F1 2020 第6戦を終えて。
お久しぶりです。
2020年のF1も6グランプリが終了。
レーシングポイントのメルセデス模倣問題やパーティーモード禁止など
色々なニュースはありますが・・・。
1週間のお休みという事もあり、久しぶりにノートしてみようと思います。
6戦を終えてのランキング
開幕前の予想通りメルセデス強いですね。
レッドブルは2位で、戦前予想通りフェラーリは圧倒的なパワー不足からレーシングポイント、マクラーレンに継ぐ5位。
※レーシングポイントは第2戦シュタイアーマルクGPで14Pを獲得したものの、ルノーの「ブレーキダクトがメルセデスのコピーである」という訴えに対しての裁定が下り15P剥奪され、マイナス1ポイントとなっています。
さて、ここまでの予選、決勝の順位を見てみます。
■下位グループはアルファロメオ⇒ウィリアムズ⇒ハースで決定?
決勝順位が ジョヴィナッツィ(AR)⇒ラッセル(W)⇒マグヌッセン(HA)⇒ライコネン(AR)⇒ラティフィ(W)⇒グロージャン(HA)なので、ほぼほぼ同じ実力値のマシンに対して乗っているドライバーの腕がそのまま現れているように見えますよね。
キミ・・・もう流石にね。
ラッセルと、ジョヴィナッツィはこのまま存在感を示して上位チームに移籍したいところ。
■想像以上にグジャっとした中団
中団グループはグジャっとすると思ってましたが、その通りグジャっとしてます。
レーシングポイントが頭一つ抜けていて、その下は実力的には、マクラーレン、フェラーリ、ルノー、アルファタウリでしょうか。
この中でも、アルファタウリはもう少し頑張れるのではないか?と思っています。なぜか?というと。マクラーレン、ルノーあたりは、チームメイト同士が近い位置にいるけれど、特にアルファタウリはガスリーとクビアトの差が大きいんです。
マシンの実力自体は、クビアトのポジションが適正で、ガスリーが頑張っているのか?マシンの実力自体は、ガスリーのポジションが適正で、クビアトが駄目なのか?
ここまで離れてしまうと分からなくなってしまいますが、
ガスリーが飛びぬけて良いドライバーか?と言われるとそこまでは言えないような気もしますので、
クビアトが厳しいように思います。
となると、クビアト自体がもう少し乗れるようになれば、ランキングではマクラーレンから42P、フェラーリから38P、ルノーから17P離れてますけど、もう少し混戦にはなりそうに思います
■フェラーリ陣営の2020年は早くも終了か
今年のF1フェラーリエンジンを搭載した、フェラーリ、ハース、アルファロメオは終了の予感。
フェラーリ自身は今年のマシン開発はあきらめないと言っていますが、
昨年のエンジンデータから開発されたマシン。方向性としては
1、ダウンフォースを減らす覚悟でドラッグを削減していく
2、奇跡的にエンジンの出力が跳ねあがる
1の場合は、出血を止めるくらいの効果しかないと思うので出来て中団での戦いで少し有利になるくらい。にしてもやはりハースとアルファロメオは終了に変わりない。
2の場合、これに関してはやはりフェラーリ。本当に"奇跡"を起こすかもと密かに期待しています。グレープフルーツの匂いのしない奇跡だと良いのですが。この場合は下位に沈んでいるハース、アルファロメオも恩恵をウケますね。
■マクラーレン VS ルノー
単純に考えれば、グランプリが進むにつれてルノーの戦力が増してくるはずです。
来年からメルセデスPUに変更するマクラーレンに、パワーアップしたエンジンを提供するはずがないので、秘密裏に自分たちだけパワーアップしたスペックを投入する事になると思います。
マクラーレンとの契約では、恐らく同じエンジンを供給することが明記されているので表立っては出来ないと思いますが。まぁ同じエンジン、同じセッティングであることの証明はなかなか難しいので、普通にそうするはず。
問題は、PUの出力を上げるための開発コストを、ルノーがどこまで本社から引き出せるか・・・。来年はアロンソを獲得して巻き返しを図るだけに、今年中にPUの改善を測っておきたい。
■どうするレッドブル・ホンダ
順当に2位を走っているレッドブル・ホンダですが、ここはアルボン次第な気もしています。
まず、予選の結果を見てみると。マックスに対して大きく開けられて中団の、マクラーレン、ルノー、フェラーリを間に入れてしまっている事が課題。
やっとこさ上位に来ても、実力的には上回るレーシングポイントをやっと越える位。
レースの戦略によっては追いつかない場合も。
予選では、ガスリーに対して3勝3敗のイーブンになってしまっていて、レッドブルのシートを再びチェンジ?なんてニュースも。
ここで、焦るなって方が難しいかも知れないけれど無理な話し。
落ち着いて予選ペースをあげていければ問題ないけど、予選ペースが思うように上げられない場合、決勝で余計に無理な走りが増えることでクラッシュなんてことになれば、63P差はすぐにでも埋まってしまうかも?
そこまで不安視するポイント差では無いですがアルボン次第であることには変わりないでしょう。
■今後の見通し
予選におけるパーティーモードの禁止が二転三転してますが、いずれにせよメルセデスの1強が揺るぐ事は無いと思う。それくらい強い。タイヤマネジメントしながら走られては勝ちようがないですね。。
ただし、個人的にはメルセデス、レーシングポイント共に横Gの強いコーナーで白煙を吹くあれ。なんか有るんじゃないかなぁって思ってます。
というか、独走を嫌うのであれば、その辺りを願うしかないかなと。
レッドブルに関しては、2位の座を明け渡すこともほぼなく、トップにも追いつけないのも明白なので今年のマシンにどれだけ注力するかは不明。ハイレーキというコンセプトがレギュレーションによって殺されてしまっている今、ニューウェイには、新しいコンセプトの開発に時間を使ってもらいたい物です。
3位は恐らくレーシングポイント。
15ポイントを剥奪されながらも、マシン自体はこのまま行ける(今のところ)ので間違いなくマクラーレンの上に来ると思われる。
以降伸びてくる可能性があるのは、ルノー。
先にも書いた通り、来年に向けてPUのポテンシャルをあげながらマクラーレンには既存のPUしか渡さない。という事が往々にしてありそう。
今日はここまで!