与那国島訪問記:後編
こんにちは。虎に翼ロスの鮫サメ子です🦈🦈
さてさて、前回の「与那国島訪問記:前編」に引き続き、熱が冷めないうちに後編をお届けします。正直、めんどくさがりの私のこと。日が経つと、note作成が億劫になって、こっそり「前編」のタイトルを消しちゃいそうなんです。
というわけで、早速後編スタート!
軍艦岩:海に浮かぶ石の戦艦
東崎の次は軍艦岩に向かいました。
軍艦岩は、その名の通り軍艦のような形をしているんです。特に、サンニヌ台展望台からの眺めがおすすめ。全景がバッチリ見えますよ。
確かに軍艦の形をしてますね...この前訪れた軍艦島よりは抽象的な感じですが。でも、よく見ると軍艦というより潜水艦に見えませんか?水面から顔を出した潜水艦、そんな感じがします。
👇️もともとはさらに奥の、この場所まで近づけたんですよ。
でも今は立入禁止になっちゃいました。大雨の影響かな?理由はよくわかりませんが、残念ながら遠くから眺めるだけです。
さて、次は立神岩です。2泊3日の旅ですからね、そうそうのんびりもしてられません。それに、元々雨の予報だったので、いつ降り出すかわからない。晴れてるうちに観光しなきゃ!
そうそう、与那国島の天気予報はもはや当てになりませんよ。今回も面白かったんです。21日と22日は大雨の予報で、23日が晴天だってウェザーニューズやtenki.jpは言ってたんですが、結果は真逆。21日と22日は晴天、23日が大雨でした。
しかも突然大雨になったりして、まるで東南アジアみたいな天候なんです。だから、たとえ天気予報で快晴って言われても、傘は必須ですよ。
さて、お天気話はここまでにして、立神岩の紹介に行きましょうか。
立神岩:与那国島のシンボル
さて、ついに立神岩(たちがみいわ)に到着です!
立神岩(たちがみいわ)、これが与那国島の南東部にそびえ立つ高さ約30メートルの巨岩。島のシンボルとして君臨しているわけです。
海中から垂直に突き出た姿は圧巻で、その神秘的なオーラから「神の岩」として崇められているらしい。なるほど、納得です。
面白いのは、この岩にまつわる伝説。若者が海鳥の卵を取ろうと登ったものの降りられなくなり、神に祈って眠りについたら、目覚めたら無事に地上に戻れていた...という。
神秘的な力を感じさせる話だが、同時に若者の無謀さも垣間見えます。卵を取るために命を危険にさらすなんて、今で言う YouTuber の過激な企画みたいなものでしょうか。
さて次は与那国島の南部にある比川集落へ。
あの「Dr.コトー診療所」のロケ地。そう、まさにここなんです。
Dr.コトー診療所ロケ地:
『Dr.コトー診療所』は、山田貴敏による医療漫画で、2003年にフジテレビでテレビドラマ化されました。物語は、東京の大学病院から離島の診療所に赴任した外科医・五島健助(通称「コトー先生」)が、島民との交流を通じて成長していく姿を描いています
実は私、大の中島みゆきさんファン。でも、恥ずかしながら『Dr.コトー診療所』は観たことがないんです。もちろん主題歌「銀の龍の背に乗って」は大好きなんですけどね。
はあ、観てから来るべきだったか...。
さて、この診療所への道のり、これがまた曲者。案内看板なんてものは皆無。カーナビか地図を頼りに進むしかありません。しかも、かなりの細道。運転に自信のない人は要注意ですよ。
そして、ここで重要な忠告。Googleマップは使わないほうがいいです。なんと今回、ホテルの私有地を通れと指示してきやがって。危うくホテルの人に怒られるところでした。恐ろしや。
使うなら有料版のNAVITIME。これが一番です。...って、NAVITIMEの回し者みたいですが、違いますからね!!
そして診療所に到着!
おお!これぞパンフレットで見たアレですよ!
本物の診療所と見紛うばかりの佇まい。
看板まであるじゃないですか。
ドラマを知らない人が通りかかったら、間違いなく本物の診療所だと思うでしょうね。そのくらい細部まで作り込まれています。
👆️これなんて細かすぎる。本物の診療所から借りてきたんじゃないかって思えるくらい。
さて、診察室の中はセットそのまま。
ドラマのシーンと比較してみるのも面白そう。実際のワンシーンの画像と見比べてみましょう。
まずは…
診察室から。
コトー先生が日々の診療をする大切な場所。きっと島の患者さんたちとの心温まるやりとりがあったはずです(観てないくせに解説)
簡単な診療台と、コトー先生が使う自転車と、Dr.コトー診療所の旗?があります。
ドラマのワンシーンと比べると、医療器具とか置かれた棚が無くなってますね。セットの一部は撤去されたんでしょうか。それとも別の場所に移動されたのか。でも、診察室の基本的な雰囲気は残っているような。壁の色合いや窓の位置、診察台のある場所。これらは当時のままみたいです。
ドラマを観ていない身としては、想像を膨らませるしかありませんが、きっとこの診察室で、コトー先生と患者さんの間で、様々な物語が紡がれたんでしょうね
事務室
ここは患者さんのカルテを保管したり、診察以外の仕事をこなす場所なんでしょうね。コトー先生が診療の合間にペーパーワークに追われる姿が目に浮かびます(またもや観てないくせに妄想)
おや、冷蔵庫の色が違う!?
微妙にマイナーチェンジされてますね。でも、基本的な作りはそのままみたい。
処置室
文字通り、コトー先生がオペや処置をする場所です。ここで命のやりとりがあったんでしょうね。診療所とはいえ、緊急手術だってあったかもしれない。
医療ドラマお決まりの「ピー」という心電図の音が聞こえてきそう...って、またしてもドラマ見てないくせに妄想が止まりません。
手術室のセットは、プロジェクターで「Dr.コトー診療所」をひたすら流してます。完全に視聴覚室です。
病室
入院患者が寝泊まりする場所...そのままですね。ここで患者さんたちが回復を待ち、コトー先生や看護師さんたちが世話をしたんでしょう。
ここはもうそのままですね。違うのはカーテンくらいじゃないかな。
実は診療所は屋上があります。ここからの眺めも良いですよ
屋上が濡れてるの、お分かりでしょうか。
実はこの写真、数分前まで土砂降りだったんです。それが嘘のように晴れ上がって、こんな光景に。
与那国島の天気の変わりやすさを物語る写真ですね。
👆️おや、これは完全一致ですね!
ここに吉岡秀隆と柴咲コウが立っていたのか...。フィクションと現実が交差する瞬間って、なんだかゾクッとしませんか?
ただ、ちょっと注意が必要かもしれません。実は屋上に上がれるかどうか、確実じゃないんです。後で気づいたんですが、パンフレットには屋上は立入禁止って書いてあるんです。でも、梯子には特に注意書きもなくて...。私もパンフレット見てなかったから、つい登っちゃいました。
もしかしたらダメかもしれないので、島の人に確認するのが賢明かも。
さてさて、コトーの話が長くなりすぎましたね。
実は他にもロケ地巡りできる場所がたくさんあるんです。別個でnoteを書こうかと思うくらい。でも、そこまでやると際限なくなりそうなので、コトーの話はこの辺で。
ドラマを観ていない身で、ここまで語っちゃいましたが、やっぱり早く観なきゃいけない気がしてきました。ロケ地巡りの魔力ですね。
さて、次は南牧場へ。
南牧場
南牧場は、与那国島の南部に位置する牧場。日本固有の在来馬である与那国馬や牛たちが広い大地を自由に歩き回っています
与那国島きっての絶景スポットと言っても過言ではないでしょう。ドライブには打ってつけの場所です。
実は南牧場の西半分は自衛隊駐屯地の前なんです。撮影もドローンも飛ばすのも禁止。基地に向けなければいいんじゃない?なんて思いそうですが、李下に冠を正さずってやつです。大人しく諦めるのが賢明でしょうね。
でも、そこも絶景ポイントなんですよ。目で見て、心に焼き付けるしかない。
またコトーの話に戻っちゃいますが、ここ南牧場もロケ地の一つ。そう!中島みゆきさんの「銀の龍の背に乗って」が流れるあのシーン...って、観てないくせにまた知ったかぶりです。
おや、海の色が違う!着色したのかな?あと、馬糞だらけだけど、撮影時は掃除したのかな?なんて、妄想が止まりません。ドラマ未見の身で、こんな想像までしてしまう。早く観ないと。
さて、日も傾いてきたので「日本最後の夕陽が見える丘」へ
日本最後の夕陽が見える丘
ここは文字通り、日本最後の日没が見れる場所です。
そうなんです。日本最西端に来たということは、つまり日本一日の入りが遅いということ。
ああ...こんな景色を目の当たりにすると、人生の嫌なことなんて全部忘れてしまいそうです。
今回、スマホも合わせて800枚近く写真を撮りました。その中で私のベストショットだと思う一枚を最後に紹介しましょう。
遠くに見える東崎灯台、そして広大な牧場でのんびりと過ごす馬と牛...。都会では絶対に見られないシーンです。
この景色を見ていると、与那国島の魅力が凝縮されているような気がします。自然の雄大さ、島の穏やかな時間の流れ、そして人間と動物が共存する様子。こんな光景に出会えたことに、心から感謝せずにはいられません。
まとめ
さて、こうして与那国島を巡ってきました。日本最西端の島ならではの景色、Dr.コトー診療所のロケ地、そして日本最後の夕陽。どれも印象的でした。
2泊3日の旅でしたが、島の魅力を存分に味わえた気がします。天気予報は当てにならないし、道中は馬糞だらけだし、予想外のことも多かったけど、それも含めて与那国島の魅力かもしれません。
離島ならではの のんびりとした時間、豊かな自然、そして島の人々の温かさ。都会では味わえない経験ができました。
与那国島、また来たいですね。次はもっとゆっくりと島の時間を楽しみたいと思います。
みなさんも、機会があればぜひ訪れてみてください。きっと素敵な思い出になるはずです。
それでは皆様、シャークと共にあれ(May the Shark be with you…🦈🦈)