土木業から赤ちゃん専門フォトグラファーになったまるちゃんの話
プロローグ
土木業ってわかります??
道路工事や空港工事やダム工事といった、ライフラインを建設管理する業界のことです。
職人気質のおじちゃんたちがたくさん働く現場で、私まるちゃんは、独身時代働いておりました。
赤ちゃんと全く関係のない職種から、赤ちゃん専門フォトグラファーをやってきた私の経験と気づきをお伝えしたいと思います。
「保育園や幼稚園の先生の経験があられるのかと思いました!」
撮影や、資格取得養成スクールをしていると、大半のママたちから、「前職は保育園や幼稚園の先生だったんですか?」とよく聞かれます。
「いえ!全く!高速道路作っていました!」というと、毎回びっくりされます。
独身時代は、土木の仕事でブイブイ言わせていた私。朝から夜遅くまで、おじさんたち相手に指示を出し、組織の中で自分の父親と同じくらいの世代の男性たちと仕事をさせていただいておりました。
大好きな工事現場は、橋梁の建設現場♡コンクリートの硬さを確認したり、鉄筋の配置を確認したり、自然の中に人間の力で構造物が作られていくのが、魔法みたいでとっても好きでした。
そんなマニアックな一面を持つ私ですが、結婚と同時に専業主婦になり、子育てしながら資格取得できて働けるようになるママフォトグラファーの働き方に感動し今に至ります。
なぜ保育園での経験があるのか?と聞かれるのか。
ママフォトグラファーの仕事の前に、ベビーマッサージの先生という仕事もしていました。(もちろん今も現役でやっていますよ!)
ベビーマッサージの先生の学びをしたときに、赤ちゃんとのコミュニケーションの取り方について徹底的に学んだ過去があります。
赤ちゃんを大人の都合のいいようにあしらって子育てするやり方ではなく、赤ちゃんも一人の人間として尊重して、関係性を作って行う子育てがしたくって学んだコミュニケーションのスキル(ファーストサインやファーストトークといいます)。
赤ちゃんとのコミュニケーションのスキルは仕事にも子育てにも大きく生かされています。
この学びと、ベビーマッサージ教室やベビーマッサージの資格取得の講座を開講していく経験をたくさん踏んだからこそ、赤ちゃんとの関わり方、赤ちゃんとママの関わり方について、知識と経験がどんどん磨かれて行った結果、「保育園の先生だった??」と聞かれることが多いんだろうと思います。
フォトグラファーになるのに大切な要素って、色々あると思うけど、私が一番大切だなと思うのは、人と人との関わりの基本となるコミュニケーションだと思っています。
だから、子供と関わる仕事を全くしていなかった私でも、赤ちゃん専門フォトグラファーとして今までお仕事のご依頼をいただいてくることができていると考えていいます。
子供に関する仕事をしていないのになぜ続けてこれたのか?
ベビーマッサージのプロ講座をしていた時から思っていたことでもあるのですが、赤ちゃんに関するお仕事は、子供に関する仕事についていた経験がある人やママ友がたくさんいる人の方が有利になるのか?というとそうではないと思います。
自分の身の回りの人たちをお客さんにするという発想では人間関係不味くなる。というのが私の考えなので、ベビーマッサージレッスンや撮影を自分の周りの友達に勧める。ということは私はやってきていませんでした。(そもそもそういう繋がりがなかった🤣)
仕事としてやっていくのであれば、まだ出会ったことない人たちに向けて、自分のできることをアピールして知ってもらって信頼してもらう。ことの方が大事だと思っています。
過去どんな職種だったとしても、今のあなたが信頼できるか?の方がママたちって大切だと考えます。
そりゃ、保育園や幼稚園の教諭の免許があるならアピールポイントになるし、看護師免許があるならアピールポイントになるし、使えばいいと思うけど、使うものがないから、私は等身大のママとして今までたくさんの親子様に寄り添ってきました。
大切にしているのは肩書きよりも、「コミュニケーションを大切にする想い」だったから私にとっては肩書きはなくていいもんだったな。と振り返って思います。
大切なのは、肩書きよりも、自分の想い! ってことですね!
何度も言うけど笑
まぁ、少なくとも、おじさんまみれの土木の仕事してた人がやってこれてるんだから、大抵の人はやっていけると思いますね🤣
9年間やってきて思うこと
過去何をしていたか?ということよりも、今何をしているか?の方が全然大事!ということをお伝えしてきましたが、このお仕事スタイルを約9年続けて思うのは、一歩踏みだす ことより一歩踏み出し続ける ことが大切だということです。
ベビーマッサージの先生をしている頃からしたら、私も延80人近くの方々の資格取得のサポートをさせてきてもらいました。
いろんな方と出会って、活躍されている方はもちろん、生活スタイルの変化によってさらに良い働き方を見つけて、次のステップに踏み出して行かれる方、様々です。
いろんな人の人生を伴走させていただいて気づいたのは、一歩踏み出したその歩みを止めずに動き続けることの大切さ。それが全てだ。ということです。
ママフォトグラファーという働き方は、個人でする個人事業主という形になります。雇われていた時とは違って、安定した収入もなければ、自分が止まれば収入も途絶えてしまう。でも、自分のペースでお仕事はできるし、成果をより身近に感じられるので、「やっててよかった」という幸福感はとびきり最高に感じられる働き方です。
急激に売れっ子にならなくていいと思うんです。段階を踏んで1年前の自分より今の自分が成長していられるように、細くても長く継続していくことが地味に大事だと私は考えています。
その為にも、自分が動き続けることが本当に大切。
自転車もさ、漕ぎ出した時ってめっちゃペダル重いじゃん?
でもその重い時期を乗り越えてスピードに乗ってきたらペダルめっちゃ軽いじゃん?でも信号待ちで止まってしまったら、まためっちゃペダル重くなるじゃん?それと一緒なんですよね。自分で動き続けることで楽になるし楽しくなるし、風を感じられるようになるともっともっとスピード上げたくなってくる。
その為にもこぎつづける。
これが一番大事だと9年間やってきて感じます。
今よりも明日の自分が一歩進めてたらそれでいい。
その考え方で長〜く継続していき続けたいと私は思ってます。
ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
ママフォトグラファーという働き方は誰でも、想いと、動き続けることができればやっていけるそんなに難しくない働き方ってことです!