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【ビルドログ】cool664

今回はm.ki様のcool664というキーボードを作ります。二点購入すると左右分割キーボードになりますが、今回は左手用のキーボード(ゲームパッドとして使用予定)を作成します。

自作キット片手分と、オプション部品Aを購入しました。
LEDは今回つけません。

1,ダイオード

まずは基板の左右を確認します。基板下部にFront-Left side、裏側にはFront-Right sideと記入されています。今回は左手用を作りますので、Front-Left sideと書いてある方が表(上)になります。

左下にFront-Left sideの文字があるので今回はこちらが上になります。

ダイオードは下面につけますので、裏側から挿して表面をはんだ付けする形になります。写真はダイオードを裏側から挿したところです。表面実装のダイオードも対応しておりますが、今回はリードタイプのものを使います。(オプション部品Aに入っているのもリードタイプのダイオードです)

2,スイッチソケット

スイッチソケットを裏面に取り付けます。片側に予備はんだを盛って、仮止めしながらはんだ付けをしていきます。スイッチソケットには方向がありますので、はんだ付けの際には注意が必要です。

裏面にソケットをはんだ付けします。
ダイオードの取り付け、ソケットの取り付けが終わった後の裏面はこのような形になります。

3,リセットスイッチ

リセットスイッチをはんだ付けします。スイッチをPCBの表から差し込み、裏面をはんだ付けします。

スイッチを表から差し込みます。
裏側からはんだ付けします。

4,ProMicro

ProMicroを取り付けます。今回はピンヘッダを使ってはんだ付けします。表からPCB、ProMicroの順で重ね、裏からピンヘッダを挿します。
この状態で表からはんだ付けをします。

ProMicroの部品が乗っている面がPCB側に来る向きが正解です。表からはんだ付けをします。

この状態で、裏側からピンヘッダのプラスチック部分をペンチで引き抜きます。とても硬かったのですが、少しドライヤーで温めながら引っ張ると抜けやすくなりました。
プラスチック部分が抜けたら、ピンが長い場合はニッパーで切り、裏面からはんだ付けします。ピンが長すぎるとケースに干渉してしまいます。

裏からはんだ付けした図。

5,ファームウェア

ReMapに接続し、ファームウェアを設定します。この際に一度キースイッチをはめ込んで、全てのキーが動作するか確認してください。
筆者は2つのキーが反応しなかったので、該当箇所のソケット部分とダイオード部分にフラックスを塗り、再度はんだを温めなおすと認識するようになりました。
※現段階で修正しないとケースを組み立てた後にはんだをし直すことになり手間がかかります。

6,組み立て

スイッチプレートが一番上に来るプレートになります。6mmのネジ(キットの短い方のネジ)をスイッチプレートの穴(5か所)に入れて、スペーサーで受けます。
次にスイッチプレートとPCBを重ねてスイッチを差し込みます。今回はOutemuのSilent Peachを使いました。

スイッチのピンがソケットの穴に刺さる様に気を付けて差し込みます。スイッチがアクリル板に良い感じにハマらなかったので、スイッチをやすりで削って形を整えて挿しました。(無理に押し込んだところはアクリルにひびが生じてしまいました。皆様もお気を付けください。)

キースイッチを付けたら、スペーサーにミドルプレートの穴が通るように挿し、最後にボトムプレートを付けます。下部分を6mmのネジで止め(二か所)、上部には更に細いボトムプレート2枚を重ねて8mmのネジで止めます(三か所)。

上の三か所が8mmネジ、下の2か所が6mmネジです。

7,完成&感想

組み立てが終えたら、キーキャップをつけて、お好みで裏にゴム足を貼ったら完成です。

かわいい

今回はゲーム用の左手キーボードを作ろうという趣旨でしたので、片手用です。自作キーボードキット、ミニマムなものは数字列がないものが多いのですが、ゲーマーにとっては数字列は欲しい…!!!!ということで非常に痒い所に手が届く配列だなと感じました。
実際にゲームをプレイしてみましたがキーの過不足を感じない&デスクが広く使えるのでかなりいい感じです。チャットを打つ必要があったり、必要なキー数があまりにも多いゲームには向かないかもしれません。
初めてのオーソリニア配列で、どうしてもキーを間違えてしまう場面はありますが、使っているうちに仲良くなっていけたらいいなと思います。
あとオーソリニア配列めっちゃかわいい。本当にかわいい。
作って良かったです!!素敵なキットの販売有難うございました🎮