「居場所」の話
あなたは今、「何処」に居ますか?
その昔、自分は学生時代の大半をゲームセンターで過ごしていました。
この方のように、自分もゲームが上手いわけでなく
(ゲーセンではゲームが上手ければ羨望の眼差しを得る。峠で一番早い奴が一番みたいな風潮。文化?が、あったように感じます)
ただのモブとして、それでも楽しく自堕落でキラキラした時間を過ごしていました。
ぼくの場所はここなんだ、そう思って毎日を過ごしていました。
気の合う仲間と身内ネタをこすって笑ったりはしゃいだり
痴情のもつれがあったり大喧嘩したりと
全てがいい事というわけでは無いですが、
それでもぼくにとって大事な思い出になっていると思っています。
ただ、昔と違ってこういう雰囲気のゲーセンは激減しました。
ぼくの通っていたゲーセンも今は潰れて貸し倉庫になっています。
そして居場所を見失った自分が色々あって
今、行き着いているのが「着ぐるみ界隈」です。
思えば遠くにきたもんだ
YouTubeでのグループにも所属していて、
そちらも大事な繋がりだと感じていますが
今回は着ぐるみ界隈にフォーカスを合わせて書いて行きます。
着ぐるみ界隈は「第三の場所」たり得るか
「自宅」と「職場」以外の繋がり「第三の場所」
平たく言うと友人関係だったりサークル的な場所かなと思いましたが
Wikiを見るとどうもそういう定義とはちょっとズレている気もします。
この「第三の場所」今回のポストで知りましたが
凄くいい言葉だと思いますので、この記事では多様させて頂きますが
ぼくの解釈では、「対人関係」に関する意味合いが強い気がします。
この記事ではそういう意味合いとニュアンスで
「第三の場所」という言葉を使わせて頂きます。
今のぼくにとって今の着ぐるみ界隈は「第三の場所」として機能しているように思います。
イベントに行けば顔なじみとあって気さくに話をしたりしてリラックスして過ごせる時間も増えました。
ただ、最初からそうだったというわけではありません。
着ぐるみ界隈において、着ぐるみを持たずに一般人としてイベント等に参加していると
自分なんて居なくてもいいのでは?
とそんな気持ちになるという話を聞いたり、
なんなら着ぐるみを持ってない頃は、ぼくもそう思ったことがあります。
仲の良さそうなあの人達の輪に入るにはどうしたら良いのだろう
あの着ぐるみに声をかけたいけど勇気が出ない
そう思いながら指を咥えて見ている時期もありました。
(今でもメスケモの前ではめちゃくちゃキョドります)
最初は、色んなイベントやオフ会に積極的に顔を出して
地道に交流して顔なじみを増やしていって
友達を増やすために自分から積極的に行ってみたり
基本的には空気を読んで立ち回って
(これが難しいんですけども)
対人関係に強くなれば自然と周りに人は集まってきます。くるはずです。
まぁ、それがどんなきっかけでそうなるか
そもそも自分と波長が会う相手と巡り合うかなんて
それこそ環境によりけりなので、人それぞれなのですが
自分はそんな感じで、気がつけば輪の中に居たという感じです。
ほんといつもお世話になっております。ありがとうございます。
ぼくらにはモブが足りていない
着ぐるみを持っていなくても物怖じせずに
どんどんイベント参加して、どんどん交流すると良いと思います。あくまで空気を読みながら
たまに着ぐるみ参加じゃないと、イベントに参加出来ないのでは、と思う方が居ますが
近年は体感で言うと全く逆です
着ぐるみ参加している人と一般参加の比率がどんどん逆転していて
アテンドや写真撮影する人が不足していますし
人間の需要がどんどん上がっている気がします
人口はちゃんと増えているのですが
人間がどんどん減っているのです
だから着ぐるみを持ってないから参加しない。
というのは本当にもったいない。
モブでもいい。ただそこに居るだけで
イベントに、オフ会にあなたが来てくれるだけで
楽しい顔を見せてくれるだけで良い
そんな場所を作りたいし、来てくれてありがとうと言いたい。
言ってもらいたい。
「この界隈」ケモナー同士、そんな健全な感情ばかりでは無いかもしれないと思います。
本当に色んな感情や思惑が見え隠れする瞬間もあります。
深入りしてはいけない場所もあちこちにあります。
この場所が世界の全てになってしまうのは良くないです。
あくまで土台があっての話です。
そこだけは履き違えないようにしてください。
それでも、この趣味をきっかけに集まれた場所が
「第三の場所」たりえたら良いなと、ぼくは思います。
そして、あなたの「第三の場所」が思い浮かぶなら、
どうかその場所を、これからも大事にしてあげてください