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「試着室で思い出したら本気の恋だと思う」という事

しばらく前、本屋さんに行った時

「試着室で思い出したら本気の恋だと思う」

という題名の本の背表紙を見かけた


残念ながら、その本は読んでいないけれど

「あ~! なるほどなぁ~」

と、思った


いや、ほんと作者の尾形真理子さんごめんなさい

読んでなくて……(-_-;)


今度のデートに着ていく服を選ぶ時

彼氏・彼女が

「可愛いね・綺麗だね・カッコいいね・とても似合っているね」

って、相手が喜んでくれる事を想って試着する

自分の為じゃなくて、相手を想って試着する

そういう事なんだろうな~!って、勝手に想像した



君とのデートコースを考えた時に

ネットや雑誌で、色々な観光地やレストラン、食堂の情報をチェックして

君と一緒に行きたいって!思った所を選んでいた

景色のいいところ

美味しそうな食事が出来るところ

果樹園


君が喜んで

楽しいね~!

美味しいね!

綺麗な景色だね!

って思ってくれたら嬉しいな!って思ってた


君が楽しいね~!って言ってくれて

俺も楽しかったし、嬉しかった



君と一緒だったから、何処に出掛けても楽しかった
今思うと、ホント夢のような時間だった

何処に出掛けるか
何を食べるか

そうじゃなくて

誰と一緒に出掛けるか
誰と一緒に食事をするか
その事が大切な事だった

君と一緒に出掛けて
君と一緒に食事して
君と一緒だったから嬉しかった
君と一緒だったから楽しかった


ほんと、そうだったなぁ

自分の為じゃなくて、相手を想う事が本当の恋なんだと思った

だからあの時 俺は本当の恋をしていた

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