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キー数削減のすゝめ
最近、30パーセントキーボードに挑戦する!といった話や、コンパクトキーボードに憧れるけどうまく使いこなせる気がしない…といった投稿を見かけることが増えました。そこで自分なりにたどり着いた配列についてや、キーマップやキー数削減についてまとめてみることにしました。
主張したいこと
・自分に必要なキーを把握する
・キーボード1つで完結せずともマクロパッドを使えばOK
先に主張したいことを簡潔に述べると上記の2点になります。30%への移行だけではなく、サイズダウンの際には共通して言えることだと思いますので、興味がある方の参考になれば幸いです。
メインで使用しているキーボード
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quailz36という36キーの自作キーボードです。必要最低限のキーを残して設計しました。キーマップは下記の通りです。
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使用しているのは2レイヤーです。
shift、ctrl、altは頻繁に使用し、shift+altを押しながらマウスを動かしたりするためそれぞれ近くに配置しています。また、左右のアローキーも頻繁に使うため1レイヤー目に配置しています。
基本的にはこのキーボードのみでも問題はないのですが、数字キーが1レイヤー目にないことがだんだんと窮屈に感じてきたため、マクロパッドを添えるようになりました。
メインで使用しているマクロパッド
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kinkoban14というマクロパッドです。こちらも自分で設計しました。
12キーに二つのエンコーダーを配置しています。
キーマップは下記の通りです。
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数字キーとFキーを配置しています。
数次キーが1レイヤー目にあるため、キーボードのみのタイピングで感じていた窮屈さがなくなりました。
Fキーはキーボード側にも配置しており、マクロパッドではほぼ使っていないため、10キー余裕があると考えるとかなり自由度が上がります。
エンコーダーにはマウスホイールのup,downと、アローキーのup,downを設定しています。
しっくりくるキーマップにたどり着くまで
最初は慣れない配列、キー数だと上手くタイピング出来ないと思います。
ストレスを感じたり、不便さを感じることだと思います。
その中で「このキーが無いの不便だな」「このキー実はあんまり押してないんだな」等、それぞれの気付きがあると思います。
気付いた点を元に考えると、自分が不自由なく使えるキー数、配置が見えて来るかと思います。
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上記はAlphalpha+という非常にコンパクトなキーボードです。
一目惚れして使用を開始したのですが、中々に困難が多かったです。
このキーボードを通して見えた自分の大きな特徴は
・親指Enterやbkspは向いていない。右端の列に欲しい
・shift、ctrl、altを思ったより多用している
・記号は2レイヤー目に入れてもあまり不自由しない
という点でした。
他にもこまごまとした拘りが出てくると思いますが、その度に
・じゃあどこにキーを足したら自分は使えるようになるのか?
・どのキーを誤タップするのか?
・どのキーが無くて不便を感じる回数が多いのか?
と自問自答しながら譲れない点を見つけていきました。
そして自分自身で使いやすい配列、キー数を考えて設計したのが
上述のquailz36や、alpharain36になります。
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Alphalpha+をリスペクトしており、自身で設計したキーボードです。
また、自分が数字キーをマクロパッドに逃がした件ですが、40%以下のキーボードには数字行はほぼほぼありません。他の方が設計されたものや、販売されているキーボードを使いたいことも多々あります。その際にマクロパッドさえあれば躊躇いなく購入できるようになりました。
また、今後設計するキーボードでは数字行を省くことができるのも大きなメリットでした。10キー分基板を小さくできるし、ソケットなど部品も10個減らせるのでちょっとした節約になります。
個人的にオススメしたいのは、
一般的な配列で削られやすいもの(数字キー、アローキー、記号キーなど)のうち、1レイヤー目にあって欲しいキーをマクロパッドに逃がす
ということです。
キーを配置する場所がないからこのキーボード買うのどうしようかな…という悩みから解放されます。
まとめ
冒頭でも述べましたが、
・自分に必要なキーを把握する
・キーボード1つで完結せずともマクロパッドを使えばOK
この2点がポイントだと思います。
無理してキーボードをサイズダウンする必要もないのですが、この記事が小さいキーボードにチャレンジしてみたいけど…と悩んでいる方の背中をそっと押せたらいいなと思います。