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Staff Trip @プノンペンは実現するのか。
「え・・え〜?プノンペン・・ですか・・・?」
前回の続き、2024年のStaff Tripの行き先は首都プノンペンですよ。と伝えた時。
誰も何も言わないけど、全員の目がお互いの顔を右に左に彷徨っている。その空気に、冒頭の「本当にプノンペンですか・・?」という発されない言葉が満ち満ちている。
そうだよね、そうなるよね。大都会・プノンペンはエンタメに溢れた地方の人にとって憧れの場所という説もあるけれど、うちのメンバーたちの中では人が多いし、渋滞するし、混み混みしてて、危ないし、とにかく、楽しい社員旅行で行くところではない!という認識。実際にプノンペンで働いたことがあって、やっぱり地元がいい、と戻ってきたメンバーも多いので、なおさら、なぜわざわざプノンペンに・・という鈍い反応なのはとても理解できる。本当は、パーっと海とか山とか行きたいよね〜、わかるよ。
でも、Staff Tripはみんなへのプレゼントであると同時に「“全員で“一緒に何かを体験できる1年に1回の奇跡の瞬間」、七夕みたいなものでもある。だから、同じ景色を一緒に見るのはどうしても外したくないのだよ。
まだ海への夢を拭いきれない顔をしているメンバーに今回の目的を伝える。
うちのホテルはカンボジア国内から来てくれるお客様も多い。何度も足を運んでくれる方はもちろん、そうしたお客様が“次“のお客様を連れてきてくれる場面がかなり多い。そういうお客様が普段どんなものを見て、どんなお料理を食べているか、それを見に行くことはきっと私たちに力を与えてくれると思うんだ。だから今回は「料理」の研究、そして、先輩ホテルの見学、あと、コンポントムで買えない資材の調達もみんなでしたい。
そう伝えると、「じゃあ、まあ、しょうがない。プノンペンに行きますか!」となんとか収まった。そうと決まればちゃんと前のめりなのがうちのチームのいいところ。早速、恒例のうさぎTip Boxちゃん開封の儀式が行われる。
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逆に、みんなに学びになり、かつ、海にも勝る非日常を提供しなければと、こちらのプレッシャーは増大する。料理を学ぶ場合、どうしても1日に食べる回数が限られるので、結果的に2泊3日でプノンペン!ということになり、見事に支出も増大する見込みw
今まで、プノンペンのカフェ飯など、必ず写真にとって送っていたけれど、やっぱりその場で見て、実際に食べて、空気を感じないと伝わるものも伝わらない。タイトルTopの写真もそうした“シェアしてきたものたち“のひとつ。いよいよ、この現場に行こう。
私はひと足さきにプノンペンで待機して、コンポントムからはメンバーだけが出発してくる。その間にも「プノンペンでは食べられるものがないかもしれないから(洋食苦手)、インスタントラーメン持っていた方がいいかな・・?」などの憂いも耳に届く。
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半ば強硬に決めたプノンペン。さあ、今年はどうなるのでしょうか・・あー、どきどき。
続く