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サメロピ、東海道五十三次を食べ歩く! その9②大磯→小田原、その10①小田原→箱根

今日は、大磯→小田原の後半の国府津→小田原、そして小田原→箱根の前半の小田原→風祭を歩きます。

2023年4月20日(木)

行きの電車の中では、知り合いの独身の息子さんに良いお相手がいないかしらという、メンバーのひとりの投げかけに、みんなであのお嬢さんはどうかしら、このお嬢さんはどうかしら、とアドレナリン出しまくりで話に熱中してしまいました。
変な興奮状態の中、国府津駅に到着です。

10:45  JR国府津駅 出発

朝からテンション高し

今日は予想最高気温が25℃以上の夏日になるようです。
3人のうちの1人が結構寒がりで、朝の段階で上着を3枚も着ていました。暑くなってきたら1枚ずつ脱ぐそうです。
私たちが素直に脱がせるわけがありません。
ここは、いっちょ野球拳でしょう!
「野球するなら こーゆー具合にしやしゃんせ アウト セーフ よよいのよい!」(もちろん振り付き)
「はい、一枚脱いでいいよ!」
こんなことやっているから無駄に体力消耗するのはわかっているんですけどねぇ。


10:47  親鸞聖人御庵室庚申塔勧堂碑

親鸞聖人はここに草庵を結び七年間布教に努めたとされています。


10:55 親木橋

ガツンと潮の香りが漂ってきます


「ピスタァーーーチオーーーッ!」

ピスタチオ専門店「PISTACCHIERIA」

ピスタチオ専門店を見つけたメンバーのひとりが「私、ピスタチオの一語だけでイタリア語を話しているみたいにしゃべれる!」というので、
ならば、どうぞ。(音声でお届けできないのが残念)

バージョン1
軽い挨拶風
「ピスターチォ!」

バージョン2
久しぶりに故郷に帰ってきた息子に母親が話しかける風
「ピスタ、チーオ…」

バージョン3
別れなければならない恋人に最後の言葉をかける風
「ピスタァチオ、ピスタァーーーチオーーーッ!」

歩きながら延々と続くピスタチオ劇場……

これだけピスタチオ、ピスタチオで盛り上がっておきながら、このお店よってません。
悪しからず、、、


11:05  小八幡の一里塚跡

日本橋から十九番目


「ジョリーン」


4月15日(土)に3人で多国籍バンドのライブに行きました。
そのバンドが演奏した曲にオリビア・ニュートンジョンの曲「ジョリーン」があり、3人ともすごく気に入ってしまい、最近ずっとこの曲を歌っています。

「ジョリーン ジョリーン ♪
    ジョリン ジョーリーン ♪」

次の歌詞がわからないので、例のごとく
エンドレス「ジョリーン」
バンドやってるなら、英語の歌詞ぐらい覚えろって話ですよね(苦笑)



11:10 まるみ珈琲で休憩

店内には何台もアコースティックギターが置かれていて、お店のあちこちにもギターの絵が。
きっとマスターが音楽好きなのでしょう。

BGMは80年代昭和歌謡ポップスが流れています。
八神純子さんとか南野陽子さんとか。
ヒット曲じゃなくてファンじゃなきゃ知らないアルバムにしか入っていないような曲。
新しい曲がかかるたびに歌声で歌手を当てる遊びをしながら、美味しいアイスコーヒーを飲んでゆっくり休憩できました。

アイスコーヒー(450円)×3
チーズトースト(450円)を3人でシェア


ちょこっと松並木

この道路の松はライオンの尻尾みたいに上のほうだけ葉っぱが茂ってます。



「もせる」は方言???

小田原市のごみ集積所の看板はみんなこれでした。
「もせるごみ」「もせないごみ」
はじめてきくパワーワード!!
東京都は
「もえるごみ」「もえないごみ」
やっぱり方言ですよね。
あえて標準語にしないところに小田原市の気概を感じます。
そんな小田原にサメロピバンドから贈ります!
聴いてください、

「もせるよもせる featuring  小田原」

「もーせるよ もせるーよー ♪
 炎よ もーせーるー ♪
 火のこを まきあーげー ♪
 てんまで もーせるー ♪ 」

キャンプファイヤーソング「燃えろよ燃えろ」を アレンジしてみました。

元気に歌いながら、小田原宿目指して歩を進めます。


二宮金次郎像

江戸時代後期に荒廃した多くの農村を復興に導いた、 二宮尊徳翁(二宮金次郎)は小田原の出身です。


12:05 旧川辺本陣跡

中世(鎌倉時代)の東海道にあった酒匂宿の本陣跡
建物は江戸時代後期のもの



12:15 連歌橋

連歌橋のすぐそばにも風情のある川が。
この辺りのリバーサイドをカフェとかにして活かせば素敵なのになぁ、とおもったりして。
あまりに風情なく建っている川の両端のデニーズと焼き肉キングを見て少し残念でもあります。


駅弁の東華軒

東華軒は前回に国府津駅で購入した駅弁を作っている会社です。その工場が酒匂川沿いにありました!



12:17 酒匂川

【江戸時代、小田原を流れる酒匂川には橋がなかった。旅人は渡し場から川越し人足によって川を渡らなければならなかった。雨が降り続き、水深が胸あたりになると、川留めとなった。川留めは、旅を急ぐ人々にとって大変な難儀であった。】(小田原市ホームページから引用)

うっすら富士山が見えます!この先、箱根の山で富士山が見えなくなるので、ここで富士山とはしばしのお別れです。


ここんとこ間違えましたー!

酒匂川を渡ったところで、旧東海道に入るはずが道を間違えました。


12:50 山王神社で休憩

今日は暑いのでこまめに水分、塩分補給。
お詣りして、木陰になっている軒先をお借りします。

山王神社は男神様なので千木が外削ぎです
「教えてお寺・神社さん」から引用させていただきました



13:05 宗福寺

山王大権現社でおみくじを引きました
御神木に弱い私たち


そして、御神木のかたわらには!!!!!

ひさびさの!「出たぁー!KST(庚申塔)!!」

ひさびさのKSTは可愛らしい"聞かざる"でした



小田原宿の入口のようですね


13:10 小田原の一里塚跡と江戸口見附跡

日本橋から二十番目



かまぼこ通り

ひとけのない"かまぼこ通り"


かまぼこ通りを歩きながら、2人が
「エッサ エッサ エッサホイ サッサ
    お猿のかごやだ ホイサッサ」
と歌い出すので、
「なんで、ここで"お猿のかごや"なの???」
と聞いても、そのまま歌い続けます。
「日暮れの山道 細い道
 小田原提灯ぶらさげて ソレ
   ヤットコ ドッコイ ホイサッサ
    ホーイ ホイホイ ホイサッサ」
な〜るほど!小田原提灯か!!
小田原に関係する歌だとは全然気がつきませんでした。勉強になりました!


13:20 小田原おでん本店 で昼食

あ、小田原提灯!!
お客さんいっぱいの人気店のようです
おでんだぁ♪ おでんー!
こちらのおでんの具材から5品選びます
迷うのもまた楽し!!
おでん茶飯ランチ(1540円)


茶飯ご飯は半分食べたところで熱々の出汁をかけてもらえます。

はんぺんは別盛り
デザートはアイスクリーム
完璧なランチセット!!
こんなお洒落なお部屋もあります

店員さんが何度もお茶のお代わりを注ぎに来てくれて、とても優しくて親切です。
とてもよいお店でした!!


14:22  青物町商店街

残念ながらシャッター商店街のようで、お店がやっていません。人も全然いないし…
商店街が閑散としているのは寂しいものです。
なんて、しんみりしていると

そうです、歌は急にはじまります。

「ふたりは シンパシイ 感じてた〜♪」

商店街にシンパシー感じちゃったみたいです。
杏里の「悲しみがとまらない」の歌がとまらない。

「昼下がりのキャフェテラスー」

なぜかリレー形式でつなぎます

「あの日電話が ふいに鳴ったのー、
 あの人と 別れてと 彼女からー」

「 I Can't Stop The Loneliness
 どうしてなの 悲しみがとまらないー」

「 I Can't Stop The Loneliness
 
  かーれーをかえーしてー 」

真顔になって、
「ずいぶんな歌詞よねぇ」

歌詞をすっ飛ばしておきながら、
急にはじまった歌は、急に終わります。


14:25 なりわい交流館

小田原の資料をいただきました

満腹のあまり、宿場にはかかせない大事なものを忘れています。それは3人とも家に帰るまで気がつきませんでした。
何を忘れてるのか、答えはのちほど。


西洋料理「グリル KONOMI」

桑田佳祐さんがよく来るそうです
改めて来店したいお店です


14:38 ういろう

ガーン!西行まんじゅうの悪夢再び

今回も楽しみにしていたところが定休日、、、
今日のお菓子の目玉だったのに…
数少ない定休日に遭遇するとは残念!!

このお菓子が買いたかったのです、、


【「ういろう」は、約600年前の室町時代に誕生し、"ういろう”の発祥の店といわれ、25代にわたり伝統を守る老舗だそうです。元来“ういろう”とは外郎(ういろう)家が作る薬を指し、その後接客用に考案された米粉の蒸し菓子を“お菓子のういろう”と呼ぶようになったそうです。】


いろんなお味の「ういろう」、食べたかったなぁ。


14:46 柳屋ベーカリー

ここで買わないと今回も餡子なし!
どれも食べたくて選べない!
迷いに迷って
私は’つぶし(216円)'と’桜白(270円)'をチョイス


14:58 居神神社

「神棚に今日も家族のありがとう」
すごく良い'気'のする神社でした


15:00 光円寺

境内にあるイチョウの木は目通り幹囲が5mを超える大木です。


15:05 TEA FACTORY如春園 で休憩

【小田原周辺の茶畑で農薬を一切使わず、有機と無施肥栽培でお茶の樹本来の香りを大切に自然農薬や剪定の仕方など工夫しながら管理、生産された緑茶とこゆるぎ紅茶を提供していただけます。】

お店の時計は永遠に3時を指しています♾️


如春園浅蒸し緑茶(500円)
如春園アイスほうじ茶(450円)
アイスコーヒー(500円)
お店のまったり感がすごく居心地がいいです!
お店の名前の由来の額でしょうか

「養之如春」(これを養う春の如し)
「何事を成すにも、春の光が万物を育ててゆくようにゆっくりと、あせらず、ゆたかにやっていく」という意味を込めている、とお店のホームページに書いてありました。

そういえば、お店のご主人が春のように爽やかで暖かでした。
お茶もご主人もまさに養之如春!
心洗われました、ごちそうさま!!

もともとは下田豆腐店だった所を受け継いだそうです


15:43 内野邸

【明治36年(1903)に建築された板橋・内野家(元醤油醸造業経営)の住宅は、当時流行していた土蔵造り風の町屋で、「なまこ壁」や「石造アーチ」など、和洋折衷の特徴ある意匠が取り入れられた貴重な歴史的建造物です。】(小田原市ホームページから引用)


16:00 日蓮聖人思親の地

かなり上がっていかなくてはいけないみたいなので門だけ
撮り鉄小僧になってカシャ!


前回の大磯→国府津間も人とほとんどすれ違うことがなかったのですが、今回も歩いていて、全然人とすれ違いませんでした。
すれ違うのは小田原市議選の選挙カーだけ。
小田原市議選の候補者とその公約を覚えちゃうほど選挙カーとすれ違いました。


16:06 箱根登山電車 風祭駅 到着

この駅名で平岩弓枝を思い出すのは私だけ⁈


今回の「出たァー!DSJ!!」道祖神コレクション


お疲れさまでした。
次回はここ風祭駅からの出発となります。
このあと小田原でJRに乗り換えて東海道線で帰るのですが、JR小田原駅の発車メロディが「お猿のかごや」で笑ってしまいました。


さて、先ほどの解答です。

小田原宿で私たちがすっかり忘れたものは、

本陣跡!!でした。

宿場毎に必ずチェックする最重要ポイントを忘れていたのです。

「ピスターチオーーーー(なんてこったーーーー)!」

以後気をつけます。


歩行総距離 約9.5km 約14000歩

最高気温 約25℃


歩きながら歌った曲

野球拳
オリビア・ニュートンジョン「ジョリーン」
「もせるよもせる featuring  小田原」
「お猿のかごや」
杏里「悲しみがとまらない」


次回予告

東海道五十三次の最難所!箱根越え決行!!

そして、初めてのお泊まり♡キャーーッ!!

箱根の夜なにかが起きる⁈ 

Coming Soon………


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