架鉄サイトの方針
とりあえず自分向けの覚え書きです
サイトの構成は「ある運転士のひとりごと」としようかと思います。個人的には保守の立場からもいろいろと車両デザインについて語りたいところはあるのですが、電車は走ってナンボなので運転のフィーリングを中心に構築するサイトにしたいと思っています
たとえばこんな感じ
「この車系はトルク自体は12,100㎏あるので走りに不満はないが、M+Tという構成はミカキューの線形から言ってフィーリングに若干の難がある。特に雨天の北行きは、M台車が先頭になるため推定式方式のGTO-VVVFだとギアリング5.85の浅さをもってしても空転しそうになる。これをいち早く察知してノッチを戻すといった緊張が加速中にあるのはややストレスだ
T車が先頭になる南行の場合、空転に関してはT台車が露払いしてくれるのでまず心配はないのだが、グイッと後ろから押される感はハンドル操作との一体感に乏しく、特にブレーキの際のフィーリングはあまり好みではない。130km/hからのブレーキングではコンマ数秒の空走が制動距離に影響するので、コントをIGBTに換装の際、できれば8500系のように1C2M構成にして動台車を妻面に集中できないものかと思ったが、1C4Mのまま更新されてしまったのは、返す返すも残念だ」
みたいなね
こういった語りの中に「工場の人間に話を聞いたらどうたらこうたら」みたいな感じで、保守側の視点、運転側の視点など、いろんな視点で車両を語るみたいにできないかなって考えているのよ
保守の立場にとっていいクルマと運転の立場でいいクルマって微妙に違うから、そういった異なる視点から車両を解説することでデザインの肝が描けるんじゃないかなって思うんだよね。そんなのリアルじゃないと言われりゃあそうですねとしか答えられませんが、俺がつくりてぇんだよ文句あるかよ
ぶっちゃけ路線だとか歴史だとか考えたくないので、車両だけでも違和感を覚えないサイト構成をちょっと考えてみたいんだよね
鉄道車両ってのは作業機械ですから、要求された性能があってそれに沿って製造されます。だから設定された運転曲線には間違いなく乗れるので、車両ごとの差なんて大きな差にはなりません
でもそのちょっとの差が、毎日運転すれば、毎日保守すれば気になってくるものです。まったく同じに造っているはずなのに車両ごとにフィーリングが異なる。それはほんのわずかな差なのですが、やはりそのわずかな差はプロであれば気になるものなのです。きっと
実際現代のVVVF車は昔ほど性能にばらつきはないんですけど、まあそれでも切り口はいくらでもありますよ
おそらくこのサイト、俺しか楽しめないと思います
でも、俺が楽しめるならほかの全員が楽しめなくても俺にとっては大成功ですから