【ビルドログ】Noraneko52R
今回はNoraneko52Rのキットを組み立てます。
こちらは堕落猫さんが設計されたキーボードで、boothにてキットが購入できます。
私が購入したものはVer1 になります。
1,ファームウェア
先にRP2040-Zeroにファームウェアを書き込んでおきます。ファームウェアは本家ビルドガイドからDLできます。
2,抵抗
抵抗を2か所にはんだ付けします。抵抗は裏面に来ますので、PCBの裏から挿して表面をはんだ付けする形になります。抵抗に向きはありませんが、色コードの向きを揃えておくとコードがわかりやすいです。
3,LED
まずこちらのPCBですが、最初から表面実装ダイオードとWS2812B(大き目のLED)が実装されています。
ですので、自分ではんだ付けするLEDはSK6812MINI-Eになります。
このLEDには向きがあり、猫のマークのところに欠けのある足が来るようにします。1つのLEDにつき4本足がありますので、これを一つずつはんだ付けします。まずはLED一つにつき一か所予備はんだを盛り、仮固定しながら作業をするとやりやすいです。
また、小さいパーツの作業となりますのではんだを盛りすぎると隣の箇所まで侵食してしまい、短絡の原因となりますので注意が必要です。私は2回ほどやらかしましたので自信がない方ははんだ吸い取り線を用意しておくといいかもしれません。
LEDは一か所不具合が起きるとそこから先につながれている全てが光らなくなりますので、一列はんだ付けが終わることに確認することをオススメします。
写真ではRP2040-Zeroをコンスルーで接続してテストをしています。
4,PCBソケット
MX用のPCBソケットを取り付けます。間違えてchocを買わないように注意してください(私はやらかしました)。
向きに注意して(シルクプリントに合わせればOK)、PCBの裏面にはんだ付けしていきます。こちらも予備はんだを片方に盛ってからはんだ付けするとやりやすいです。
5,RP2040-Zero
今回はコンスルーを使いました。
高さ2mmのコンスルーを使いましたがで大きく干渉することもなく取付できました。
6,スイッチ確認
この時点で一度スイッチを取り付けて、全キーが認識しているか確認します。組み立ててしまうとはんだをやり直すのが大変になるのでこの段階で確認することをオススメします。
Noraneko52RはRemapに対応していますので、こちらのテストモードで確認するのがわかりやすいかと思います。
7,組み立て
トッププレート、ミドルプレート、ボトムプレートがあります。
トッププレートは猫のイラストが入っているもの、ミドルプレートはトッププレートに形が似ているもの、ボトムプレートは一枚板のものになります。
重なり順としては
トッププレート
ミドルプレート
ねじ
PCB
スペーサー
ボトムプレート
ねじ
となります。
まずはスタビライザーを先に付けます。
その後にPCBとスペーサーをねじで固定。(PCB側からねじを挿します)
その後に後ろからボトムプレートを重ねて、ボトムプレートとスペーサーを固定します。(ボトムプレート側からねじを挿します)
次に表面にして、PCBの上にミドルプレートとトッププレートを重ねた上でスイッチを差し込んでいきます。
今回選んだスイッチはこちら。
TECSEEのCarrotです。アリエクなどでも買えるようです。以前フリマサイトで譲っていただき眠っていたのですが、押し心地がスムーズでいい感じなので今回採用しました。
ピンを曲げないように真上から差し込んで、差し込み終わればキャップを付けて完成です。
8,完成&感想
できました!とてもコンパクトでかわいいサイズ感です。
こちらのキーボードでフォトナをプレイしているフォロワーさんのツイートを拝見したのがきっかけでNoraneko52Rを購入しました。ちょうどFPSプレイに使うキーボードを探しており、その個人的な条件として
・数字列がある
・スペースキーがそこそこ大きい
・ロウスタッガード配列である
・60%キーボードより横幅が小さい
・英字キーが一通りある(チャットを打ちたいため)
この5点でした。こちらをすべて満たしており、ネコデザインでかわいいこともあり即購入を決めました。
取り急ぎVALORANTをプレイしてみましたが、今までのキーボード(ANSI配列の60%キーボード)と大幅に使用感が変わることはなく、その上でマウスの振り幅を大きく出来るところが非常に魅力的だと思いました。
今までTKLではマウスが衝突し、60%でギリギリ。もう少し小さいキーボードがあればなぁとずっと思っていたので個人的なニーズにぴったり合いました。
60%でも大きいんじゃあ…というお悩みを抱えているFPSプレイヤーの方に是非お勧めしたいです。マクロパッドとは違い素早くチャットも打てるので意思疎通もばっちりです。
ここまでゲーム用途の話しかしていませんが、事務作業やタイピングにも申し分ありません。右側の記号キーが一部無いくらいで一般的なキーボードとレイアウトやキーもほぼ変わらないので、レイヤー設定でよく使う記号を設定しておけば違和感なく馴染めると思います。
デスクが広く使えるので事務作業との相性もいいかと思います。
素敵なキーボードの設計ならびにキットの販売、本当にありがとうございますm(_ _)m
堕落猫さんのキーボードはスタンダードな配列のものからオッ?!っと思わされるようなものまで沢山ありますので是非チェックしてみてください。
個人的にはGUN-NUM(デビサマのGUMPみたいでかっこいい)、Ieneko42R(さらにコンパクトだが使い勝手がよさそう)が気になっています。