【元汚部屋女子】磨き続けたシンクが光を取り戻した日
キッチンは使ったら拭き上げる
わたしがそれを知ったのは30代半ばを過ぎてからだった。
だって、水やん?そんな汚くないやん??と思っていた。
知らないことが多すぎる
スポンジは洗剤を流して水を切るらしいことも知らなかった。
だって洗剤と水やん?ついた汚れだけ軽く洗っときゃよくない?
わたしがまだ汚部屋に住んでいたとき。
必死に片付け、家でたこパをした日、友人が洗い物をしてくれた。
スポンジを水に濡らして絞った瞬間、その友人は大きな声で「えっ、めっちゃ泡出てくる!」と言った。
そこで初めて私は、スポンジは泡が出なくなるまで洗って絞っておくのだと知ったのだ。
みんないつこの事実を知るの?
親から教わるの?
実家では、掃除も洗濯も皿洗いも料理もほとんどしたことがなくて、やり方を教えてもらう機会などまったくなかった。
20代後半で一人暮らしを始め、自分で調べたりこうやって人から見聞きして、家事というものを覚えていった。
すべてやってくれていた親に感謝しろと言われるかもしれないが、もっと教えるということをできなかったのか。という思いの方が強い。
育つことはできても、生活においても精神面においても生きる力が乏しすぎるのだ。というのは別の話なので置いておいて。
シンクには水ジミができることを知る
そもそも使ったあと拭き上げるということを知らなかった頃は、気にもならなかった事実。
汚れ過ぎててそんな些細なシミは見えなかった。
ある日、洗って置きっぱなしにしてしまっていた食器持ち上げたら、こうなっていた。
めちゃくちゃ気になる…!
てか水回りなのに水ジミできやすいとかなめとんのか。
そもそもの素材に怒りを覚えたけど、このまま放置して汚れが増えたらもう気にもならなくなってしまう。
いまのうちにキレイにしないと!!
と、スポンジでごしごししたり、メラミンスポンジでごしごししたけど、ぜんぜん消える気配がない。
たった数日放置しただけなのに、めちゃくちゃ頑固なのどういうこと。
もしかして、もう二度と落ちないのか?と慄きながら、ググってみる。
やはりメラミンスポンジ、クエン酸、クリームクレンザー、歯磨き粉などなど、やり方はあるらしい。
メラミンスポンジはまったく歯が立たなかったので、研磨系はやめにしてクエン酸を買ってみよう。と近所のマツキヨさんへ。
クエン酸は高い
1,600円くらいだったかな。思ったより高くて驚いた。
これで消えなかったら悲しすぎるので、方向転換してスーパーお手頃価格のクリームクレンザー(マツキヨPB)を購入。
多少は薄くなった…のか?
使ったのはクリームクレンザーとマイクロファイバーのタオル。傷がつかないようにやさしく擦りましょう。とのことなのでやさしめに擦る。
ぜんぜん消える気配ない…。
やさしくってどんなもんなのかもわからない。
ちょっと強めに擦ってみたら、ほんの少し薄くなったような、なってないような…。
やっぱり無理なのかな。と、一度諦めた。やっぱりクエン酸買うか…。と。
だがクレンザーはまだまだ残っている。
夜に洗い物をしてから再チャレンジしたら。
確実に薄くなっている…!
これは何度かやればいけるのでは?
だいぶ消えたよー!
この5日間は毎日、ともすると朝晩磨いた。
少しずつ薄くなっているのはわかったのでがんばれた。
途中でクレンザーはよく振ってから使うものだと気づいた(先に読め)。
そしてようやく!!
近付いて見ようとしない限り、見えなくなった!!!
afterはこちら▼
iPhone15proが無駄な解像度を発揮しやがる…。
ともあれ、目視ではほとんど見えない状態までになった。
すぐに結果を求めず根気よくが大事
わたしはめちゃくちゃせっかちだ。
仕事でもなんでもすぐに結果を求めたがる。
すぐ結果がわからないものは嫌い。やりたくない。
でも根気よくやらなければ結果が出ないものだってあるし、なんならそっちの方が多いはず。
今回は諦めなくてよかった。
これからは何事ももう少しだけ根気よくなろうと思う。
sami.
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