設定を溶け込ませる


パソコンの性能が終わっているので、レンダリングに8時間もかかりました。それでも手描きよりはずっと早いんですが

 あまりいじくり倒し続けても仕方がないので、8200系はこのくらいにしておきましょう。足りない分は必要になったらおいおい足していけばよろしい
 さてこのミカキュー8200系、1992年登場となっておりますがこの1年後に名鉄3500系が登場します。100系に次いでの名鉄の本格的VVVF車ですね

名鉄3500系。めちゃくちゃ速い通勤電車です。定加速領域の加速力こそ2.0km/h/sですが、上は130km/hくらいまで余裕でトルクを残してます

 で、ミカキューは名鉄と相互乗り入れをして名古屋と金沢を結びます。その「足の速いミカキュー」に乗り入れる車両としてデザインされたのが名鉄3500系となるわけです
 定加速領域の加速力2.0km/h/sは旧型車並みの鈍足ですが、その代わり130km/h付近でも余裕でトルクを残して100km/hからの再加速でもぐいぐい伸びる。平坦線均衡速度は150km/hくらいまで行けるスピードモンスターです。まさにミカキュー直通車両としてふさわしいといえましょう。なんだこのチート性能
 ただまあミカキュー8200系と名鉄3500系は性能に若干の違いは発生します。そりゃ名鉄だってミカキューのことだけを考えて性能を算出できませんからしかたありません
 たとえばギアリングは3500系が5.65なのに対して8200系はさらに1段浅い5.28です。いや5.65でも十分浅い(現代の電車の標準的なギアリングである6.53から見たら2段も浅いです)んだけど、ミカキューは130km/hを常用するため高速での性能を安定させる必要があります。なので定加速領域での電流増を容認(ゆえにパンタは2パンタです)してギアリングを浅く取っています。モータ出力も3500系の170kwに対して8200系は180kw。これはどちらかというと定格速度を72km/h前後に取りたいために算定したパワーです
 なので8200系を設定する際に気を付けたのは、取り回しを名鉄3500系と合わせる一方で、それにアペンドする形でミカキューでの必要な性能を付与するように組みました
 運用の設定では名鉄犬山線の急行が毎時2本美濃まで乗り入れ、ミカキューは特急が毎時2本、小牧線(+上飯田~森下間に新線建設)経由で名鉄瀬戸線の栄町まで乗り入れる設定です
 これだと若干ミカキュー側の乗り入れ距離が超過してしまいますが、その分は名鉄から6000系を2両借りて、美濃太田~関間のローカル運用で調整したいと思います。性能的にもこの区間は6000系にぴったりですし

加速力自体は制御段手前までで2.0km/h/sしかありませんし、トップのトルクも90km/hでへろへろ、105km/hくらいで力尽きてしまいますが、駅間1kmを経済的に走るなら悪くない性能です

 6000系のウイークポイントは750Vモータという点で、定格で750Vなんていう電圧をモータにかけているためフラッシオーバがおこりやすい。特にWFかかってるときにほかの電車がブレーキ駆けて回生電流が流れ込んでくると結構怖いです
 でも最高速度80km/hくらいで駅間1km程度のところを走るなら結構使いやすい電車ですので、名鉄から借りるにしても3100系より6000系ということにしておきます。ただ、ギアリング6.06は美濃以北の駅間距離が長い区間には「まったく」不適合なので、運行区間は美濃太田~関限定ということで
 とまあこんな感じで車両の設定は夢が広がりますが、次は初代特急車でもモデリングしましょうか

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