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映画仮面ライダーリバイス〜バトルファミリア〜ネタバレ有感想

7/24、見てきましたので感想書きます
ドンブラザーズは強いて挙げるならバタフリーで吹きそうになったとだけ

まず点数から行きます

68点!

惜しい!ではどこが良かったか先に羅列しましょう

・アクション

この映画は9割アクションでできています、ストーリーなんてあってないようなものって見方で合ってると思います
なので今回ストーリーの良し悪しは評価に入れてません
あまりに薄く規模で言うと小規模な映画だったためキマイラを見てなくても全然オッケー

ひときわアクションが輝いてたのはもちろん特撮三冠を達成したケイン・コスギ

筋肉番付に出てたことは知ってる、みたいな人も多いでしょう
しかしどんだけ身体能力あるかってイメージつく人数パーセントくらいじゃないですか?最近はゲーム配信してるおじさんっていうのが若者のイメージでしょう

実は筋肉番付では人間を超えた生物こと室伏広治に次ぐ成績で
「スポーツマンNo. 1決定戦」では歴代最多優勝
「SASUKE」でも優勝経験あり
武道経験あり、パルクールもできるという最強のゲームおじさんです
ウルトラマンで忍者で不老不死なのでまあこれくらいはね、伊達にperfect body言い続けてるわけじゃないです

もうとにかくケインコスギにピントが当たります、この映画の主役はこの人です
テロリスト的な感じでハイジャックするのですがこの映画では全員まったく銃を撃ちません
ヒロミなども何故か弓を使ったりなんなんだこいつらと途中少し思います
そして最終的には素手、格闘こそが最強の世界になってます
素手でギフテリアンを倒すのなんかもはや基本
変身解除しようが問題なく殴り倒します

それに感化されてか主人公の一輝までもがケインコスギと生身格闘し始めます
もうこれ最後変身しないで殴り勝つんじゃないかみたいなアクションでとても楽しい

・爆発

もうとにかく爆発します
5分に一回は爆発してんじゃねえかってくらい爆発が多くてお前爆発のために映画作ったろって言いたくなるレベルでボンバーしてます
CG分もあるとはいえもはやネタレベルで爆発するのでストーリーとかどうでもよくなりますホントに
他の感想では妊婦がどうとか言われますけどもうそんな事はどうでもいいんです、あんなのは話のオチ要員でしかない
思えばリバイスって序盤めちゃくちゃ爆発してたな…

・仮面ライダーギーツ

鬼かっこいいです、突然出てきてなんだこいつ!?ってのは例年通りなんですけど
かなりクールで不気味な感じのキャラでした、この手の感じは考えてみたら主人公にはいなかったので新鮮味があります、なんか感じで言ったらアカギみたいでした
そのうち狂気の沙汰ほど面白いとか言いそう

ベルトの変身音声は歴代で一番張るレベルでかっこいいです、個人的にはファイズの長いバージョンみたいな
ブォンブォンベルトをふかすアクセルみもあり大興奮

さらにアクションもいい、特にガンアクション
これはもうルパンレンジャーです

銃をクルクル回すことでトリガーを押さず回転方向に弾を乱射することが出来るというガンカタ
ありそうでなかったのでルパパトでは新鮮でしたが意外と誰も触れてなかったのでルパパト好きとしてはちょっと悲しい

以上が良い点で次から悪いところいきます

・本編が悪い

元も子もないと思うでしょうがまあ聞いてください
まずこの映画は本編の出来に大きく左右されます
例えばファイズの映画がディケイドみたいな出来だったら憤慨しますよね
それと同じで、この映画はシリアス方向に舵切ってしまったリバイスにはもう遅いんです
序盤のノリを保ち、電王と同じルートでギャグをもっと入れるべきだった
なんとかバイスがperfect body連呼して操舵を切ろうとしますが完全に浮いてます
なのでこの映画ではギャグ要員の悪魔たちがものすっごい空気です、内容こんな薄味なのに
一輝のキャラが如月弦太郎並みにもっと明るければ…とかオーズくらいの絶妙なシリアス感で進んでれば…とか思ったりします

・曲の扱い

曲は最高ですがそれを活かせてない
この「Dance Dance」という曲、なにかを連想しませんか
そう、シュガーソングとビターステップです
つまり何が言いたいかと言うと

踊れよ!

前述にオーズの話をしましたがこの映画の理想的なエンディングは「手をつなごう〜マツケン×仮面ライダーサンバ」のMVのようにラストで踊ることです

ケインコスギ「楽しかったぞイガラシイッキ…」
爆発ドカンドカーン!
みんな「一輝ー!!!」
バイス「間に合ったぜー!」
オギャアオギャア!
みんな「生まれたよー!」
一輝「めでたしめでたしだな!」
〜♪

これでしょ!
せっかくもうストーリーもほぼ無い、爆発祭りっていうお膳立て、赤ちゃん産まれてよし!ハッピーエンドだな!まで来たのに

これは仮面ライダー故の制限なのか
「フィクションと混同するようなエンディングは禁止」という制約があるような気がする
例えばオーディオコメンタリーをエンディングに流すとか
劇中で死んだキャラに踊らせてはならないみたいな

以上がこの映画の明確にダメなところです
妊婦が一人で飛行機に乗ってても「一瞬疑問だったけど複雑な事情とか珍しく無いしな…」と思ったし
その飛行機どうやって着陸したんだよってくらい雑なエリア666も本筋に関係ないから笑いどころだと思ったし
あまりに警備がザルすぎるのも「不老不死がケインコスギだけだからまあ寄せ集めってことで片付くか…」
と思いました

この映画は本編に対するイメージが評価点に大きく関わると思います、評価ではなくイメージ
シリアスとの差が激しすぎたと感じるほど評価を落とします
なので人によっては80点くらい、人によっては30点くらいみたいな感じ
まあほんとに最終的な文句は
「ギャグが足りない!」
これくらいです、むしろこれが全ての元凶
まるで必須イベントを消化してないゲームのエンディングのような感じでスカッとさせたいはずなのにモヤっとする
映画泥棒と東映特撮ヒーローのコラボなど面白い所もあったりしたので非常にもったいない
もっと祭れ!!

みなさんはどうでしたでしょうか

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