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忘れられない男の話 1
このタイトルから、あの人のことね、ってわかる人はちゃんと私のフォロワーです。
いつも変わり映えのしない話、聞いてくれてありがとう。本当に。
今日は私が人生で1番好きだった男の話をします。
私の人生に置いて、本当に大きな比重を占めているこの男。
配信やTwitterで彼の名前を出す時は、吸っていた煙草の「KENT Sシリーズ スパークミント
5ミリ」から名前を取ってけんとくん(偽名)と呼ぼう。と、配信中にみんなが決めてくれました。
彼は中学の同級生で、2年の時に同じクラスになって、席替えで前後の席に変わってからよく話すようになりました。
違う小学校から上がってきた大人しめの陰キャ女子に、自ら話しかける男はそういませんが、彼は違った。
ずっと友達だったみたいに、なんならずっと友達だった子達と変わらないような接し方をしてくれていました。
まあ、彼はなーんにも考えちゃいなかったでしょうけど。
よく私の筆箱を漁ってはシャーペンやら消しゴムやらを勝手に持っていく人でした。
彼、自分の筆箱を持ってこないんですよ。
隣の子に貸してもらえばいいのに、絶対私の筆箱から持っていくけんとくん。
あまり懐かない野良猫に懐かれたような、そんな優越感を感じていました。
結局これが私の初恋だったな。
だって私、ちょろいからさ。
消しゴムとシャーペンと定規、2つずつ筆箱にいれてさ。いつもちゃんとけんとくんの分、しっかり用意してたよ。
保育園でも小学校でも、好きな子いるの〜?とか聞かれる度に、クラスの男の子(クソ田舎に住んでいたので同じ学年の男の子は3人しかいませんでした。)を、その時その時で答えていたりはしましたが、この人の事しか目に入らない、この人ばっかり目で追っちゃう、みたいなベタな経験したのはこのけんとくんが初めてでした。
授業中とかも椅子に横座りして、私のメガネ勝手にかけてみたり、読んでた本を勝手に持ってって読み始めてみたり。こういう小さなちょっかいかけてくるんだよね。
そんなことしてたら2人揃って先生にちょっと怒られたりしてさ。
でもあの人、クソほど地頭が良かったから授業聞いてなくてもテストの点数も成績も超良かったんだよね。神様って、本当に不平等。
そんなだったから当時、けんとくん超モテてて。影で好きだって言う人が結構多かった。
言うことがハッキリしてて、ノンデリだったから嫌いって人も一定数いたけど。笑
好き嫌いの意見が綺麗に別れるタイプのモテ男でした。彼は。
まあでも結局女って、こういう小さな小さなちょっかいかけてくる男、好きじゃん。2人だけの空間を作るというか、それを錯覚させるのが上手かったんだよね。まんまと私も引っかかっちゃったワケです。ちょろいからね。
でも中学生のカースト底辺陰キャ女は、そんなモテてる人気者の彼にアプローチするなんて、到底出来るわけがありませんでした。
中学の頃の接点は本当にこれだけ、と言っても過言ではありません。
てか本当に接点無さすぎて、他なんかあったかな、とか考えてたら体育祭のたまたま同じ画角に収まっている写真をわざわざ購入して、大事に大事にしてたの、思い出しちゃったじゃん。
ウワ〜〜〜〜〜ほんと。ほんと痛いな。色んなとこが。
中学の頃はただただ陰キャ女子の片思いで終わっていきました。
当時私に片想いされてるのにも気付いてなかったらしいし。
この頃はまだ良かった。彼が個人的に連絡をして来るまでは、まだ私の人生、彼に振り回されてなかった。こんなに彼に全振りすると思ってなかった。こんなに拗らせるなんて、本当に思ってなかった。
何度も言うようですが、これは私の人生のサビなので何回でも擦ります。ごめん。
読んでくれた人本当にありがとう。
でもね、まだ続きます。ごめん。
ほんと、読まなくても全然問題ないからね。
私が勝手に書いてるだけだから。文字に起こして残しておきたかっただけなんだ。