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【TL小説のコツ】“架空レビュー”で作品の魅力を最大化する方法

こんにちは! DLsiteでオリジナルTL小説を販売している「さみどり」と申します。

わたしが継続している創作のやり方のひとつ、まだない・・ 話のタイトルを読んで「架空のレビューを書く」方法を紹介します。

↓ タイトルの決め方についての記事はコチラ

架空レビューを書くというワークは、「アウトラインから書く小説再入門」という本で紹介されていた方法です。

本文内では理想と現実のギャップを埋める「五つ星レビュー」シミュレーションと紹介されています。

自分の作品を百パーセント客観的に読むことは不可能です。

(中略)

ということは、理想と実際の文章との間に知らず知らずのうちにギャップが生じているということですね。そのギャップを埋める一つの方法として、執筆前に「パーフェクトな」読者レビューを自分で書いてみましょう。

アウトラインから書く小説再入門

タイトルを読んで想像できる話、つまりまだない・・ 感想を、あなた自身に「未来の読者」を憑依させて語らせるわけです。

以下、さみどり作品のなかで、最もダウンロードされた作品の架空レビューを紹介します。

架空レビュー例・その1

作品タイトル:没落したので婚約解消を申し出たらいつも涼しい顔の公爵様が豹変して強〇初夜に突入しました

イラストがすっごい美麗で、影の演出がダイナミックで気になったので表紙買いです!
いつも自分にちゃんと興味あるのかな? っていうか性欲あるのかな?
って思ってた自分に自信なしヒロインちゃんが豹変した公爵様にめちゃくちゃされるの最高でした~!
あと、身体が小さくてなかなか〇らない&怖がる処女ムーブとか、大切に慣らして慣らして抱くところとか
パーティー会場で途中でフケて〇〇〇寸止めまでいったあと
屋敷でめちゃくちゃするとか大変えっちでした~!!
いままで怖がらせないよう執着心を抑えてきたのを、リミッター解除して周囲に見せつけるのもよき~!!

架空レビューです

架空レビュー例・その2

作品タイトル:婚約者が大魔法使い様に出世したので身を引こうとしたら「もう我慢しない」と押し倒されて、つがいの印を刻まれたあげく〇〇〇〇〇〇〇させられてます

両片思いのもだもだ~~!! じれったくてせつなくて最高でした!
さみどりさんの真骨頂が出ました! ね!
えっちも情熱的! そして、大魔法使い様の顔を赤くするところとかいちいちヒロインのことが大好きなんだな~~!!ってわかる胸キュン描写! がよかったです!

互いを思っているのがぜんぶ裏目に出て、というか、とくに後半ヒロインちゃんが、「自分が相手にふさわしくない」って遠慮して手を離そうとするところが涙なしでは読めなかったです。
それが大魔法使いにとってはこんなに頑張って「やっとご褒美がもらえる」「ふさわしい相手になれた」と安心して耳を赤くしていたところに、爆弾おとされて「ひどい裏切り」にうつってしまったんですねぇ。
口下手だからこそ、思いを伝える方法を知らなかった……。
絶望からの無自覚ヤンデレ発動の感じがたまらなかったです!

何度も言いますが架空レビューです


だいぶはっちゃけてますが、このくらいのノリで大丈夫です。

なぜなら「どこが興奮ポイントだったのかが言語化されていること」が肝だからです。

この架空レビューに台詞も書けると、そのシーンを実現するためのシチュもストーリーに組み込めるので強いです。

「そんな話だったんだ~」とまだない・・ 話の概要を把握できるので、必ずやるようにしています。

200文字のストーリーアブストラクトを書く

感想を書き終えた次の段階でおこなうのは「ストーリーアブストラクトを200文字で書くこと」です。

ストーリーアブストラクトとは?

わたしはこちらの呟きを参考に、毎作品ごとに作成しています。

作成したストーリーアブストラクトは手直しをして、予告作品ページ・配信ページに「あらすじ」としても記載できますよ!

あらすじ例・その1

公爵様が戦争に行っている間に没落したあなた。婚約解消を書面で申し入れて、王都の料理店にて住み込みで働いている。凱旋パレードの先頭で手を振る公爵様を、店の用心棒とともに、遠くから見つめることしかできない。
しかしその夜、公爵家から迎えの馬車がやってくる。
部屋で待ち受けていた公爵様は、あなたとの再会を喜び、お酒を勧める。
公爵様が無事に戻ってきたことに胸がいっぱいになるあなただったが、彼を望まない結婚から解放するため、「他の男に処女を捧げた」と嘘をついてしまう。
いつも涼しい顔をしていた公爵様が豹変して、戦帰りの性欲・嫉妬・重い執着をぶつけられて激しく抱かれてしまう話。

没落したので婚約解消を申し出たらいつも涼しい顔の公爵様が豹変して…

あらすじ例・その2

才能ある芸術家などを援助することで成り上がってきた伯爵令嬢のアメリアは、父が婿候補として引き取ってきた魔力量の大きい黒髪の少年「シオン」とともに育つ。
やがて魔法学校を首席で卒業したシオンは、大魔法使い様に出世する。
「魔力の少ない自分とは釣り合わない」と思い悩む中、王宮の舞踏会で噂の王女様と親しげな様子のシオンを目撃して、婚約の解消を申し出る。
しかし、シオンは「まだ、俺は足りないのか?」と激昂し、アメリアに禁術である「つがいの印」を刻むのだった。

婚約者が大魔法使い様に出世したので身を引こうとしたら…

感想ストーリーアブストラクト
この2つを骨組みとして、物語の舞台・キャラクター設定などの肉付けをしていきます。

今日は、いったんここまで!
ここまで読んでくださってありがとうございます。

では、また!

★さみどり★
サークルさみどりは「胸きゅん♡」に特化した乙女向け小説を配信しています。
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