お前こそ、二度と辛いとか言うなよ
最悪な日って誰にでもあると思う。
それが一日だけなのか、それともずっと続くのかそれは人それぞれだけど。
みんなたくさんの最悪な日を経験して大人になるよね。
例に漏れず、私も21年間の人生でたくさんの最悪な日々を過ごしてきた。
そんな最悪な日をみんなどんな気持ちで過ごしてきたのか分からないけれど、私は単純に辛い気持ちになる。
大変とか、死にたいとか、苦しいとか、悲しいとか、不幸だとか。
みんないろんな想いを抱えて最悪な日を過ごすと思う。
最悪な一日を終えて、なんだか誰かに話してすっきり昇華させたい時もある。
そんな時に、相手から「あなた以上に辛い思いをしてる人はたくさんいるよ」って言われた経験はないだろうか。
逆に、自分が言ったことがあるとか。
誰かにもしくは自分が、「他人の辛さと自分の辛さを比べた」ことはないだろうか。
「あなたよりも辛い思いや大変な思いをしてる人はたくさんいるよ。」
この言葉、呪いみたいで私はすごく嫌いです。
これを言われちゃうと、何も言えなくなる。
他にも辛い人がいるから私は愚痴をこぼしちゃいけないってこと?
ある時、ゲーム友達から悩み相談を受けたことがある。
彼女はひとしきり話した後に、「さめちゃんも大変なのに、こんな話を聞かせてごめんね。」と言ってきた。
悲しかった。
みんな、「あなたよりもっと辛い思いをしてる人がたくさんいる。」って言われているのかなと。
彼女は無意識だろうが、潜在的にその言葉を避けるために私に謝った。
私は彼女に、
あなたの辛さは誰かと比べるものじゃない。
私も日々大変だけど、それはあなたも同じ。
辛さや大変さに優劣なんてないし、誰が一番大変かなんて順位もつけなくていい。
あなたが辛いと思った気持ちを一番大事にしてほしい。
と伝えた。
本心だった。
私も自分の辛さと他人の辛さを比べられたくない。
でも思った以上に、それを平気でしてしまう人は世の中にたくさんいる。
もしかしたら、私もそうしてしまったことがあるのかもしれない。
私よりももっと辛い思いをしてる人がいるんだから、私はまだまだ辛いなんて言っちゃいけない。と、感覚を麻痺させることに何の意味があるんだろうか。
その人が自分より辛いかどうかを推し量ることなんてできないのにわざわざ比べて何になるんだろう。
私はよく母親からこの言葉を言われて育ってきたし、前の職場の人もよく使う言葉だった。
他人と比べることでその人の辛い気持ちを黙らせようとする大人はしょうもないと思う。
つくづく、こんな大人にはなりたくないなぁと周りの大人を反面教師にしている。
今は他人の辛さと比べられるたびに、
こっちはお前の価値観で生きてないです〜〜!!!誰の方が辛いとかどうでもいいわ!!!今は私が辛いって話しとんじゃボケ!!!!そんなこと言うなら、お前こそ二度と辛いとか言うなよ!!!死ね、バーーーカ!!!!
って気持ちで生きるようにしてます。
あわよくば面と向かって言おうと思ってます。
スッゲェ楽な気持ちになれておすすめです。
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