40歳でも彼氏ができた女(4):婚活難民だったわたしに彼氏ができた理由。
どのくらいわたしの婚活がうまくいかなかったかって、もう書き始めたらたぶん一生終わらない。
なにを根拠にあんなにのんびりしていたのか、何度思い返しても自分の気持ちが分からないくらい、わたしは周りよりも結婚できないことに焦りがなかった。
自分としては30歳くらいから結婚したいとは思っていたけれど、やっぱり本当に本気を出したのは結婚相談所に入ったくらいからだろう。
40歳になる3ヶ月ちょっと前だ。遅すぎる。
婚活パーティーにはここ2、3年で20回は行った。
お見合いは25回はした。
アプリの人と会ったのなんて、初めてアプリを始めた頃から数えたらもう何人か分からない。
何人ものひどい男性に出会い、時には恋愛沙汰を起こし、そしてわたしは40歳になった。
40歳を迎えた誕生日の0時になった瞬間、部屋で1人過呼吸になりそうになったのは、後世に語り継いでいきたい。
そんなわたしがなんでこんなにもあっさりと彼氏ができたのか、振り返ってみたい。
この記事でもちょっと書いてるんだけど、もう一度。
25人くらいお見合いを終えた時に、
「このままの自分では結婚できない」と本気で思った。
結婚できない理由がどこにあるのかもう分からなくなっていたけれど、ある日明確に、どうすべきか分かった。
「自分が変わらないと結婚できない」
イナズマが落ちたとまでは言い過ぎだけれど、目が覚めた感じがした。
わたしの花嫁姿を楽しみにしていると言っていたのに見せてあげられなかった、天国のおばあちゃんが導いてくれたとか?オイ孫イイカゲンニシロヨ
わたしは、相手とどんな関係性でいたいか、どんな結婚生活にしたいか、まじめに考えてみた。
まず、わたしはとにかくありのままの自分をかわいがっってもらいたい。
いい歳してかわいがってもらいたいとか、自分で言うのはとても気恥ずかしいけれど、もうここは天国のおばあちゃんに免じてどうか許してほしい。
もう疲れたんだ。
もっと好きになってもらおうと無理をしたり、相手の顔色を伺ったり、言いたいことも言えないこんな世の中じゃポイズン、は。
そして、色々なことをちゃんと話し合えるような家族になりたい。
わたしの一番の味方でいてほしいし、わたしだってそうでありたい。
一緒にご飯を食べながら色々な話をして、週末は一緒に映画を見たり、美味しいものを食べにドライブしながら出掛けたい。
日本中を旅したい。
ということはだ。
つまり。
優しくて、ちゃんと話し合いをしてくれて、このままの自分を好きになってくれて、楽しく過ごせて、清潔感がある人、ならもう誰でもいい!
それ以外、もうなにもいらない。
いや、結構あるな。
とにかく、今まで真っ先にチェックしていた「年収」は気にしないことにした。
「スマートな人」のことをすぐに好きになっていたけれど、わたし自身が無理してしまうから、わたしが思い描く未来には合わないと気づいた。
こうやって一度立ち止まって、本当にわたしが求めているものを根底から整理し直した。
そしたらあっという間に出会えた。
Mさんの名誉のために書くと、年収はハッキリは分からないけれど、決して低くはないと思う。
それに、もうMさんの年収がどれくらいかなんて気にならないほど、Mさんの内面が大好きだ。
スペックは、その人の魅力のうちの1つってこと。
そんな当たり前のことになかなか気づけなかった。
でも気づいたら、現実は一気に動き始めた。
あんなに辛かった婚活の日々がうそみたいだ。