さよなら中洲大洋映画劇場:終わりなき映画の旅
こんばんわ。世界にポロニアの輪を!!鮫サメ子でございます🦈
今日は、3月31日に閉館した福岡県中洲の中洲大洋映画劇場への訪問記をお届けします。神戸に住んでいる私にとって福岡は縁もゆかりもない場所。でも、Twitterを通じて様々な地域の人々と繋がり、中でも九州の方から中洲大洋映画劇場の閉館を惜しむツイートを見かけました。
中洲大洋映画劇場は、1946年に開館して以来、この映画館は映画愛好家にとってかけがえのない場所でした。その魅力は、4つのスクリーンで上映される多岐にわたる映画にあり、『E.T.』のような大ヒット作から、隠れた名作まで、多くの人々に愛されてきました。『E.T.』の上映時には、わずか半年間で16万人もの動員数を記録するなど、その人気ぶりは目を見張るものがありました。映画との出会いが人々の心に残る特別な瞬間を提供してきた中洲大洋映画劇場は、ただの映画館以上の意味を持っていたのです。
過去にテアトル梅田の閉館時、訪れる機会があったにも関わらず行けなかったことを悔やんでいる私は、今回こそはと思い立ち、福岡へ。前日は下関におり、高速バス「ふくふく号」で中洲へ向かいました。
バス停から歩くこと数分…🚶♀️
出た!中洲大洋映画劇場だ!👇️
実にレトロな映画館だ。
この時は映画館のあまり人はいなかったのですが、しかし当日の上映作品はすべてソールド・アウト!!!!👇️
当日はチャップリンの3作品(『独裁者』、『街の灯』、『黄金狂時代』)を含む、全上映作品が完売という盛況ぶりでした!残念ながらチャップリン作品のチケットは手に入らなかったものの、他の作品を事前にネットで予約しておいたおかげで観覧できました。
上映時間まで少し余裕があったので、劇場内を見学することにしました。
壁の一面にはお別れのメッセージが!!
恥ずかしながら私も書いてみました!!👇️
時間が経つにつれて人も多くなってきました…👇️
上映と上映の合間に大洋1劇場(大劇場)を撮らせてもらいました👇️
この日、ここで上映するのはすべてチャップリン作品
私が観る映画はヨルゴス・ランティモス監督、エマ・ストーン主演の「哀れなるものたち」👇️
「哀れなるものたち」が上映するのは、大洋2劇場。別館になるのです👇️
ここもなかなか雰囲気は良かったですよ
いかにもミニシアターって感じ
👇️👇️
劇場の中はこんな感じ👇️
映画の感想はFilmarksに書いてるので、こちらをご覧ください!👇️
さて、映画を見終わった時は15時40分くらい。閉館まで1時間ちょっとです。すでにマスコミが待ち構えていました👇️
閉館時間が迫るにつれて人がどんどん増えてきました👇️
流石にこんなに人が集まることは珍しいのか、地元の方もびっくりされてました。私は通り過がりの外国人から「何があるんだい?スターでも出てくるの?」て聞かれてしまいました(^_^;)
ついには警察まで出動👮👇️
午後5時、すべての上映が終了し、大洋映画劇場の岡部章蔵社長と従業員の皆様が入口に立ち、挨拶されました
「78年間ご愛顧いただきまして、本当にありがとうございました!」
社長が深く頭を下げると、大きな拍手が鳴り響きました。中には、「ありがとう!」と感謝の声を送る人々もいました。
そして閉館…👇️
初めて訪れたにも関わらず、喪失感がありました…本当に寂しいです。福岡の方々にとっては、その感情はさらに大きいことでしょう。
もし再開されることがあれば、絶対に訪れます。78年間もの長きにわたり、ありがとうございました。
さて、皆さんいかがでしたか?中洲大洋映画劇場と共に過ごした時間は、一時の終わりを告げます。しかし、心に刻まれた映画の旅は永遠に続きます。この劇場で共有した物語や感動は、新たな始まりへの扉を開く鍵となるでしょう。
それでは皆様、シャークと共にあれ(May the Shark be with you🦈)
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