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【ビルドログ】Joker8
今回はJoker8というマクロパッドを組み立てます。
alg様のboothにて購入できます。名刺ケースにも入るマクロパッドということでとてもコンパクトな設計です。カラーも6色から選ぶことが出来、個性を出すことが出来ます。筆者は白を選びました。
1,プレートのやすり掛けと側面塗装
まずはプレート各種の端にあるギザギザを滑らかにするためやすり掛けをします。しなくても作動はしますが、服や皮膚がひっかかると悲しくなるのでしておいた方がよいと思います。
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やすり掛けが終わったら、プレート各種の側面を油性ペンで塗っていきます。これもやらなくても動作には関係ありませんが、出来上がった時の見た目が少し良くなります。
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2,スイッチソケット
Choc V1に対応しているものが8個必要です。※MX用ではないので注意が必要です。
スイッチソケットをはんだ付けしていきます。赤丸で囲っているところにソケットを付けるのですが、それぞれの左部分(さらに小さな赤丸で囲っているところ)予備はんだを付けていきます。何かと何かを付ける作業ではなく、ちょっとずつ所定の個所にはんだを盛っていくイメージです。
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ソケットの向きに注意してソケットを並べ、先ほど盛った予備はんだを溶かしながらはんだ付けしていきます。
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次は反対側をはんだ付けします。こちらには予備はんだがないので、新たにはんだを提供しながら通常のはんだ付けと同じ要領でつけていきます。
右側も全てはんだ付け出来たら、左側を再度はんだ付けします。今度は予備はんだを使うのではなく、新たにはんだを提供しながら通常のはんだ付けをします。
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2,ファームウェア
この段階でファームウェアの書き込みをします。
KermiteとPRK Firmwareに対応しておりますが、今回はKermiteを使用しました。どちらも触ってみましたが、Kermiteの方が初心者にもわかりやすいかなと思いました。
3,Seeed XIAO RP2040
次はSeeed XIAO RP2040をはんだ付けします。
向きや位置を本家様のビルドガイドでしっかり確認し、このように重ねてマスキングテープで止めます。
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Joker8はコンスルーやピンヘッダなどを使用せず、基板に直接はんだ付けする形になります。まずは4隅をはんだ付けし、そのあと残りをすべてはんだ付けします。
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ここまで出来たらはんだ付け作業は終了です。
動作確認のために,組み立て前に一度スイッチをはめて入力が出来ることを確認します。
4,組み立て
各プレートを重ねてねじで止めます。少しRP2040が干渉してしまっていたのでヤスリで形を整えました。裏にはゴム足を貼ります。
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次にスイッチを差し込みます。足が折れないように位置を確認してはめ込みます。そこそこ強めに押し込まないと入らないときもあります。(無理に力を入れないよう注意)
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キーキャップをつけて完成です!!
再度Kermiteに接続し、キー配置をカスタマイズしました。
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今回使ったキーキャップとスイッチはこちらです。スイッチは茶軸です。
5,感想
ソケット式のもの、choc対応のものは初めて作りましたが上手く行ってよかったです。スイッチソケットの方がキースイッチを直でつけるより作業が楽かもしれません。あとはカスタマイズが好きなので軸交換が簡単に行えるのも利点だなと思いました。
Joler8は見た目がシンプルながら可愛く、お洒落なデスクにもビジネスなデスクにもどちらにも会いそうです。ボタンも8個あり、ちょっと足りないキーを補いたいというときに非常に便利だなと思いました。
手順も難しいところはそんなになく、初心者の私でも問題なく作れました。素敵なキットの販売有難うございました!