40代のおばさん、愛媛でミカン収穫バイトに挑戦してみた
こんにちは~。サミーラと申します。
職業は、海外専門のツアーコンダクターなんですが、2020年3月上旬から見事に仕事ゼロ。残念ですが、こればかりは仕方ない。
今後、どうして食べていこうか考えているうち、食料生産の現場で働いてみたい!と思いまして。
というのも、食いしん坊という言葉では、簡単に片づけられないくらいの、食い意地張り過ぎおばさんゆえ、「食べるものがない」、「空腹」が何よりの恐怖。
ならば。
パンがなければお菓子を食べればいいじゃない。
じゃなかった、美味しい物を作る現場へ行けばいいじゃない。
ということで、農業体験してみよう!と思い立ったわけです。
愛媛県のみかん農家さんで、期間限定のアルバイトを募集していることを知り、即応募。善は急げ。ありがたいことに、採用となりました。
PCR検査で陰性が確認された後に、八幡浜市の、みかん農家さんの家へ移動し、ホームステイしながら、2カ月弱、朝から夕方まで、みかんを取りまくりました。
正直、仕事は大変でした。
急斜面で、足場の悪い箇所は沢山あるし、目に葉や枝が刺さることもあるし、強風の日は、寒さで手が思うように動かないし、みかんを入れた籠は重くて、腰が痛くなるし、すぐにトイレに行けないし。(簡易トイレが遠いので、車や原付バイクで移動)
とにもかくにも、体力勝負です。
でもでも、午前、昼、午後の休憩中に、好きなだけ、みかんを食べられるという、嬉しすぎる特典付き。今まで、スーパーで買って食べてきたみかんって、一体何だったの?!?と衝撃を受けるくらいの、絶品みかんが毎日食べ放題状態って・・・。そりゃ、仕事も頑張れちゃいます。
さらに、360度の絶景が見られちゃいますから。
改めて、写真を見返すと、ほんとに夢みたいな場所・・・。
辛い、大変なことより、喜びの方が遥かに大きかったです。
普段は東京住まいなので、田舎暮らしも体験できたし、農家さんや、他のアルバイトさんとの楽しい出会いもあったし、3食付き&滞在費無料で、お金を使うこともなかったし(受入農家さんにより、条件は異なります)、気候は温暖で穏やかだったし。
また、コンダクター時代は、仕事柄、年中時差ボケに苦しんでおり、常に寝不足でしたが、収穫アルバイト中は、毎朝6時過ぎに起床、毎晩22時半に就寝するという、規則正しい生活を送っていたので、毎日よく眠れました。
日中は太陽の下で体を動かし、たっぷり、みかんのビタミンCをチャージし、睡眠もたっぷり。何て健康的な生活なんでしょ。
受け入れてくれた農家さんの年齢は、70代。毎日ほぼ休みなく働いているのに、まったく疲れを見せないんですよね。みかんを入れるコンテナは、一つ20キロになるんですが、軽々、持ち上げてました。
私も、負けずに、70代になっても、身体を動かして働いていたいなあ、と思いました。
わずかな期間ではありましたが、農業の現場に携われたことは、本当に貴重な経験となり、人生を豊かにしてくれました。
結論。
挑戦してよかった!