新架鉄始動?
前のアカウントがパスワード忘れたうえに、登録していたメールアドレスがアクセス不能な古いもので詰んでしまったためこっちで新規にやり直そうと思います。新架鉄の名称は美加急行。路線はこんな感じです
まだ床下とか屋根が仮設置なんですが、おおよその骨格はこんな感じ。光源の関係でビードが見えませんが、ビードがついた1990年代のステンレスカーです。ビードが見えるようにレンダリングしたのがこんな感じ
ロールアウトは1992年、日本車両製造が製作を担当しています。美加急行は名前の通り美濃と加賀を結ぶため、名古屋財界の影響力、特に名鉄の影響は避けられません。ていうか路線図を見てわかる通り名古屋へのアクセスは名鉄に依存していますので、当然あらゆる点で名鉄のテイストが混ざります。なので車両メーカーは日本車両製造以外選択肢がありません
電装は三菱電機です。地縁の強い名古屋で商売するということは、できるだけ地元の企業を選択するということにつながります。美加急行の特急は名鉄小牧線に乗り入れて名古屋に向かいますが、その小牧には何がありますか? 三菱名誘ですね。そうなれば電装は三菱に決まるんです。名鉄は愛知電気鉄道からの付き合い(名古屋財界は「付き合い」を重視します)で東洋電機と三菱電機が半々になっていますが、美加急行は1993年開業なので昔ながらの付き合いというものがありません。なので電装品は三菱一択となります。もちろん空調は三菱電機謹製のラインデリアが搭載されます
そして今回美加急行の特徴としては、「徹底的な住友外し」をする予定です。歴史的経緯から名古屋財界において住友と三和は(このあたりは政治的な話も入るので避けますが、愛知万博の際にまあいろいろあって住友とは和解ムードらしいですし三和は影も形もなくなってますので今はそれほどでもないみたいですが、1990年代はまだ住友憎しってーのがあったみたいです)けっこう嫌われています。現実には雪解けムードであろうが、架鉄のデフォルメとしてここはひとつ「住友嫌い」を徹底してみようかなと思います
例えば台車、多くの鉄道は住友金属の台車と車輪を使っていますが、美加急行では日本車両の台車と新日鉄の車輪で行きます。内装のデコラ(デコラは住友ベークライトの商標)も他社のメラニンを使うし、ラッピングフィルムもスコッチカルXL(住友スリーエムの製品)は使いません
この徹底した住友外しから、旧トヨタ系の人材が美加急行の設立にかかわっているという骨格にできるわけです
三和銀行に関しては美加急行が当初東海銀行と取引(これは名古屋の会社として自然な流れです)して建設を進め開業したのち、三和銀行との合併騒ぎで美加急行どころか名古屋財界が散々振り回されて挙句東海銀行を事実上乗っ取った経緯から、三和銀行は美加急行の敷居を跨がせないとなるのは名古屋の企業としては自然なことです
美加急行は越美南線を高規格化して、名古屋~金沢を2時間で結ぶという路線を考えています。最高速度はトンネル内184km/h、明かり区間164km/h。普通車は運行コストの関係から134km/hを最高速度とする予定ですが、それ故に足回りはギアリング5.28~5.65と浅く取り、最高速度を重視した性能となる予定です。その代わり定加速領域での加速性能は2.0km/h/sとかなり遅くなる予定ですが、駅間距離が長いのでそこまでハンデにはなりません。むしろ定加速領域を90km/hくらいまで引っ張りたいので、ギアリングは可能な限り浅く取りたいところです。低速は電流増でカバーするため2パンタにしているわけですから
高速性能と経済性をどのへんでバランスさせるか、これが検討課題ですね
というわけで新架鉄、始めます