見出し画像

【8月3週】キャンプ時事ニュースまとめと解説

お盆休みの猛暑もすごかったですね。幸い南房総のキャンプ場で過ごした夜は風が少しあって、寝苦しさはさほどではなく助かりました。軽く団扇で扇いだりするだけでも本当に違うものです。

まだまだ残暑も侮ってはいけませんので、アウトドアでの過ごし方には最大限お気を付けください。

・防げるはずの事故がまたもや


そんな中、残念ながらいくつかの事故が起こってしまいました。あまり過剰に騒ぎ立てて「相次ぐ」といって煽り立てることはしたくないのですが、複数起こった事故はやはり過去の繰り返しです。決して防げないものではありませんでした。

川の事故をどう防ぐかは簡単ではなく一言で言うことはできません。自然というものは複合的な要素で成り立っており、それを見極めようとするには深い経験値と広い知識がどうしても必要です。
アウトドアで気持ちが大きくなっていればなおさら遊ぶことに夢中になって判断力が鈍くなってしまいがち。
でも、でもですよ。ほんのちょっとの油断からこうやって命を落としてしまうことにつながることなのです。遊びと危険との隣りあわせ、意識をどう切らさずにいるか。もう一度考え直さねば。

次にあげるのはCAMP HACKに掲載された秀逸な記事で、もしかしたらスルーされがちなのでここにも掲載します。

ちょっと途中の画像が・・いくらイメージとはいえあれはやめた方がよかった気がしますね。生々しすぎるとかえって記事内容に悪影響があるので。

こちらも本当に気を付けなければならないことです。病院搬送までしか報道されていないので、その後がご無事でいらっしゃることを祈るばかり。
これも注意していれば防げることです。自由にはなりにくい自然との対峙の川遊びと異なり、この場合の状況は100%コントロールできる人為的なことであって絶対に防げる事故です。
BBQなどの調理目的はもちろん、北海道ということで今回のように暖を取るためなども、炭火は絶対に換気の元で扱うを大原則でお願いします。

あの小梨平でとのことで本当に驚きましたね。私自身も自戒を込め、そこは自然と接するキャンプ場であるという前提条件をもう一度強く意識し直さなければならないと気持ちを深めました。
私自身、キャンプ場で(クマ以外の)大型・小型の生き物に出会った(見た)ことは何度かあります。シカ、キツネ、ハクビシン、アナグマ、ハクビシンなど。一番怖かったのは多頭のサルにテントを囲まれた時でした。夜中でした。幸いその時もどの時も被害を受けるということはなかったものの、キャンプとはそういうこともあるとし、様々な意味合いで今も「油断」をしないようにしています。
アウトドアは家にいるインドアの感覚と全く別のセンサーを働かせてこそ行えるものです。

以下、動物のことではありませんがキャンプで油断をしてはいけない警鐘のいい記事がありましたので記します。
特に最後の一文は全くをもって同感です。

キャンプでもあちこちにリスクが転がっていると知り、想像力と洞察力で観察・確認するよう心がけてください。貴重な学びの現場、キャンプだからこそできることもあります。自分も怪我をせず、また他人にもさせず、楽しいアウトドアライフを実現するためにも、危険予知を取りいれてみてはいかがでしょうか


・茨城はキャンプ場日本最多県?

これは認識なかったですね。データは2018年ですけど北海道147を上回る163だということ。私もそれなりに知っているとは思いつつも全国一位とは全く思っていませんでした。
それだけの数を背景に集客力アップのためのポータルサイトを作るということなのだそうです。どういうポータルサイトになるかにもよるのでしょうが、私は成否にやや疑問視の立場です。
なぜかというと、
①そもそも茨城に絞ってキャンプ場を探そうというキャンパーの母数がどれだけいるのか(全国レベルのなっぷなどを優先しないでこのサイトに頼る人はどれだけいるのか?) 
②観光やPRの使命感として163もの数のキャンプ場を公平に情報発信できるのか?(このあたりもなっぷなどの本来のグローバルポータルの仕組みと異なる)
なので薄い情報をちりばめた「ポータルサイト」であることよりも、一つ一つ情報が厚いジャーナルサイトになってほしい、個人的にはそう思います。当たり障りのないサイトでは必ず埋没してしまい、結果何にも貢献できないサイトになってしまうのはよくあること。どうか思い切った内容になってほしい、そう思っています。


・路上駐車、ごみ放置

常に各所で申し上げている通り、この記事中に使われている「マナー」は正確ではなく、これはもう「モラル=道徳」の問題です。
コロナ禍でのストレスを解放させたい、アウトドアレジャーで気持ちが大きくなる、それらを一切理解できないわけではないのですが、もういちど、もいういちど「やっぱりいけないよな、それは」という心の片隅の声を呼び起こしてほしいと思います。


・キャンプ場でワーケーション

画像1

キャンプ場がワーケーションを支援…EVカーシェア利用者に電化製品を無料貸与

私はしのほのいわずにやってみたいと思っています。
実際ここ1年で何度か試験的にやっています。試験的にというのはいわゆるそう宣言して公的に行っていないからです。
本来のワーケーションというのは秘かにやるようなものではなく、堂々とパブリックである前提だということになると思います。要するにリモートワークそのものということ。
一番難しいのは自分ではなく、自分以外からの理解度でしょう。なんとなく「ワーケーション」にいいイメージがない現状、とにかく好例を見つけること。
キャンプ場側の取り組み、そして提供企業側の取り組みはこのように進んでいます。あとはキャンパーが本気で取り組めるか、特に企業に勤める人、私もそうですがこの環境にある人がどう感じどう成果を出せるか、企業がそういう環境に鷹揚でいられるか、成否はそこに。


(了)



 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?