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<6億オーバー>F12020エントリーフィー┃メルセデスが史上最高額を更新
F1 2020シーズンも開幕まであと1週間。
オーストラリアはメルボルンでの予選。最新マシンのガチンコのタイムアタック。今シーズンの勝負の体勢が決まるといっても過言ではない重要なレース。
最高に待ち遠しいですね。
今日は、そんなメルボルンでの開幕を迎える各チームの今シーズンのエントリーフィーから、あらためて改お金周りを振り返ってみたいと思います。
おさらいまでにF1のエントリーフィーは、基本料金に加えて前シーズンに獲得したポイントに応じた金額が加算されるというシステムになっています。
昨年739ポイントと、最もポイントを獲得したメルセデスが最も高額な金額約6億円。
最も安いエントリーフィーを支払ったのはウィリアムズの約6千万円。その差は実に10倍。
各チームの2020年のエントリーフィーと、昨年手に入れた賞金額の一覧。
ここからが今日の本題
どんなお金が動くのか
1. まず初めに発生するのは『エントリーフィー』
これが無いとF1には参戦できません。
前年の獲得ポイント順に多くのエントリー費用を払うこのシステムって面白いですよね。
例えば、日本のJ1リーグは年会費として全チーム一律に4,000万円で優勝チームも最下位のチームも変わりはありません。
でも、F1ではもっとも多くのポイントを獲得したチームが翌年最も多くのエントリーフィーを支払わなくてはなりません。
実際、優勝に応じて支払われる賞金(分配金)の桁が違うのでそんなに気にはならないのかも知れませんが。もっとも成功したチームとは来年もF1に残りたいチームなはずですので、少しでも多くのエントリーフィーを集めたいFIAにとってはとても都合の良いシステムと言えます。
2.次に順位に応じて支払われる『賞金(分配金)』
F1前年沢山のポイントを稼いで優勝すると、順位に応じて賞金(分配金)が獲得できます。※表の一番右
ただし、順位によって一律に決まるわけではなく、4つの項目の合算で支払われる。
1つ目が上位10チームに一律に支払われる『固定収入』
2つ目が順位に応じて支払われる『順位収入』
3つ目が特定チームに支払われる『CCB(コンストラクターズボーナス)』
これは、メルセデス、フェラーリ、レッドブル、マクラーレン、ウィリアムスのこれまでの功績に対してのボーナス
そして、最後の4つ目が長期参戦してきた功績に対して支払われる『LST-Long Standing Team』
これまで唯一F1開幕から連続参戦しているフェラーリに支払われる金額。2019年はこれが約80億円。実質フェラーリは全チーム中最も収入を約束された存在になっているんですよね。
3.実際にかかる予算
6億円払って試合に出て、220億円もらう。
では実際どれだけの金がかけられているのでしょうか?
2019年の各チームの予算がこちら。※推定
賞金だけでは、賄えないので実際は各チームはスポンサードやグッズなどの売上でチームを運営していますが。F1って年間20数戦のためにこれだけのお金が動いてると思うと。やっぱり見る目が変わりますよね。
因みに、このチームの年間予算は2021年から上限189億円に制限されることになります。※ドライバーの給料、マーケティングにかけるコスト、パワーユニットにかけるコストは含まれない。
こんなにお金をかけたマシンが見られるのも2020シーズンで最後かも!?と思いながら見るとやっぱり見る目変わりますよね。
と、なんだか何も考察していないNOTEになってしまいましたが
これらのお金の仕組みを一代で築き上げF1をここまで成長させたのは一人の男。バーニー・エクレストンだと言われています。近年は色々なことがありましたが、彼は最高のアントレプレナーであり、最高のマーケターだと思っています。
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