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日記のようなもの


あんなに暑かったのに、一瞬で秋っぽくなって冬っぽくなってきましたね。お布団の気持ちいい気温になってきました。二度寝の幸福感が増して起きられなくなって困っています。

サボり気味になってきたのでそろそろ近況でも書こうかしら、というところです。

私の心に揺れが出るのは十中八九あの男の事なので毎度似たような話です。変わり映えしなくてごめんね。


最近、とある知り合いの男性にえらく好かれてしまった話です。まあ、今回のソレも本命とかではなくワンチャン狙いなんですけれど。
こういうガチな感じのやつ、 久しく無かったんですけれどもたまーにそういう男性に出くわします。

仕事の付き合いでたまに会う方だったんですが、打ち上げのような飲み会に参加してから連絡が来るようになりました。
詳細は省きますが、何度も懲りずにお誘いされてしまうようになりまして。仕事の関係で年上ということもあり無碍には出来ないのでやわくお断りし続けていたんですけれど、遂にどうしてダメなのか、他でもないさかくらがいいんだ、などと言われてしまいました。

丁重にお断りさせて頂いたのですが、こうなってくると心が痛くなって参ります、私。

これだから遊びだったとしても恋愛的に好いてくれる人間はもう現れてくれるな、と思う。


こうやって何度も懲りずに連絡してきてくれるのがあの人なら良かった。
他でもない私がいいんだ、なんて言ってくれるのがあの人なら、どれだけ良かったか。
そう思ったら泣けてきちゃって。ああもうなんて愚かなんだろう。泊まっていたビジホの一室でぼろぼろ泣いちゃった。

居てもたってもいられなくて、逃げるように喫煙所へ駆け込んで、あの人の面影に縋るみたいに煙草を吸って。あの人の煙草に火をつけてあげたライターを握りしめて。
こんなにも生活の中であの人の行動をなぞらえて、あの人が薄れないように必死なのに。脳みそが性欲に支配されて零れたような、私が良いんだなんて言葉、それでもいいからあの人の口から聞きたかったよ。いつまでもいつまでも生傷を生傷のまま保存したくてそうしているの。そんな言葉私に向かって言わないで。

なんて被害者のような口ぶりですけれど、ただ私が愚かなだけで、あの人も関係がなければ言い寄ってきたこの男も全く関係が無い訳です。
ただ勝手に1人で落ち込んでいるだけ。なんて愚か。

私がこの人に興味が無いように、彼も心底どうでも良かったんだろうなぁとあの頃の彼の感情を遠巻きに理解して、悲しくなりました。
今までにも何度かこうやって彼のあの頃の感情に共感して、理解もできたと思っていましたがやっぱり目の当たりにすると何度目だって悲しい。




あの人をなぜ忘れられないかって、もう気付かないうちに彼を私の拠り所にしてしまっていたからです。

何か自分の思考の範疇にない出来事がある度にあの人ならどうしただろうか、と考える。
ただ、それを考えはすれどあの人の思考は私には無いので思いつく訳では無く、私は私なりに考えて出た結果を行動に移す他ないんですが。
それでもあの人の思考回路で考えた言葉が欲しくなる。

しんどくなった時、あの人が私に言った言葉を思い出しては自分を安心させる材料にしている。
過去あの人と一緒にいた記憶を思い出しては不安な私を落ち着けている。

私にとってあの人は最早ただ恋していた相手、愛した人間どころではなく、私の人生に無くてはならない存在になってしまっています。
あの人の居ない所で勝手に人生の舵を取らせてしまっている。非常に申し訳がない。

ただ、もうこれは私にもどうにも出来なくて。非常に申し訳がないと思いつつ、私の神様でいてもらうしか仕方がなくて、、、、というところです。ごめん、非常にごめん。

実在する人間をしかも接触出来てしまう人間を、こうまで脳内で崇拝して、そりゃ怖がられて仕方がないとも思います。

でも、私の人生に於いて、大切で大切で仕方の無い人間はもうこの人だけでいいのです。

これが一方通行だから重たいんですけれど。
もしあの人との未来があるならこの崇拝するまでの重たい感情はできるだけ軽くしておきたいところではあるのですが、今1番現実味のある未来として考えられるのがあの人とはたまに連絡を取る程度の独身です。それならこのままこの感情は御守りにさせて欲しいところ。

もう記憶の中のあの人は私の一部になってしまっているので忘れるのも離れるのも非常に痛みを伴います。

消化してこの感情が成仏しても私は私だと思える日は果たして来るのか。
この好きが実らなくてもあの人は変わらず大切な人で、私の最愛で私の大事な人だということに変わりは無いんだと思えるようになる日は来るのか。
あの人の夢を見て虚しさを抱えて起床するのに慣れる日は果たして来るのか。

これだけ毎日毎日同じような事を考えて生きていたらもうずっとこのままなんじゃないか、とも思えてきます。どうしようね。
報告が無いので未婚としているシュレディンガーの彼ですが、本当にいつまでこうなんだろうね。



今回私のことを好いてくれたDさん、こういう訳で、私はあなたのご期待に添える回答が出来ません。

なんてあけすけに全て話せてしまえば良いのかも知れませんが性欲に脳みそを支配されている人間にこんなことを話す義理は無いのでこの男からはそれとなくフェードアウトすることにします。

ということで。今回の日記は終わらせておきます。放っておいたらこうやって無限にだーいすきな彼のお話しちゃうから。

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