それは、余白でできている
余白、について考えてみる。
この余白という黒い文字は、
「白のよはく」
によってできている。
もし、「よはく」がなかったらこうなる。
もしくは、こうなる。
こうとか。
こうなる。
最終的にはこうなる。
ぼくたちは、きほんてきに、「なにをするか」で考える。
そしてじぶんは、「なにをしてきたか」で、形づくられていると思っている。
選んだ学校、仕事、恋人、配偶者、住所。
服装、インテリア、趣味、経験、コミュニティ。
でもそれは、きっと、「いままでなにをしてこなかったか」という余白でできている。
何でもできて、どこへでも行ける現代、日本。
これから「なにをしないか」という余白に目を向けて、考えてみたい。
余白を、たっぷりたっぷり取ってデザインしよう。
そうすることで、本当に大切なものに、いのちを使うことができる。
いま僕たちの豊かさとは、足し算ではなくて、引き算なのだとおもう。