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【英検1級取ったらTOEICの点数上がる?】公式問題集を3年振りに解いてみた!

経歴

・2018年 初TOEIC受験で950点取得
・2020年 第2回試験にて英検1級合格
・2021年 3年振りにTOEIC公式問題集解いてみる←イマココ

 仕事は英語とは無縁のことをしています笑 以前は外国人が半数の職場だったのですが、コロナ禍を経て日本人オンリーの環境になってしまったので英語を使う機会は激減しました…。

ちなみに使用した問題集はこちら
公式TOEIC Listening & Reading 問題集 8のTEST 1です。
もし同じ問題を解かれた方がいたら是非コメントにて教えて下さい👐

結果(正答率)

リスニング 94%
リーディング 98%
合計 96%=【950点】

結果、3年前の受験時とスコアは変わりませんでした…笑 

なんとなく残念ではあったのですが、最近本腰を入れて英語の勉強をしていた訳でもなく、唐突に問いた割には結構取れたのかな、という印象ではあります。
…でも悔しいです!笑 TOEIC満点取れるようになりたい!

実感した違い

全体的に

 3年前に初めてTOEICを受験した際は過集中も過集中、その時持てる全ての力をあの2時間に込めきったのを覚えています笑 そもそもTOEICの対策に特別勤しんでいた訳でも無く当日を迎えたので、せめてもの償いとして試験時間内はひたすら集中していました。それ故に試験後はどっと疲れ、知力体力精神力を全て使い切った状態だったのを覚えています。

 翻って今回は、リスニングこそ集中力不足に苛まれましたが、リーディングに至っては非常に快適に、特に内容の理解に詰まることなく、サクサクと問題を解き進めて行くことが出来ました。英検1級の英文に比べると内容も実社会に即したものなので、読みやすいことこの上無し、という感覚です(某茂木健一郎氏は「砂を噛むような」退屈な内容とおっしゃっていましたが…笑)。

解答終了時間の短縮

 制限時間のタイマーのみをかけ、終わった瞬間にタイマー解除してしまったので、残念ながら正確な所要時間は覚えていません…。
しかし、後から検証してみるとおよそ【60分~65分】で解き終えていたことが判明しました。

TOEICのリーディングパートの制限時間が75分なので、10分~15分早く解き終えたことになります。これはかなり大きな変化です。
2018年のTOEIC初受験の際にはおそらく5分弱程度しか余らなかったので、それに比べると2~3倍時間が余ったことになります。

語彙の不安感の大幅な減少

 英検1級を取得してから1年以上経過したのですが、初TOEICから英検を噛ませることでどう変化があったのか、という点についてお伝えします。

それはやはり【語彙の不安感の大幅な減少】です。
英検1級で出題された語彙がTOEICで直接出題された、という訳ではないのですが、英検1級の勉強の過程で得た副産物が今回かなり助けてくれた感じです。
2020年第2回の語彙パートの正答率はほぼ50%だったので、語彙力にはあまり自信がありません…。しかしやはりTOEICの語彙は難易度が英検1級の数段下である印象を受けました。 

敗因

リスニング:6問ミス

PART2 1問
PART3 4問
PART4 1問

・集中力の欠如
⇨普段は英語のPodcastやYouTubeで米国放送局のニュースを見ているのですが、このように試験形式でまとまって英語を聞き続けるのは久しぶりだったので集中力の維持に苦労しました…。
TOEICのリスニングはキーワードを聞き取れるかどうかが鍵だったりするので、そこをミスしてしまった故に不正解になった問題が多々ありました。

・語彙力:まさかの和製英語に引っ張られる

⇨全く同じ問題を解かれた方は分かると思うのですが、【stove】という単語にやられました…笑 この単語を聞いた瞬間に純ジャパである僕は石油ストーブを思い浮かべてしまい、本来の【料理用コンロ】と全く違うイメージを持ってしまいました…。完全に盲点です。

リーディング:2問ミス

PART7 2問

・語彙力の不足
⇨前述したとおりですが、キーワードを正しく理解出来るか否かが問題の正誤を分ける鍵だったりします。間違えた問題は完全にそこで躓きました…。


個人的TOEICのコツ


リスニング

・目を閉じて音声に集中する:注意資源の適性配分

⇨勿論事前に問題文を読む、等のテクニックはあると思うのですが、基本的に音声が始まったらそれに全神経を傾けるために目を閉じます。
これって僕だけでしょうか?持てる集中資源を浪費しないために視覚情報をシャットアウトするようにしています。個人的には割と効果的な方法です。

・自分がその場にいる当事者として聞く:アクティブリスニング

⇨これは英検等、他の試験でも流用可能だと思うのですが、リスニング試験は「試験」だと思うと楽しくも無いし、効率も良くない気がします。
自分が英語圏で生活する身として、もし会話に参加している当事者だったら?とイメージしながら聴くと内容理解が捗ると思います。

所謂アクティブリスニングがリスニングでも出来ると良いよね、という話です。
この言葉自体は心理学界隈のものですが、

受容の精神と共感的理解をもって相手の話に耳を傾け、その言葉の中にある事実や感情を積極的につかもうとする
weblio辞典より

という点では英語というフィルターを取れば同じことが試されている、と言えると思います。相手の話している内容を積極的に理解しようとする、その姿勢自体が試験としてのリスニングにおいても大きく役立つと実感しています。


リーディング

・個人名は全部自分の名前/日本の名前に置き換える

⇨「グローバルスタンダード」を標榜とするTOEICなので、日本で暮らしていると馴染みのない名前が頻出します。
JasonとかSamuel等ならまだ分かりますが、たまに中国系の名前とかインド系の名前とか、どう発音するのかもままならない名前がありますよね。
そういう名前に逐一惑わされていると解き終わりません…。
なので私は全て自分の名前か、友人知人の名前に置き換えて理解するようにしています。この方法は地味ですが効果は絶大で、置き石に躓くことなくテンポ良く読み進めるのに貢献してくれます。


・メールは【誰が誰に送っているのか】と【業界・業種】を押さえる

⇨TOEICでは「誰かが誰かに送っているメール」を「第三者(自分)」の視点から内容を把握していくものなので、そこのベクトルを正しく把握しておくのは大前提です。
また業界業種が把握できれば、自分の知識経験を総動員して内容を理解する助けになります。実際、TOEIC初受験当時、自分は学生でした。しかし現在は社会人4年目を迎え、当時に比べると社会経験も増え背景知識もかなり増えました。この知識の差も、内容を理解する上でテキストから読み取れること以上に助けてくれると思います。 

まとめ


 今回初TOEIC受験から3年振りに公式問題集を解いてみました。勿論実際の試験を受けた訳ではなく、かつ点数も割合で換算しているので950点という点数にどれだけ妥当性があるのかはわかりません。

 しかし英検1級に合格してから解くTOEICは確実に景色が違いました。何より楽しかったです笑 以前はなんでこんなに面白くもなんともない文章を膨大に読み続けないといけないんだ…と苦行の様に感じていましたが、今回は【TOEIC=情報処理の試験】と捉えて解いた所、かなりサクサク解くことが出来ました。

 TOEICを受験する理由は人によってそれぞれだと思います。就職・昇進に必要な方、英語学習の目安として受験する方、はたまたTOEICを受けること自体が趣味の方。色んな動機があると思いますが、何より重要なのはテクニック等ではなく英語力の底上げだと思います。僕もまだまだ勉強不足(いや本当に勉強不足…)なので皆さんと一緒に頑張っていけたらと思います!

ここまでお読み頂き有難うございました!
もし少しでも参考になったら❤で教えて頂けると幸いです。コメントや質問等も鋭意募集中なのでお気軽にお寄せください!

 それではまた!


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