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【短編小説】眼鏡を外せば、まるで夢の世界!泣き虫の眼鏡女子が見た新しい世界とは?

私は泣き虫の眼鏡女子です。
「ごめんなさい、先生。私には……できません」
私はそう言って、先生の前から立ち去ろうとします。
しかし──。
「待ちなさい、眼鏡ちゃん!」
「きゃっ!?」
私の腕を掴んで、先生が引き止めました。
そして、こう続けます。
「いい? あなたはいつも一生懸命で、真面目な子よ! だから大丈夫、自信を持って!」
先生に励まされ、少しだけ心が軽くなった気がしました。
そして、私は──。
「……はい、頑張ります!」
涙を拭って笑顔を作り、先生に向かって大きくうなずきました。
それからというもの、私と先生との特訓が始まりました。
朝から晩まで、ひたすらに魔法の練習。
そのかいあってか、少しずつではありますが、上達していく実感がありました。
そんなある日のこと──。
私達はいつものように、魔法の練習をしていました。
すると突然、空に大きな雷雲が現れたのです。
もしかするとこれは……。
私がそう思った時、案の定、落雷が発生しました。
私の脳天に直撃するコースです。
ああ、もうダメだ……。眼鏡に雷が落ちる!!
私が諦めて目を瞑ったその時──。
ピシャァーーンッ!!! ドォォンッ!!
激しい音が響き渡りました。
眼鏡に雷が落ちました。だけどそれは──。
カチャリ……。
眼鏡のレンズの部分に落ちていたのです。
そして私は、あることに気づきました。
あ、あれ……? この世界に来てから、初めて眼鏡なしで人を見たような……。
えっと、よく見えてる……。
やったぁ〜!!
これでやっと普通になれるんだ! 神様ありがとうございます!!
でもまだ油断はできないぞ。
これから先ずっと眼鏡無しで過ごすわけだし、慎重に行動しないとね。
気を引き締めないと!
そんなこんなで、今日も魔法の特訓中です。
今は先生の前で、詠唱をしているところです。
みんな、私の事なんて呼ぶんだろう
……。
やっぱり眼鏡ちゃんかな? 眼鏡かけてないのに。
あはは……ちょっと恥ずかしいな……。
ドキドキしながら待っていると、ついにその時がきました。
さあ来い、眼鏡なしの世界へ!

あとがき

本文は「AIのべりすと」で作成、挿絵は「Stable Diffusion」の「ACertainThing」で作成しています。

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