先には、自分のように進学したくてもできない人や、あるいは留学したくてもできない人が利用できるよう、奨学金を出すための財団を立ち上げたいという。


自分が言いたいことを言えなかったから、言いたいことを言いえる世の中をつくりたい。
そして学びたくても学べなかったから、学べる資金を提供したい。
自分がつらい思いをしてきたから、つらい思いをする人を減らしたい。

のりさんが理想とする世界は、のりさんの優しさでできた世界だと感じた。



■30歳になるのが楽しみ

現在は、個人事業主の方と起業に向けて勉強中だと言うのりさん。

実はご縁があって東京の会社の人事さんから声がかかり、一度企業に就職するかもしれないそうだ。


そんなのりさんは、30歳になるのが楽しみだと言う。

今22歳ののりさんは、この時期が一番精神状態が大人か子どもかで別れる時期だと感じているそうだ。
子どもな人はハッチャけている一方で、大人な人は将来に向け、着々といろいろなものを蓄えていっている。

そしてのりさん自身は、質の高い22歳になるよう、あいさつや時間厳守と言った当たり前のことから、言葉選びであったりインプット・アウトプットなどを心掛けているそうだ。

もともと成果が出るのは遅いタイプだというのりさん。
そんな彼が、年齢ごとに質の高さを重視し8年間過ごした結果、どんな30歳になっているのだろうか。

私もすごくワクワクする。

↓のりさんTwitter


■のりさんへ

本日はお忙しい中、貴重な時間を下さりありがとうございました。

「クールなタイプ」とおっしゃっていましたが、私はすごく熱くて温かい方だと感じました。夢に向かって熱く、そして人に対して温かい方だと。

本日は大変短い時間で、今後の展望についてお聞かせいただいたり、のりさんの考え方に触れることができてとても嬉しかったです。とても楽しい時間になりました。

またお時間合えば、今日足りなかった部分をもう少しお聞かせいただければ幸いです。
本日は本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。



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さむ
いつも読んでくださってありがとうございます。