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【イベントレポート】ブラームス室内楽シリーズ第1回 弦楽六重奏
2023年10月28日(土)
サルビアプレミアムクラシック ブラームス室内楽シリーズ 第1回 弦楽六重奏
出演:長原幸太、宮崎絢花(ヴァイオリン)/鈴木康浩、森野開(ヴィオラ)/矢部優典、金子遥亮(チェロ)
神奈川フィルハーモニー管弦楽団首席奏者・大島亮氏をシリーズ・プランナーに迎えてお届けする室内楽シリーズの第1回を開催しました。
生誕90年のブラームスをテーマとする初回は弦楽六重奏、チケットは早々に完売し、華やかなシリーズ開幕となりました。
響きが自慢の音楽ホールでは、共催の弦楽四重奏が有名ですが、今回は六重奏。ホールとの化学反応はいかに?
チャイコフスキー:弦楽六重奏曲 Op.70
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フィレンツェ滞在中に着想された、チャイコフスキー最後の室内楽作品で「フィレンツェの思い出」の副題があります。
1楽章は冒頭からクライマックスを迎えたかのような、豪華絢爛な響き。2楽章はお互いに話し合うかのように歌い、物語を紡いでいきます。憂いを帯びた印象の3楽章から躍動感のある4楽章へ。厚い響きと緊張感のあるフーガを抜けると曲の締めくくりまで駆け抜けていきます。
ブラームス:弦楽六重奏1番 Op.18
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シリーズ・プランナーの大島氏が、長原セクステットにぜひ演奏してほしいとオーダーした曲です。
ブラームス27歳という若い頃の作品ですが、すでにブラームスらしい重厚で豊潤な響きに満ちています。どの楽章も瑞々しく情熱的なエネルギーに溢れ、何度弾いても、何度聴いても魅了されます。
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アンコール
ブラームス:ハンガリー舞曲第5番
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更に今回はもうひとつ、「ベテランと若手の競演」というプランナーからのミッションがあったことを、アンコール前に長原氏が明かしてくれました。
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第一ヴァイオリン、第一ヴィオラをそれぞれ宮崎さん、森野さんに交代してのハンガリアンダンス。前日に決まったというアンコール曲を、若手がエネルギッシュに聴かせ、拍手の嵐!これほど長く続く拍手を久しぶりに聞きました。ブラボー👏👏👏
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・とても緻密で情熱的ですばらしくて感動しました
・6人のハーモニーはオーケストラ並みの迫力があった
・室内楽にふさわしいホールですね
・五つ星レストランのフルコースを2回楽しんだ気分です
・長原さんがコンセプトをおっしゃっていましたが、それを体現されていて本当にすてきなコンサートでした!
担当後記📝
シリーズの出演者として大島さんから最初に提案されたのが長原幸太さん。ご存知、読響コンサートマスター!大スターです✨
つても何もなく、ほとんど突撃に近い形で「神奈フィル大島さんからのご指名です!」とオファーさせていただいたところ、即答でご快諾いただきました。大物感などみじんも出さない気さくなご対応に、こちらが拍子抜けするほどでした。
その第一印象は本番まで変わらず、非常にスムーズに進行させていただきました。リハーサルでは場を盛り上げながら和やかにリードされている姿に感動。またご縁がありますように!と願うばかりです。
さて、第2回は11月26日(日)。
今度はジュニア&神奈川フィルの共演に加え、ブラームスのクラリネット五重奏です。こちらも聴きごたえ十分です。どうぞお楽しみに!
(スタッフ さわら)